Getty Images Sport元RBライプツィヒのDFであるダヨ・ウパメカノは、長年抱いてきたレアル・マドリー移籍への野望を再燃させたようだ。『マルカ』によれば、ウパメカノは代理人に対し、2026年にバイエルンとの契約が満了した際にベルナベウへの移籍を実現させたい意向を伝えたという。マドリーは彼がドイツ移籍前に獲得を検討した経緯がある。最近でもフリーでの獲得候補として伝えられたところだ。
Getty Images Sportレアル・マドリーは契約状況を巧みに利用し、トップクラスの選手を無料または低額で獲得することに定評がある。アラバも同様のケースでバイエルンから加入。アントニオ・リュディガーもチェルシーからフリーで獲得した。トレント・アレクサンダー=アーノルドも、わずかな移籍金こそ支払ったが、リヴァプールとの契約満了間近に引き入れた。バイエルンは、特に今年初めに長引いたアルフォンソ・デイヴィスの移籍問題の後、同じ罠に陥ることを警戒している。ドイツ王者は、金銭的な過剰投資には依然として消極的だが、補償金なしでもう一人のチームの要を失うリスクを冒している。
このフランス人ディフェンダーは、バイエルンで年間約1000 万ユーロ程度の収入を得ているが、デイヴィスの契約更新額と同等の1500 万ユーロ近くを要求していると報じられている。マドリーは現在、他の選手を優先しているようだが、彼の状況を見守り、その年齢と国際的な実績、ブンデスリーガでの安定した活躍を考慮して、有望な選択肢とみなしている。昨シーズンは38試合に出場し、ヴァンサン・コンパニ監督のもとでレギュラーの座を維持しているが、彼の給与要求はバイエルンの限界を試すことになるかもしれない。
Getty Images Sportバイエルンにとって決断は単純だが緊急を要する。ウパメカノの契約を好条件で延長するか、価値が下がる前に売却するか、あるいは2026年にフリーで失うリスクを冒すかだ。コンパニが守備の安定性に依存している状況で、主力センターバックを失うことは深刻な打撃となる。マドリーが即座に動くとは限らないが、バイエルンの対応が遅れれば、ロス・ブランコスが再び絶妙なタイミングで飛び込んでくる可能性がある。
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