Getty今季も絶好調でゴールを量産するハリー・ケイン。バイエルン・ミュンヘン側は、2027年6月までとなっている現行契約の延長にも動いていることがドイツメディアを中心に広く報じられている。
しかしバイエルンOBディトマー・ハマン氏は、ドイツ『スカイ』で現段階での契約延長に疑問を呈した。
「それは狂気の沙汰だよ。契約満了時には34歳になるんだ。残り20カ月もある契約を延長するなんてありえないよ。正気の沙汰ではないね」
さらにハマン氏は「EUROでは、ケインが交代した後にイングランド代表は勝利した。パリ・サンジェルマンやアーセナルのようなチームに対し、彼が得点できるかはまだわからないよ」と続けている。
Getty Images Sportまたハマン氏は、ドルトムント戦(2-1)のバイエルンについても苦言。ケインはゴールを奪っただけでなく、守備での貢献にも称賛が集まっていたが、「ケインが自陣ゴールから20m離れた場所でスライディングを繰り返すのを状態化すべきではない。彼のゴールが失われてしまう」と指摘している。
バイエルンは今季開幕から公式戦11連勝と圧倒的な成績を収めているものの、ハマン氏は慎重な姿勢を貫いている。
「彼らは依然としてブンデスリーガで最も走るチームだ。だが、それは効率性とはほとんど関係ない。限られた戦力でこの状態を維持できるかは未知数だね……真価が問われるのは、4月や5月だ。昨秋も良いフットボールを見せていたが、その後は次第に精彩を欠いた。だからこそ、過大評価には慎重になる。ドルトムント戦の終盤25分間は、完全に圧倒されていた」
ケインは2023年夏のバイエルン加入後、公式戦107試合で104ゴールをマーク。特に今季の活躍は驚異的で、公式戦11試合で19ゴール3アシストを記録している。
Getty Images Sportバイエルンは22日、チャンピオンズリーグでクルブ・ブルッヘと対戦する。
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