Getty/GOALハリー・ケインは2024年のバロンドール投票でトップ10入りを逃した。イングランド代表主将はブンデスリーガ優勝を果たし、バイエルンで全大会通算41得点を記録しながらも13位に甘んじた。ケイン自身は結果に動揺せず、2026年までに順位を上げる決意を固めている。
32歳のストライカーは今季、ブンデスリーガ史上初めてリーグ開幕6試合で11得点を記録した選手となった。バイエルンでは10試合で計18得点をマーク。イングランド代表でも得点を重ね、スリーライオンズでの通算得点を74に伸ばし、記録を更新中だ。
ケインはまた、バイエルンでの通算100ゴールを達成した選手となった。わずか106試合で103ゴールを記録し、2025-26シーズンの得点ランキングではマンチェスター・シティのストライカー、アーリング・ハーランドを依然としてリードしている。ノルウェー人FWも今シーズン、圧倒的な活躍を見せている選手の一人だ。
Gettyケインは、ゴールデンシュー賞の受賞やバロンドールでのトップ候補としてハーランドらと競うことについてこう語った。
「彼が得点を重ねているのは見ているが、[キリアン・]エンバペも今シーズンは素晴らしいスタートを切っている。そうした比較は外部から、特に今はSNSから来ていると思う。僕自身はそれほど気にしていない。ヨーロッパには素晴らしいストライカーが何人もいることは承知している。僕は自分自身に集中しようとしている」
「もちろんバロンドールは獲得したい。本質的にチームトロフィーであり、そのチームで最高の個人選手が受賞する。だからシーズン中の個人の活躍だけでは不十分で、最大の大会を制する必要がある。今回はチャンピオンズリーグ優勝者かワールドカップ優勝者が受賞するだろう」
「特にシーズン序盤では、その話題に触れること自体が不可能だ。もちろん受賞は望んでいるよ。個人としてもチームとしても偉業を成し遂げた証となるからね。バイエルンのようなクラブでプレーしている限り、その機会は常にある。バイエルンは常にチャンピオンズリーグ優勝の最有力候補だ。イングランド代表としても、僕たちはワールドカップ優勝の最有力候補の一角となるだろう」
ケインは長年にわたり、自身の最高のパフォーマンスを引き出す方法を学んできた。ピッチ外での犠牲が最終的にピッチ上でのより良い結果につながると理解しており、妻ケイトと4人の子供たちとの家族時間を過ごす際にも、過度に甘やかすことは避けることが重要だと認識している。
「キャリアから可能な限り多くを搾り取らねばならない。栄養管理、回復、ジムでのトレーニングにおいて、今年はさらにレベルアップした。そして当然ながら、その成果が数字として表れている」
「普段から食事には気をつかっているよ。試合後の『ご褒美』食事を控えるかどうかも大事になってくる。家族と外出する際のアイスクリームも我慢するようにしている。こうした細かいことだ。些細な違いだけど、トップレベルでは1%どころか0.5%の変化さえも大きな差を生む」
「知ってのとおり、最も重要なのはシーズン終盤の2月から5月、そしてワールドカップだ。その瞬間に向けて最高のコンディションで臨めるよう、万全を期したい」
Gettyイングランド代表は木曜日、ウェンブリー・スタジアムでウェールズとの親善試合に臨む。その後ラトビアへ移動し、2026年ワールドカップ予選を戦う。トーマス・トゥヘル監督率いるチームは5試合全勝でグループ首位に立ち、来夏にアメリカ・カナダ・メキシコで開催される本大会への切符を確実なものにしようとしている。
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