Getty Images Sportヴィクトル・ギェケレシュやアレクサンデル・イサクといったスター選手を擁するスウェーデン。しかし13日、欧州予選グループB第4節でコソボ代表に0-1と敗れ、ノーゴールのまま欧州予選3連敗。グループB最下位から抜け出せず、トマソン監督の解任を決断した。
同国史上初の解任を決断した後、スウェーデンサッカー協会(SvFF)のシモン・アストロム会長は以下のように説明している。
「スウェーデンサッカー協会が下した決定は、我々が期待した結果を出せなかった事実に基づいている。3月のプレーオフ出場の可能性はまだ残っており、我々の責任はワールドカップ本大会出場を確実にするために最善の条件を整えること。この観点から、新たな指導体制が必要だと判断した」
Getty Images地元メディア『SportBladet』の報道によれば、チームは分裂状態にあり、ロッカールームでは反乱が起きているという。選手たちはトマソン監督の戦術への信頼を失っており、複数の選手がチームの混乱したアプローチに対して不満を公に表明している。アンソニー・エランガは「僕らは戦術システム、つまりどうプレーするかを練ってきた。だけど、ピッチに立つと少し違って見えることもある。責任を取らねばならないのは、ピッチに立つ僕ら自身だ」と語っていた。
そうした中で、グレアム・ポッター氏がスウェーデン代表監督就任について言及している。2010年~2018年に率いたスウェーデンの小規模クラブ、エステルスンドをヨーロッパリーグ出場まで導き、評価を高めた同指揮官は『Fotbollskanalen』のインタビューでこう語った。
「自分が貢献できると感じる仕事なら、何でも受け入れる用意がある。スウェーデン代表の監督職は素晴らしいね。スウェーデンに特別な思い入れがある。この国もスウェーデンサッカーも愛している。感謝すべきことがたくさんあるんだ。経済的には非常に恵まれた立場にある。仕事を受けるか否かの判断基準として、経済面を考慮する必要はない段階に達している」
Getty Images Sport現在グループB最下位に沈むスウェーデンだが、ネーションズリーグでの成績によってプレーオフ進出の可能性はまだ残っている。ウェストハムを解任されてフリーのポッター氏だが、今後の動向に注目だ。
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