Premier League sack race predictions 2025-26Getty/GOAL

【徹底予想】今季のプレミアリーグ“監督解任レース”でトップに立つのは?予想は3名に集中する事態に…

いよいよ開幕するプレミアリーグの2025-26シーズン。例年通り、各クラブは移籍市場で積極的にチーム強化に大金を注ぎ込み、1年間を通して戦えるチームの構築に励んでいる。

そうした中で、各チームのスカッドや現在のチーム力はある程度の見当がついてきた。開幕を翌週に控える今、『GOAL』グローバル部門のライター陣が様々なテーマでプレミアリーグの新シーズンを予想。リスク承知で独自の分析を行っていく。

今回取り上げるのは「監督解任レース」。進んで考察したくないテーマではあるが、今季最初にチームを離れる指揮官になるのは誰なのか、各ライター陣が予想していく。

  • Ipswich Town FC v West Ham United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    マーク・ドイル:グレアム・ポッター(ウェストハム)

    ウェストハムは昨季、フレン・ロペテギ前監督の解任を遅らせすぎたかもしれない(2025年1月)が、ポッターにはチームを立て直す時間が十分にあった。しかし、その点では失敗に終わったと言っていいだろう。指揮を執った半年間、プレミアリーグでは2カ月勝利から見放されるなど、わずか3勝にとどまっている。彼がブライトンで見せたような革新的なフットボールが見られたなら許容できたかもしれないが、はっきり言ってファンを喜ばせるものプレーはほとんど見られなかった。

    エースだったモハメド・クドゥスも放出し、補強も現時点ではうまくいっていない。ファンの落胆も大きいはずだ。したがって、シーズン序盤で結果を残せなければ、そのまま指揮官交代に踏み切っても不思議ではない。

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  • Cardiff City FC v Burnley FC - Sky Bet ChampionshipGetty Images Sport

    ジェームズ・ウェストウッド:スコット・ パーカー(バーンリー)

    キャリアで2度の解任を経験しているパーカーだが、昨季から指揮するバーンリーを見事プレミアリーグ昇格に導いた。しかしイングランド最高峰の舞台での戦いは、現時点ではあまり明るい未来を想像できない状況だ。頼れる守護神ジェームズ・トラフォードを失い、コンラッド・ジェイデン・イーガン=ライリーとジョシュ・ブラウンヒルも契約満了で退団。中盤から後ろに大きな穴が空いてしまった。ベテランDFカイル・ウォーカーを含む積極補強に動いてはいるものの、チーム力で見れば非常に厳しい。10月以降もチームを指揮できるだろうか。

  • Leeds United FC v Bristol City FC - Sky Bet ChampionshipGetty Images Sport

    エイミー・ルスカイ:ダニエル・ファルケ(リーズ)

    チャンピオンシップ昇格を決めた直後、ファルケ解任の可能性が複数メディアで報じられた。当然、良い兆候とは言えない。さらに、これまで度々リーズファンから不評を買ってきた過去もある。昇格組としてプレミアリーグで苦戦するのは当然だが、そうした時期に指揮官への重圧は過剰なまでに膨らみそうだ。上層部があっさりと決断したとしても、驚きはないだろう。

  • Manchester United FC v West Ham United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    ショーン・ウォルシュ:グレアム・ポッター(ウェストハム)

    他のライターが書いた内容は詳しく知らないが、おそらくルベン・アモリム(マンチェスター・ユナイテッド)の名前を挙げた人はいるだろう。迷うところだが、私はポッターを挙げたい。ウェストハムで未だアイデンティティを確立できず、補強もうまくいっていないからだ。

  • Plymouth Argyle FC v Leeds United FC - Sky Bet ChampionshipGetty Images Sport

    トム・マストン:ダニエル・ファルケ(リーズ)

    おそらく、現時点で最も解任の危機に瀕しているのはグレアム・ポッターだ。スタートダッシュに失敗した場合、ウェストハムがそのまま決断を下す可能性は否定できない。だが「最初に解任される」という点では、昇格組のダニエル・ファルケかスコット・パーカーになるだろう。両者とも過去にプレミアリーグで失敗した経験があり、両チームとも残留できる戦力もない。

    そんな2人を比べると、私はファルケだと予想する。リーズはより野心的なクラブであり、シーズン序盤から苦戦している余裕はない。またオーナーが昇格に導いた彼との契約更新を迷っていたこともあり、あまり猶予は与えられないだろう。

  • Stoke City v Burnley - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ジョー・ストレンジ:スコット・ パーカー(バーンリー)

    チャンピオンシップというカテゴリーで見れば、歴代最高の指揮官の1人だ。過去5年間で異なる3つのクラブを昇格に導いており、2部を勝ち抜く方法を熟知している。

    だが、トップリーグではその成功を再現できていない。2度の解任がそれを物語っている。オーナーが巨額の資金を用意しているからこそ、重圧は大きいはずだ。

  • Leeds United v Villarreal CF - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    スティーブン・ダーウィン:ダニエル・ファルケ(リーズ)

    ファルケはすでに重圧にさらされている。昨季リーズを昇格に導くという最大の目標を達成した指揮官に対して、あまりに不公平な重圧だ。しかし、残念ながら上層部とファンの信頼を完全には勝ち取れていないようだ。シーズン序盤で降格圏に沈んでしまえば、年明け前に退団を余儀なくされるだろう。

  • Plymouth Argyle FC v Leeds United FC - Sky Bet ChampionshipGetty Images Sport

    クリシャン・デイヴィス:ダニエル・ファルケ(リーズ)

    リーズのファルケに対する扱いは非常に奇妙だ。プレミアリーグ昇格直後、解任寸前までいっていたようだ。最終的には残留したが、火のないところに煙は立たない。自身の立場を守るためにも、彼は力強いスタートを切る必要がある。

  • Leeds United v Millwall - Emirates FA Cup Fourth RoundGetty Images Sport

    リチャード・マーティン:ダニエル・ファルケ(リーズ)

    オーナーが最終的に彼の続投を決断した理由は納得できるものだ。しかしプレミアリーグで2度降格を経験していることを考えると、序盤で躓いてしまえば、そのまま躊躇せずに決断する可能性が高い。