惜しくも選外となった選手たちがあまりにも多く、この選出に納得できない読者もいることだろう。わずかの差で11人に選ばれなかった選手について、せめて言及させていただきたい。
ゴールキーパーについては、マイク・メニャンとアリソン・ベッカーがそれぞれミランとリヴァプールで目立った活躍を残した。メニャンはジャンルイジ・ドンナルンマに代わって傑出した結果を残し、アリソンは欧州5大リーグでプレーする他の誰よりも多くクリーンシートを達成した。
ルベン・ディアスはマンチェスター・シティの最終ラインを支え、アントニオ・リュディガーはチェルシーでの最後のシーズンを見事な結果で終えた。
本文でも言及したが、ジョアン・カンセロとアンドリュー・ロバートソンの二人は左サイドバックで選出されず、非常に不運だったと言えるだろう。
ルカ・モドリッチはチェルシー戦で目を疑うようなプレーでロドリゴのゴールをアシストし、マドリーでの素晴らしいシーズンを完璧に締めくくった。ベルナルド・シウバはシティのリーグタイトル獲得において中心的な役割を果たしており、サンドロ・トナーリはサン・シーロで困難を抱えた移籍初年度を乗り越え、目立った活躍を見せた。
クリストファー・エンクンクはRBライプツィヒで恐ろしいほどの結果を残したため、ベストイレブンに入るべき選手であった。だが攻撃的ポジションの競争は非常に熾烈で、大一番に強いリヴァプールのウインガー、サディオ・マネや、PSGでシーズンのほとんどの期間を牽引したキリアン・エンバペ、そしてマドリーでCL決勝のヒーローとなったヴィニシウス・ジュニオールすら選外になるほどであった。