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Liverpool Man City W+Ls GFXGetty/GOAL

リヴァプール対マンチェスター・シティの勝者と敗者:ハーランドはまだ終わらない!劇的展開にアーセナルファン落胆、マン・Uは歓喜?

アンフィールドのファンの前でマンチェスター・シティが最後に勝利した時、本拠地はまだメイン・ロードで、監督はケヴィン・キーガン、守護神はピーター・シュマイケルだった。ジョゼップ・グアルディオラにとってはトッテナム・ホットスパー・スタジアムよりも唯一成績が悪いスタジアムであり、彼が本当に今季限りで退任するのであれば、これが最後の訪問だった可能性もある。

そうしたことも考慮すると、ペップにとってこれ以上の試合はないだろう。ドミニク・ソボスライのスーパーゴールで一気に劣勢に立たされ、今季頻発する後半の失速により、逆転優勝への望みは絶たれたかに思われた。しかし、主将ベルナルド・シウバとエースFWアーリング・ハーランドの奮闘により、2-1でリヴァプールを下したのである。これでシティは、1937年以来初めてリバプール相手にシーズンダブルを達成した。

一方でリヴァプールにとっては、トップ4フィニッシュを目指す上で大きな打撃となった。さらに終盤の物議を醸す判定により、ソボスライを出場停止で欠く可能性が高い。後半に奮闘してスタジアムを巻き込んだ彼らにとって、非常に厳しい結果となった。

今回は、この試合で生まれた勝者と敗者を分析する。

  • Erling HaalandGetty Images

    勝者:アーリング・ハーランド

    ハーランドがアンフィールドで最後にゴールを決めたのは、RBザルツブルクでプレーしていた19歳の時。2019年9月のチャンピオンズリーグのあの試合(3-4)から彼の人生は激変したが、このスタジアムは彼にとって“鬼門”であり続けた。

    この試合でも、試合序盤に訪れたGKアリソンとの一対一を決められず、フィルジル・ファン・ダイクに苦しみ、残り16分で先制されたことで、お決まりの展開になるように思われた。しかしハーランドは諦めず、信念を失わず、あらゆるボールに喰らい続けていた。

    その結果が、ベルナルド・シウバの同点弾へのアシスト、劇的逆転弾となったPKとして現れたのだ。ユニフォームを脱いで雄叫びを上げる彼の姿は、この一戦を象徴するものである。

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  • Liverpool v Manchester City - Premier LeagueGetty Images Sport

    敗者:ウーゴ・エキティケ

    7900万ポンドの男は前週のニューカッスル戦で2ゴールを挙げ、調子を上げながら大一番に挑んだ。ファンも彼に期待を込めてチャントを歌い続けた。しかし、望むような結果を得られていない。

    エキティケはマーク・グエイのマークに非常に苦しんで前半を終えると、後半は活力を取り戻して最もゴールを感じさせる選手であったが、最後まで結果はついてこなかった。2つの決定機を外してしまったのは痛恨だ。彼のリヴァプール初シーズンは十分に力強いものではある(アレクサンデル・イサクと比べればなおさらだ)が、ビッグゲームで物足りないのは事実である。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、レアル・マドリー相手に得点できず、そしてシティとの2試合も無得点に終わった。

  • Liverpool v Manchester City - Premier LeagueGetty Images Sport

    勝者:マーク・グエイ

    8月下旬、グエイはリヴァプールへの移籍を前にメディカルチェックを受けていた。それから6カ月後、彼はアンフィールドで、別のユニフォームを着て試合に出場した。ボールに触れるたびにブーイングを浴びていたが、自身がこの舞台で躍動するにふさわしいことを圧倒的なパフォーマンスで証明している。

    試合開始から終了まで、抜群の読みと機動力を武器に、グエイはエキティケやコーディ・ガクポ、フロリアン・ヴィルツに立ちはだかり続けた。ヴィルツのシュートを体を張って止めたシーンはチームを鼓舞した。そして鋭いパスはシティのチャンスに何度も繋がっている。

    唯一の判断ミスは、モハメド・サラーを手で止めたことだろう。しかし、それ以外はまさに完璧だった。このパフォーマンスは、シティがたった2000万ポンドで得たものを、そしてリヴァプールが何を逃してしまったのかを浮き彫りにしている。

  • FBL-ENG-PR-LIVERPOOL-MAN CITYAFP

    敗者:アリソン

    アリソンの安定感が対シティ戦でリヴァプールを支え、この試合でも開始1分の大ピンチをストップし、アントワーヌ・セメンヨの強烈なシュートもキャッチするなど、守護神にふさわしいパフォーマンスを見せていた。

    しかし、最後の最後で彼らしくない判断ミスが出てしまった。冷静さを欠いて飛び出し、マテウス・ヌニェスを倒してPKを与えている。角度的にヌニェスがゴールを決める可能性は非常に低かったため、ボールに飛び込まずに我慢して外に追い出すことが賢明だったはずだ。そして守護神のこのミスは、リヴァプールに大きな代償を払わせることとなった。

  • michael-carrick(C)Getty Images

    勝者:マンチェスター・ユナイテッドとチェルシー

    マンチェスター・ユナイテッドのファンにとっては、最大のライバル2クラブの対戦でどちらかを応援することなどしたくないだろう。だが終盤のドラマは、確実に彼らを静かに喜ばせている。わずか8分間で、チャンピオンズリーグ出場権を争うユナイテッドとリヴァプールの勝ち点差は「2」から「5」へと広がっている。これはチェルシーファンにとっても同様であり、1ポイントのリードが4ポイントまで広がっている。

    リヴァプールの終盤の崩壊は、ユナイテッドとチェルシーに大きな自信を与えている。ユナイテッドはマイケル・キャリック体制で息を吹き返し、チェルシーも新監督就任でリフレッシュしてリーグ戦4連勝を飾った。

    先月アルネ・スロットは、たった2年前にリヴァプールがヨーロッパリーグに出場していたことを持ち出し、自身の指揮下でどれほど前進したかを示していた。2年連続のチャンピオンズリーグ・ノックアウトフェーズ進出がその証というわけだが、現状を見る限り、来季はヨーロッパ第2の大会へと戻っていきそうだ。

  • Arsenal v Manchester United - Premier LeagueGetty Images Sport

    敗者:アーセナルのファン

    アーセナルの選手たちは、追いすがるシティの重圧をそれほど感じているようには見られない。ユナイテッド戦の敗戦は痛手だったが、その後はリーズに4-0、サンダーランドに3-0と楽々勝利し、今季こそタイトルを勝ち取るという力強い意思を見せた。だからこそ、このアンフィールドでの結果に大きく左右されることはないはずだ。

    しかし、2022-23シーズンと2023-24シーズン、シティがじりじりと差を詰めて終盤で一気に逆転するのを見てきたアーセナルファンは、この結果に落胆しているはずだ。今年こそ「俺たちの年になる」と意気込む彼らは、もうこれ以上“不愉快なサプライズ”を望んでいないのである。

    シティの土壇場での劇的逆転劇は、アーセナルファンの苦い記憶を呼び起こすだけでなく、彼らの血圧にも悪い影響を及ぼしたに違いない。

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