チェルシー指揮官マレスカ、前半にパーマーを交代させた理由を説明

チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は、今月初めのワールドカップ予選（アンドラ戦とセルビア戦）を欠場したコール・パーマーが、依然として鼠径部の負傷に苦しんでいることを認めた。同選手は万全の体調ではないにもかかわらず、マンチェスター・ユナイテッド戦に先発出場していた。

ユナイテッド戦敗北後の会見でマレスカ監督は次のように説明した。

「彼（パーマー）は今朝挑戦した。この試合に出場するため検査を受けたんだ。彼は100％の状態ではなかった。出場するために並外れた努力をしたが、万全ではなかった」

「彼の鼠径部の問題は既に長期間にわたるものだ。今朝も再度検査を受けた。チームのために、仲間と共に出場したいという思いがあった。彼の努力は計り知れない。しかし20分経過後、異変を感じ始めたため、交代を決断した」

パーマーは9月13日のブレントフォード戦（2-2の引き分け）の後半に途中出場して復帰した。その後、水曜夜のチャンピオンズリーグ開幕戦となるバイエルン・ミュンヘン戦（1-3で敗戦）では先発出場し、得点も挙げた。しかし、チェルシー担当ジャーナリストのサイモン・フィリップスによれば、この攻撃的選手はマンチェスター・ユナイテッド戦に向けた1週間のトレーニングを「ほとんどこなさなかった」という。

チェルシーはこの後、火曜日のカラバオカップ3回戦でリンカーン・シティとのアウェー戦を迎え、ユナイテッド戦での敗戦からの巻き返しを狙う。マレスカ監督率いるチームは2025-26シーズンのスタートが不安定で、公式戦6試合でわずか2勝しか挙げていない。