19歳にして、レアル・マドリーの9番を与えられる……これだけ見れば、その選手の将来は安泰に見えるかもしれない。世界最高レベルのクラブでエースナンバーを託されるほど名誉なことはなく、これは上層部からの信頼を意味するものだ。
しかし、現実はそんなにうまくいかないものだ。エンドリッキが最後に公式戦でボールを蹴ってから、すでに150日以上が経過している。加入当初の大きな期待は、今も変わらないだろう。10代にして圧倒的な才能を持ち、短い出場時間で結果も残してきた。だが、シャビ・アロンソのシステムには適合しておらず、今のマドリーでの将来は想像し難い状況だ。
彼はキャリアにおいて初めて正念場を迎えた。今後の決断が、彼の将来を大きく左右することになるだろう。








