Gettyアーセナルは、プレミアリーグ第5節でマンチェスター・シティと対戦。ホームで9分に先制を許すと、終盤まで相手の堅守に苦しみビハインドの時間が続いた。それでも後半アディショナルタイム、途中出場のガブリエウ・マルティネッリが劇的な同点弾を奪い、1-1のドローに持ち込んでいる。
なおマルティネッリは、16日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節アトレティック・クルブ戦(2-0)でも途中出場から決勝点を決めている。
しかしマルティネッリは、今季ノニ・マドゥエケやエベレチ・エゼらの加入によって出場時間が減少。公式戦での先発は2試合に留まっている。
Getty/GOALそしてマルティネッリの現状について、アデバヨール氏が『Premier League Productions』で言及。2006年~2009年までアーセナルに所属し、その後マンチェスター・シティやレアル・マドリー、トッテナムでもプレーしたストライカーが語っている。
「選手を常に満足させるためには、ベンチに座っている選手のことを理解しつつ、すべての選手たちと話し合う必要がある。選手マネジメントが非常に重要だ」
「私がアーセナルでベンチに座っている頃、ティエリ・アンリやデニス・ベルカンプ、ロビン・ファン・ペルシーといった選手たちが自分より上にいることはわかっていた。それでも毎週末、(当時の指揮官アーセン・ヴェンゲルの)オフィスで『俺はプレーするためにここにいる。ぷれーしなければならないんだ』と伝えていたよ。決して簡単ではなかったね」
「こういう状況の時こそ、冷静さを保たせてくれる監督が必要になるんだ。アルテタはこうした状況を経験したことがないと思う。今季こそ、それを経験すべきだね。『監督、俺はプレーしたい。聞いてくれ。ベンチに座るために来たんじゃない。俺を買ったのはベンチ要員にするためじゃないだろう。バロンドールを獲りたいんだ。最高の選手になりたいんだ』という選手をね」
「それが良いか悪いか置いとくとして、全員にそれぞれの考えがある。だが結局のところ、選手たちはチームのために力を尽くすんだ。自分に何ができるのか、チームに何をも足らせるのかを考えないとね。ベンチにいるのは難しいよ」
「マルティネッリに関して言えば、あと数週間もこの状況が続けば何かを失ってしまうかもしれない。この試合の後でもベンチに座るのであれば、まず頭がおかしくなって、体もそうなって、トレーニンググラウンド全体も台無しにしてしまうかもね」
なおマルティネッリ本人は、マンチェスター・C戦後に『Match of the Day』で以下のように語っている。
「僕はこういう瞬間のために努力している。(選手選考は)監督に任せるよ。監督は何をすべきか分かっている。僕はこのクラブのために尽くすだけだ。もちろんベンチに座りたくないし、毎試合90分プレーしたいけど、ミケルは自分の仕事をわかっている。彼が監督であり、みんなが信頼している。全員が満足しているんだ」
Getty Images Sportアーセナルは24日にリーグカップ3回戦を戦った後、28日には敵地でニューカッスルと激突する。
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