レアル・マドリーとマンチェスター・シティが対戦したチャンピオンズリーグ準決勝第1戦の35分、エドゥアルド・カマヴィンガの動きは左サイドバックのものではなかった。ルカ・モドリッチとの素早いワンツーからライン際へ飛び出し、陣地深くまで攻め込むと、気だるげなベルナルド・シウヴァを抜き去り、ヴィニシウス・ジュニオールにボールを預けた。そして、ヴィニシウスはエデルソンの守るゴールへ強烈なシュートを突き刺したのだった。
このシーンではヴィニシウスのフィニッシュが注目を集めたが、カマヴィンガのビルドアップがそのすべてを作り上げた。彼のアシストは、とても左サイドバックとは思えないものだった。そもそもカマヴィンガは左サイドバックではなく、本職はセントラルミッドフィルダーである。ハードな6番のようにタックルし、真のボックス・トゥ・ボックスの8番のようにボールを運ぶ。時には、レジスタのようにパスを出すこともある。そして、ファイナルサードでのパスのいくつかは、古典的な10番と同等である。
マドリーでは、彼はサイドバックであり、不本意ではあるが、本来のポジションを離れてプレーする選手である。過去3か月間、この役割を代行した後、彼は着実にヨーロッパで最高の選手になり、おそらくエティハド・スタジアムで行われる水曜日のセカンドレグで、シティの強烈な攻撃を阻止するカギを握っている。
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