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cwc-japan(C)Getty Images/GOAL

クラブワールドカップ2023 試合日程・組み合わせ・放送予定・出場チーム・注目選手

大陸間の王者が集結し、世界一クラブの称号をかけて争うクラブ・ワールドカップ2023が12月12日にサウジアラビアで開幕する。

今大会は欧州王者のマンチェスター・シティをはじめ、南米王者のフルミネンセ、北中米カリブ海王者のクラブ・レオン、アフリカ王者のアル・アハリ、オセアニア王者のオークランド・シティ、開催国王者のアル・イテハド、そしてアジア王者の浦和レッズが参戦する。

ここでは、今大会に出場する各大陸王者とそれぞれの注目選手を紹介する。

  • Karim Benzema Al Ittihad Auckland City club world cup 2023Getty

    クラブW杯2023|1stラウンド

    日付カード
    12/13(水)3:00アル・イテハド 3-0 オークランド・シティ

    ※すべて日本時間表記

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  • León Urawa Mundial de Clubes

    クラブW杯|2ndラウンド

    日付カード
    12/15(金)23:30クラブ・レオン 0-1 浦和レッズ
    12/16(土)3:00アル・アハリ 3-1 アル・イテハド

    ※すべて日本時間表記

  • grealish urawa(C)Getty Images

    クラブW杯|準決勝

    日付カード
    12/19(火)3:00フルミネンセ 2-0 アル・アハリ
    12/20(水)3:00浦和レッズ 0-3 マンチェスター・シティ

    ※すべて日本時間表記

  • Atsuki Ito Urawa Mohames Haney AL Ahly(C)Getty Images

    クラブW杯|3位決定戦

    日付カード
    12/22(金)23:30浦和レッズ 2-4 アル・アハリ

    ※すべて日本時間表記

  • Manchester City Fluminense Final Mundial de Clubes 2023Getty

    クラブW杯|決勝

    日付カード
    12/23(土)3:00マンチェスター・シティ 4-0 フルミネンセ

    ※すべて日本時間表記

  • クラブW杯|放送/配信予定

    FIFAクラブワールドカップ2023は『FIFA+』で全試合無料ライブ配信される。

    このため、地上波やBS、DAZN、ABEMAなどでの中継・配信はない。

  • Al-Ittihad(C)Getty Images

    アル・イテハド(サウジアラビア/開催国王者):2度目

    元々サウジアラビア国営の人気4クラブ「ビッグ4」の1つであったアル・イテハドだが、今年6月に国営投資ファンド『PIF』の傘下に入る形で“民営化”されることに。それで得た巨大な資金を持って、カリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ、ファビーニョら欧州トップクラブで活躍していた選手を次々に獲得。そして昨シーズン、2008-09シーズン以来のサウジ・プロフェッショナルリーグ優勝を達成した。

    今回のクラブ・ワールドカップには開催国枠として登場する。しかし、今季はヌーノ前監督の解任もあるなど不安定な戦いが続き、国内リーグ戦でも5位に甘んじる状況だ。そうした中で迎えるビッグトーナメントだが、チャンピオンズリーグ優勝経験を持つ上述の3選手の経験をいかにチームに還元できるかがポイントになるだろう。就任したばかりのマルセロ・ガジャルド監督の手腕にも注目だ。

  • benzema(C)Getty Images

    注目選手:カリム・ベンゼマ(フランス)

    レアル・マドリーで5度のビッグイヤーを獲得したフランスのレジェンドは、今年夏に愛するクラブを離れてサウジアラビア行きを決断。新天地でド派手な歓迎を受け、いきなりキャプテンにも就任すると、今季公式戦16試合で10ゴール4アシストをマーク。マドリー時代と変わらぬ存在感を放ち続けている。

    そんな35歳のストライカーは、クオリティだけでなく経験値という意味でも絶対に欠かせない存在だ。しかし、12月頭から背中の問題で欠場が続いており、コンディションには不安も残る。2日に控えるオークランド・シティとの開幕戦、さらにその先を見据えてフォームを取り戻せるかがチームの行方を大きく左右することになりそうだ。

  • mancity(C)Getty Images

    マンチェスター・シティ(イングランド/欧州王者):初出場

    2022-23シーズンに悲願の欧州初制覇とともにイングランド史上2クラブ目となるトレブル(プレミアリーグ、FAカップ、CL)を達成したマンチェスター・シティが初の世界一の称号を目指す。ジョゼップ・グアルディオラ監督体制8年目で隆盛を極めたチームは昨季のスカッドをベースに、ヨシュコ・グヴァルディオルやジェレミー・ドク、マテオ・コヴァチッチらを加えて新陳代謝を図った。

    リーグ戦のここまではトッテナムやアーセナル、リヴァプール、アストン・ヴィラら上位勢相手に勝ち点を取りこぼしており、4位に位置するなど昨季の安定感を欠いている。また、年末年始もプレミアリーグが開催されることで他大陸のクラブよりもスケジュール面で苦労を強いられる。それでも、これまでCWCを制していないクラブと多くの選手たちにとって今大会はフレッシュな刺激となるだけに、世界一へのモチベーションは高いはずで、地力優位は揺るがない。バルセロナとバイエルンで計3度にわたってクラブ世界一となっている指揮官の下、トロフィーを持ち帰りたい。

  • haaland(C)Getty Images

    注目選手:アーリング・ハーランド(ノルウェー)

    まさに新時代の怪物だ。昨夏に加入したノルウェー代表の長身センターフォワードは昨季、公式戦53試合で52ゴールと1試合に1ゴールの割合でネットを揺らしてきた。バロンドールでは惜しくもリオネル・メッシの後塵を拝して2位に終わったが、クラブレベルのパフォーマンスにおいて右に出るものはいなかった。

    今夏に23歳となった中、今シーズンも公式戦22試合で19ゴールと同様のペースでゴールを量産中。直近の試合を勤続疲労の負傷で欠場しているのが気がかりだが、圧倒的なフィジカルと決定力でもって今大会の顔となることができるか。

    また、日本の浦和レッズから見れば、初戦を勝利すればマン・Cと対戦することに。ハーランドと相まみえるディフェンス陣にとっては過酷な挑戦と大きな経験を手にすることになる。

  • fluminense.(C)Getty Images

    フルミネンセ(ブラジル/南米王者):初出場

    マルセロ、ガンソ、フェリペ・メロら欧州でもプレー経験豊富な元ブラジル代表選手たちを複数人擁するフルミネンセ。彼らベテラン以外にも、今冬のリヴァプール移籍も噂される22歳のブラジル人MFアンドレらタレントも抱えている。コパ・リベルタドーレスではインテルナシオナルやボカ・ジュニアーズなど南米の並み居る強豪クラブを倒し、悲願の頂点に立ち、クラブ・ワールドカップ初出場の切符をつかんだ。

    一方で、リーグ戦のブラジレイロ・セリエAでは7位でシーズンを終了。連敗でシーズンを終え、サウジアラビアでの大舞台に挑む。初挑戦のクラブ・ワールドカップでは、2012年のコリンチャンス以来11年ぶりとなる南米勢の優勝を目指す。

  • marcelo(C)Getty Images

    マルセロ(ブラジル)

    2月からフルミネンセでプレーしているのが35歳のマルセロだ。レアル・マドリーでは史上最多となる25ものタイトルを獲得したブラジルのレジェンドで、フルミネンセでは絶対的なレギュラーとまでは言えないものの、コパ・リベルタドーレスでは大きな存在感を発揮した。大舞台で準決勝から全3試合にフル出場。悲願の初優勝に貢献し、史上14人目となる欧州&南米制覇を成し遂げた。

    ベテランとなったこともあり、運動量や守備力の低下は否めないが、サイドバックとは思えないテクニックの高さはいまだ健在。スペイン時代から変わらない遊び心をあるプレーでこの大舞台でも披露してくれるだろう。

  • urawa(C)Getty Images

    浦和レッズ(日本/アジア王者):3度目

    ポーランドリーグ1部で4度の優勝経験を誇るマチェイ・スコルジャ監督を招聘して迎えた2023シーズン。就任からわずか4カ月後には、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝を制して見事優勝を果たし、これ以上にない幸先の良いスタートを切った。

    しかし、リーグ最小失点となった守備力の高さとは裏腹に、年間通して得点力不足に苦しみ続けることに。さらに、引き分けの回数は12試合と勝ちきれない試合も少なくなかったことで、優勝争いの一歩手前となる4位でシーズンを終えた。課題を象徴するかのようにルヴァンカップでは決勝まで駒を進めるも敗戦。国内タイトルは無冠に終わることになっている。

    「仕事と家族の優先順位を変えるべき時」という理由でスコルジャ監督は1年での退任を発表。今回のCWCが同監督にとってのラストランとなる。アジア王者として乗り込むサウジアラビアの地で、有終の美を飾ることはできるのだろうか。

  • Scholz(C)Getty Images

    注目選手:アレクサンダー・ショルツ(デンマーク)

    2021年夏に加入して以降、圧倒的なパフォーマンスを続けているショルツ。今季はリーグ戦全34試合に出場し、守備の生命線として躍動。27失点とチームをJ1リーグ最少失点クラブに導いてみせた。J1全選手と監督が選ぶ「優秀選手賞」では、今季の王者となったヴィッセル神戸FW大迫勇也の221票に次いで、194票を獲得して2位に。見事ベストイレブンにも輝いた。ディフェンスの選手ながら69試合連続警告なし、そしてチームのPKキッカーを務めて6得点を記録。非の打ち所のない"パーフェクトCB"は、世界を相手にどのような活躍を見せてくれるか。

  •  leon(C)Getty Images

    クラブ・レオン(メキシコ/北中米・カリブ海王者):初出場

    北中米王者として初めてクラブ・ワールドカップに臨むクラブ・レオン。CONCACAFチャンピオンズリーグ決勝ではMLSのロサンゼルスFCを下し、悲願の頂点に立った。チームは2022年からアルゼンチン人のニコラス・ラルカモン監督が指揮を執っており、39歳の若き指揮官は早々にタイトルを手にした。

    ピッチ上での精神的支柱の一人がエクアドル代表MFアンヘル・メナ。2019年から在籍し、CONCACAFチャンピオンズリーグの他、メキシコ王者やリーグスカップ優勝にも貢献した。とりわけ、チャンピオンズリーグ優勝シーズンには3ゴールを挙げる活躍を見せている。

    一方でチームとしては、今季のリーガMXのレギュラーシーズンは8位でフィニッシュ。総合順位によりプレーオフにあたる「リギージャ」に進んだものの、準々決勝でクラブ・アメリカに敗れた。クラブ・ワールドカップでは今季唯一のタイトルを狙いにいく。

  • vinas (C)Getty Images

    注目選手:フェデリコ・ヴィニャス(ウルグアイ)

    ウルグアイでプロデビューし、クラブ・アメリカに加入。2023年にはラ・リーガの複数クラブも興味を寄せる中、クラブ・レオンへと移籍している。クラブ・アメリカでは出場機会が限られていたものの、クラブ・レオンではレギュラーポジションを確保。リーグ戦12試合に出場し、6ゴール1アシストの活躍を見せた。

    左足での高いシュート精度とヘディング技術が魅力で、ボックスストライカーとして脅威を発揮。2023年11月には念願のウルグアイ代表デビューも飾った。今後、欧州挑戦も期待される注目のタレントだ。

  • El Ahly(C)Getty Images

    アル・アハリ(エジプト/アフリカ王者):9度目

    首都カイロを本拠地とし、100年以上の歴史を持つ国内最大のクラブ。エジプト・プレミアリーグ、エジプト・カップと国内主要大会で史上最多の優勝回数を誇り、さらにCAFチャンピオンズリーグ優勝回数も史上最多だ。アフリカ最大のクラブと言っても過言ではないだろう。昨季もCAFチャンピオンズリーグで頂点に立ち、9回目のクラブ・ワールドカップ出場権を獲得している。過去には3回この大会で3位に入賞しており、直近では2021年大会で3位に輝いた。

    チームを指揮するのは、現役時代にスイス代表として活躍したマルセル・コラー監督。ケルン時代には日本でもおなじみの元ドイツ代表FWルーカス・ポドスルスキの才能を見出し、オーストリア代表監督時代には同国史上始めてEURO予選突破に導くなど、確かな手腕を発揮している。アル・イテハドのように世界的なビッグスターを抱えているわけではないが、大会にサプライズをもたらすことができるか。

  • Mohamed El Shenawy(C)Getty Images

    注目選手:モハメド・エル=シェナウィ(エジプト)

    エジプト・プレミアリーグで300試合以上プレーし、6度のリーグ優勝や3度のCAFチャンピオンズリーグ制覇を経験。エジプト代表では偉大な英雄エサム・エル・ハダリ氏の後継者として50キャップ以上を数え、2018年ワールドカップにも出場した経験を持つ同国の正守護神だ。

    今季はコンディションの問題で欠場する試合もあるが、主将として今大会に臨むスカッドにも入っている。自身3度目のクラブ・ワールドカップとなるが、準々決勝ではアル・イテハドvsオークランド・シティの勝者と激突する。準決勝進出の大きなチャンスを手にした中、チームを最後方から支えて躍進の原動力となりたい。

  • オークランド・シティ(ニュージーランド/オセアニア代表):11度目

    OFCチャンピオンズリーグ2023(OCL)を制し、史上最多の11回目のCWC出場を果たした大会の"常連"だ。さらに、OCLに限れば、開催された20回の内半分以上となる11回の優勝を誇る。

    13日に迎える開幕戦ではアル・イテハドと対戦。モロッコで開催されたCWC2022では、同じく開幕戦を戦ってアフリカ代表のアル・アハリに敗れて苦汁を飲んでいる。リベンジを誓う2023年大会とはなるが、対戦相手には2022年のバロンドール受賞者であるカリム・ベンゼマやフランス代表MFエンゴロ・カンテ、元リヴァプールMFファビーニョら、欧州サッカー界を席巻したメガスターが数多く在籍し、注目を集める。CWCでの最高成績は2014年大会の3位。オセアニア勢過去最高位への返り咲きを目指し、サウジアラビアへと乗り込む。

  • Ryan De Vries(C)Getty Images

    注目選手:ライアン・デ・フリース(ニュージーランド)

    オークランド・シティの得点源として君臨するストライカー。史上最多11度目のCWC参戦に導いたOFCチャンピオンズリーグ2023ではゴールデンブーツを獲得した。勢いそのままに今シーズンも躍動。全公式戦27試合に出場し、21得点とゴールを量産した。2021シーズンに加入以降158試合で77ゴール42アシストと、オークランド・シティで攻撃タスクの中心を担う。

    現在32歳の元ニュージーランド代表FWは過去にJリーグも参戦経験あり。2018年にFC岐阜に加入して1年目から背番号10番を背負ってプレーし、2020年1月まで所属して通算54試合に出場している。