Cristiano Ronaldo Jr Portugal 2025Getty/GOAL

C・ロナウド、U-16ポルトガル代表の息子を語る「自分より大きくなるだろう」

  • クリスティアーノ・ロナウドの息子がプロサッカーから距離を置きたいと考えたとしても、伝説的な父親の功績を考えれば許されるかもしれない。彼は永遠に最も輝かしい足跡を辿ることになり、比較は避けられないものとなる。しかし、15歳の彼は自らの道を歩む覚悟ができている。

    ポルトガルではクリスティアニーニョの愛称で知られるこの若者は、今度のフェデレーションカップに招集された22人の選手の一人だ。U-16世代も参加するこの大会は、10月30日から11月4日にかけてトルコのアンタルヤで行われる。ロナウド・ジュニアが参加する2度目の大会となる。

  • 広告
  • Cristiano Ronaldo Jr Portugal 2025Getty

    彼は初めてポルトガルU-15代表に選出された後、クロアチアで開催されたヴラトコ・マルコヴィッチ・トーナメントで代表デビューを果たした。そこで大きな印象を残し、開催国との決勝戦で2得点を記録。クリスティアニーニョは、最も明るいスポットライトの下でプレーすることを楽しんでいるようだ。

    クロアチアでのポルトガル代表では左ウイングで起用された。このポジションは、父がスポルティングCPとマンチェスター・ユナイテッドでプレーした後に、世界がこれまでに見た中で最も偉大な得点者へと変貌を遂げる前のポジションでもある。

    ロナウドJrは背番号7を着用。父はユナイテッド、レアル・マドリー、ユヴェントス、アル・ナスルでこの背番号を輝かせた。ポルトガル代表でも225試合に出場し、143得点を記録している。

    クリスティアニーニョは父に連れられて世界を渡り歩き、ユヴェントスとアル・ナスルのアカデミーに所属した。またプレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドでは、ウェイン・ルーニーの息子カイと共にユースチームでプレーしたこともある。この二人の有望株には大きな期待が寄せられているところだ。

  • C・ロナウドは長男に過度なプレッシャーをかけないように努めてきた。彼自身が過ちから学び、自然に成功への渇望を育むことが重要だからだ。CR7はこう語っている。

    「彼は良い子だ。他の子供たち、家では小さい子たちの方が手強いよ。でもこの子は問題ない。自分が彼の年齢だった頃より、少し大きくて強い。僕は小さかったからね。彼の方が自分より大きくなると思う。彼がハングリー精神を持っているかどうかは見てみよう。ハングリー精神こそが最も難しいものだ」

    C・ロナウドは元マンチェスター・ユナイテッドのチームメイト、リオ・ファーディナンドとの対談でこう付け加えている。

    「彼はサッカー選手になりたいと言っているが、大きなプレッシャーはかけていない。少しだけだ。クリスティアーノ(シニア)の息子であること自体が彼にはすでにプレッシャーだ。彼自身に過ちを経験させてあげたい。ただ将来、プロ選手になってほしいと願っている。もし選手になれなくても、別の道がある。それでも僕は常に彼を支える。有名人だからといって息子にプレッシャーをかけるべきではない」

  • Cristiano Ronaldo Jr PortugalGetty/Instagram

    5度のバロンドール受賞者であるC・ロナウドは、いずれ息子とピッチを共にする可能性を否定していない。現在40歳だが、アル・ナスルとの新たな2年契約を結んでおり、ジュニアがプロデビューを果たす試合に自身も出場する可能性が浮上している。

    「実現したい、実現させたい。夜も眠れないほど執着しているわけではないが、実現させたい。様子を見よう。それは僕よりも彼次第だ。歳月は過ぎ去りつつあり、僕はいつかサッカーを離れねばならない。僕が現役を続ける年数も限られている…いずれ不可能になる時が来る。肉体的にだけでなく、精神的にもね」

    「でも執着しているわけじゃない。彼は自分の道、自分の軌跡を歩むだろう。僕は誇り高い父親として、彼が望むことを何でも誇りに思う。プレーするなら『最高』だが、プレーできなくても、挑戦はしたと言える」