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チェルシーがマレスカ解任前にデ・ゼルビと接触も。新監督候補にはストラスブールのローゼニアが浮上
『BBCスポーツ』のニザール・キンセラ氏によれば、チェルシーはマレスカ監督の去就を検討していた昨夏の段階で、マルセイユの監督と接触していたようだ。しかし、現在クラブはデ・ゼルビを招聘する可能性を低く見積もっているとのこと。2024年にマレスカ監督を任命する際、イプスウィッチ・タウンのキーラン・マッケナ監督とも面接を行っていたようだが、今回の後任選びではマレスカ監督が標榜していたプレースタイルを継承できる監督を求めているという。その筆頭がストラスブールを率いるリアム・ローゼニア監督だ。チェルシーの親会社であるBlueCoがストラスブールも所有しているという背景もあり、候補者は「幅広い分野」から選定される見通しだ。
AFP一方、デ・ゼルビ監督が率いるマルセイユは現在、リーグ・アンのタイトル争いを展開している。フランス1部リーグで首位ランスと勝ち点5差の3位につけており、2位パリ・サンジェルマンとはわずか4ポイント差だ。今月にはトロフェ・デ・シャンピオンの決勝でルイス・エンリケ監督率いるPSGとの対戦も控えている。
デ・ゼルビ監督本人はマルセイユへの残留を公言しており、「私は長期的にここに留まる自分をイメージしている。3年を超えて、このクラブで最も影響力のある監督の一人になりたい」と語っている。さらに、「批判や騒動の中でも、ここでは気分が良い。悪意のある批判に気分を害することはないし、全員が満足しているなら長くここにいたい。ここで働くことは特権だ」と続けた。
先月、パブロ・ロンゴリア会長も「ヨーロッパ最高の指導者の一人であるデ・ゼルビと仕事ができることは日々の喜びだ。彼がフランス語を学び始めたことは、適応と将来へのビジョンを示す良い兆候だ」と称賛している。一方で、デ・ゼルビ監督はメイソン・グリーンウッドへの強い支持を表明している点や、感情を露わにする傾向があることでも物議を醸している。
現在、マレスカ監督の後任として最有力候補に挙がっているのが、ストラスブールのローゼニア監督だ。BlueCoが出資する同クラブを率いてリーグ・アン7位につけている元ダービー・カウンティのディフェンダーは、将来的にプレミアリーグで指揮を執る野心を隠していない。
2024年、彼は『Coaches' Voice』への寄稿で次のように記していた。
「私の野心はプレミアリーグで監督をすることであり、その準備はできている。私がコーチとして最高の状態にある試合は常にポゼッションベースのものだった。次のステップがどこになるかは分からないが、来シーズンにプレミアリーグのチームになるための最善の機会を、自分自身、スタッフ、そしてクラブに与えなければならない」
Getty Images Sportチェルシーは今週日曜日、チームの立て直しを期してマンチェスター・シティとの大一番に臨む。現在プレミアリーグで5位につける彼らは、4位リヴァプールと勝ち点2差、首位アーセナルとは15ポイント差という位置にいる。マレスカ監督は2029年までの長期契約を結んでいたが、クラブ側は、まだプレミアリーグ、リーグカップ(今月のアーセナルとの準決勝2試合)、チャンピオンズリーグでの戦いが残っており、さらにFAカップ3回戦でのチャールトン・アスレティック戦を控えているこの時期に監督交代を行うことが「シーズンを軌道に戻す最善のチャンス」であると判断した。
チェルシーはマレスカ監督の退団を確認する声明で、「チャンピオンズリーグ出場権獲得を含む4つの大会での目標が残されている中、エンツォとクラブは、この変更がチームに最高の結果をもたらすと信じている」と述べている。なお、マンチェスター・シティ戦のベンチにマレスカ監督の姿はなく、現時点で誰が暫定的に指揮を執るのかについての正式な発表は行われていない。
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