Chelsea v FC Internazionale - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

「それだけの価値があった!」マレスカ、リヴァプール戦での祝賀行為でレッドカードを受けたことを喜ぶ

  • プレミアリーグ4試合未勝利の危機に直面する中、10代のエステヴァンが10月4日(土)のリヴァプール戦でチェルシーの劇的勝利に決定的な決勝点を叩き込んだ。ブラジル代表の同選手は、追加時間5分にバックポストで押し込み、リーグ戦初ゴールを記録。このゴールは西ロンドンに信じられないほどの歓喜の光景を巻き起こし、マレスカ監督もコーナーフラッグ付近で選手たちと抱擁を交わすなど、その瞬間に完全に巻き込まれた。

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    タッチラインを全力で駆け下り、歓喜に沸くチェルシーサポーターの前で選手たちと祝福を分かち合った結果、マレスカはアンソニー・テイラー主審から今晩2度目の警告を受け、退場処分となった。これにより、このイタリア人監督は、国際試合期間明けのプレミアリーグ再開後となる10月18日(土)のノッティンガム・フォレスト戦を欠場することになる。

  • しかしトレント・スポーツフェスティバルでの発言で、マレスカは感情に流されたことを自己批判せず、チェルシーが自身の指揮下で稀な終盤の勝利を収めたことへの「本能的な」反応だと主張した。

    ジャンルカ・ディ・マルツィオが伝えた発言によるとマレスカはフェスティバルでこう語った。「(リヴァプール戦は)大きな感動だった。チェルシーでの2シーズン目で、ホームでの試合終了間際の勝利は初めてだった。退場処分?何度も言ってきたが、サッカーは情熱であり本能だ。考える余裕すらなかっただろう。本能的な反応だったが、それだけの価値はあったと思う」

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    マレスカはまた、チェルシー監督としてのプレッシャーについても語った。同クラブはロマン・アブラモビッチの下で獲得可能な主要タイトルを全て制覇したが、2022年にトッド・ボーリーが買収後に再構築を進めている。同胞であるカルロ・アンチェロッティ、アントニオ・コンテ、ロベルト・ディ・マッテオ、ジャンルカ・ヴィアリ、クラウディオ・ラニエリ、マウリツィオ・サッリの足跡を辿る中、マレスカは昨季のカンファレンスリーグとクラブワールドカップ制覇により、チェルシーをタイトルに導けなかった唯一のイタリア人監督とならずに済んだことに大きな安堵感を覚えたと語る。

    「世界でも最も重要なクラブの一つ。ここ3、4年は様々な理由で(チェルシーは)苦戦していた。クラブを再び偉大なレベルに導けたことは大きな満足だ。チェルシーに加入した時、ここで優勝していない唯一のイタリア人というプレッシャーを少し感じていたが、幸いにもそうはならなかった」

  • チェルシーは次節、苦境にあるノッティンガム・フォレストをアウェーで迎え撃つ。その後、10月22日(水)のチャンピオンズリーグ次戦でアヤックスと対戦する。マレスカ監督率いるチームは、欧州最高峰のクラブ大会初戦でドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンに1-3で敗れたものの、9月30日にベンフィカを1-0で下し巻き返した。この試合では、2004年から2007年、そして2013年から2015年にかけてチェルシーを指揮した元監督ジョゼ・モウリーニョがスタンフォード・ブリッジに帰還した。