チェルシーは2025-26シーズンの新しいホームキットを正式に発表した。今回のデザインは「ロンドンの心と魂」に敬意を表したものとなっている。
新ユニフォームは、伝統的なロイヤルブルーのベースカラーを踏襲しつつ、チェルシー・タウンホールなどロンドンの象徴的な建築物から着想を得たテクスチャーパターンを取り入れ、現代的なひねりを加えている。
ナイキはこのデザインを「アワ・ハウス(Our House)」と命名。これは、マッドネスの名曲にちなんだネーミングであり、クラブのプロモーション映像には、同バンドのフロントマンであり生粋のチェルシーサポーターでもあるグラハム“サグス”マクファーソンが登場。そのほかにも、人気ラッパーのセントラル・シーやトランペット奏者のイフェ・オグンジョビらが参加し、フットボール、音楽、ロンドン文化を融合させた内容になっている。
共同オーナーのトッド・ベイリーによるスタンフォード・ブリッジの今後に関する発言が注目を集める中、ロンドンを強調した今回のデザインは、クラブのアイデンティティと帰属意識を静かに訴えるメッセージとも受け取れる。
ユニフォーム自体は、ホワイトのトリムを施したVネックが特徴で、クラシカルな雰囲気とモダンなテイストが融合した仕上がり。ひとつ大きな特徴を挙げるとすれば、胸スポンサーのロゴが存在しない点だ。クラブは現在、長期的なスポンサー契約を模索中であり、今回のユニフォームは現時点で無地となっている。
ナイキ公式ストアでの価格は、選手仕様のオーセンティックモデルが21,780円(税込み)、レプリカユニフォームが15,620円(税込み)となっている。また、サッカーショップ加茂(KAMO)でもチェルシーの2025-26ホームユニフォームを取り扱っており、オーセンティックユニフォーム、レプリカユニフォームともにナイキ公式ストアと同価格となっている。