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European Player of the Year GFXGetty/GOAL

世界中が熱狂!賞金総額は4240億円!なぜチャンピオンズリーグは「見逃せない」大会なのか?

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    チャンピオンズリーグの歴史

    UEFAチャンピオンズリーグは「サッカー最高峰の舞台」と呼ばれるにふさわしいコンペティションだ。5大リーグをはじめとするサッカー大国のメガクラブ、ビッグクラブが一堂に会し、シーズンを通してヨーロッパの頂点目指して鎬を削る。優勝チームに与えられる「ビッグイヤー」と呼ばれるトロフィーは、最高峰に到達した栄光の証である。

    このコンペティションの母体となる「ヨーロピアン・チャンピオンズ・クラブズ・カップ」が生まれたのは、今から70年を遡る1955年のこと。フランスのスポーツ紙『レキップ』の編集長ガブリエル・アノーの提唱で、欧州主要16カ国から1チームずつが参加し、ホーム&アウェーのトーナメント方式でチャンピオンを決めるという、現在のノックアウトフェーズにまで通じる基本フォーマットで第1回が開催された。

    興味深いのは、この第1回だけは『レキップ』が参加チームを選定し招待する形が取られたこと、そしてその選定基準はリーグ戦の順位ではなくファンに対するアピール度だったことだ。ただしこれは第1回のみで、翌年の第2回からは、UEFA加盟各国のリーグチャンピオンに参加資格が限定された。

    それから70年の歴史には、欧州サッカーにおける栄枯盛衰が凝縮されている。

    1955-56シーズンの第1回からレアル・マドリーが5連覇を果たした後、60年代にはミラン、インテルのイタリア勢が「カテナッチョ」で一時代を築き、70年代には「クライフのアヤックス」と「ベッケンバウアーのバイエルン」がそれぞれ3連覇。70年代末から80年代半ばにかけてリヴァプールを筆頭とするイングランド勢の時代が訪れ、80年代末には「サッキのミラン」が4-4-2プレッシングサッカーで革命を引き起こした。

    1992年には「スポーツの商業化」という時代の流れに適応する狙いもあって、「UEFAチャンピオンズリーグ」への一大リニューアルが行なわれ、8つの星がサッカーボールの形を描く印象的なロゴマークから、世界中のサッカーファン全員の耳に残っているあのテーマミュージック「チャンピオンズリーグ・アンセム」まで、現在まで続く「CLブランド」が確立された。

    90年代はピッチ上でも「カペッロのミラン」「ファン・ハールのアヤックス」「リッピのユヴェントス」が入れ替わりながら覇権を争い、2000年代初頭には、フィーゴ、ジダン、ロナウド、ベッカムらを擁するレアル・マドリー「銀河系軍団」が一世を風靡する。

    続いて00年代中盤を支配したのは、サッキ時代からのレジェンドであるマルディーニを筆頭に、カカ、ピルロ、セードルフ、ガットゥーゾらが輝いた「アンチェロッティのミラン」だった。そして、08-09には今なお衝撃的な「グアルディオラのバルセロナ」が出現する。シャビ、イニエスタ、ブスケツ、そしてメッシというクラブ生え抜きのタレントたちが展開する異次元のポゼッションサッカーは、今に至るまでモダンフットボール戦術の基準点となっている。

    2010年代は「メッシ対ロナウド」の時代だった。10-11から17-18までの8年間で、レアル・マドリーが優勝4回、バルセロナが2回と、計6回は2人のうちどちらかが「ビッグイヤー」を天に掲げることになった。2人は世界最優秀選手タイトル「バロンドール」も、2008年から17年まで10年間に渡って5回ずつ分け合う形で独占、メッシはそれからさらに3回、計8回もその座に輝いている。

    2020年代に入ると、コロナウイルス禍による足かけ2シーズンの無観客開催、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長、ユヴェントスのアンドレア・アニエッリ会長を首謀者とする「スーパーリーグ計画」の打ち上げと頓挫など、多少の激動もあった。しかし、コロナ禍が明けて社会経済が平常に戻って以降は、歴代最多の15回優勝を誇るレアル・マドリーを筆頭に、マンチェスター・シティ、リヴァプール、バイエルン、インテル、そして昨シーズン初優勝を果たしたパリ・サンジェルマンまで、世界トップレベルの選手と監督を擁する5大リーグのメガクラブが群雄割拠でタイトルを争う戦国時代が訪れている。

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  • psg champions league(C)Getty images

    時代とともに変化してきたフォーマット

    大会のフォーマットは、92年に「チャンピオンズリーグ」へとリニューアルされて以降、最初の10年は試行錯誤が続き、何度か変更を経てきた。とりわけ大きかったのは、97-98にそれまで各国リーグのチャンピオンに限られていた参加資格を、2位以下の上位チームにも解放したこと。これによってCLは、各国リーグの優勝チームによるトーナメント戦という旧来の枠を越え、欧州を代表する有力クラブが一同に会して最強の座を決める大会へと「進化」を遂げたと言っていい。

    その後、99-00から02-03まで続いた1次リーグと2次リーグで計10試合のグループステージ、ベスト8によるトーナメント制のノックアウトステージという「過密日程時代」を経て、03-04からは、参加32チームを4✕8グループに分けてのホーム&アウェイのグループステージ、グループ上位2チーム(計16チーム)によるホーム&アウェイトーナメントのノックアウトステージという構成が、20年に渡って維持されてきた。

    そして昨シーズン(24-25)からは、時代の変化に対応すると同時に、大会の商業的価値をさらに高める狙いもあって、大幅なフォーマット変更が行われた。これは、参加チームを「36」に拡大した上で全8試合を「スイス方式」で行い、全チームを1位から36位まで順位づけする「リーグフェーズ」、そこからプレーオフを経て勝ち上がった16チームが従来通りホーム&アウェイトーナメントを行う「ノックアウトフェーズ」の2本立てという構成だ。

    新しい「リーグフェーズ」は、シーズン前半から優勝を狙うビッグクラブ同士の直接対決が数多く見られるだけでなく、1試合戦うごとに順位が激しく入れ替わるスリリングな展開もあって、当初の期待を上回る注目と反響を集めた。そのリーグフェーズで15位に留まり、プレーオフ経由でようやくベスト16に到達したPSGが、ノックアウトフェーズでは圧倒的な強さを見せて優勝したという事実は、上で触れた欧州トップクラブの「群雄割拠」の熾烈さ、実力伯仲ぶりを物語るものだ。

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  • champions league fan(C)Getty images

    驚異的な市場規模

    こうした歴史を経る中でチャンピオンズリーグは、スポーツイベントとしても世界有数の規模に成長を遂げている。UEFAが大会全体の商業収入から参加クラブに還元する「分配金」の総額は、新フォーマット初年度の24-25には24億6700万ユーロ(約4240億円)にも上っている。これは旧フォーマット最終年である23-24に比べて約20%増、20年前の03-04と比べると6倍、10年前の13-14と比べても2.8倍に上る数字だ。

    個別のクラブが得る分配金の金額も年々膨れ上がっている。昨シーズン優勝したPSG、準優勝のインテルはともに、1億ユーロ(約172億円)を大きく上回る分配金を得た。これはPSGの総収入の10%強、インテルのそれの20%以上にあたる金額だ。リーグフェーズを勝ち上がったもののプレーオフで敗退したユヴェントスですら、およそ6300万ユーロ(約108億円)の分配金を得ている。これは欧州強豪国代表クラスのトッププレーヤーを1人獲得できる金額であり、このレベルのクラブにとっては、CLの舞台にアクセスできるかどうかが、今や死活問題となっていることがわかる。CLは純粋なコンペティションとしてだけでなく、収入源としても欧州の有力クラブにとっては欠かせない存在になっているということだ。

    CLにこれだけのビジネス規模、商業的価値をもたらしているのは、もちろん世界中のサッカーファンの注目度である。毎年の決勝戦のライブ視聴者数は1億人を大きく上回り、公式インスタグラムのフォロワー数も1億2000万人強、X、tiktokなどを含めた公式SNSチャンネルの総インタラクション数は、23-24シーズンで212億にも達している。

  • FBL-EUR-C1-PSG-MAN CITYAFP

    世界最高の戦い

    世界中からそれだけの注目と関心を引きつけるだけの魅力がどこにあるのかと言えば、ワールドクラスのトッププレーヤーが一同に会し、強豪国の有力クラブがリーグの枠を超えてぶつかりあう直接対決が数多く見られるというピッチ上のクオリティ、フットボールコンペティションとしての水準の高さに尽きるだろう。メッシとロナウドが欧州の舞台を去った今、CLのピッチ上はクラブレベルだけでなく選手レベルにおいても、エンバペ(レアル・マドリー)、ヤマル(バルセロナ)からサラー(リヴァプール)、パーマー(チェルシー)、デンベレ(PSG)、ケイン(バイエルン)まで、まさに群雄活況の状態だ。

    さらに、グアルディオラ(マンチェスター・シティ)を筆頭に、アルテタ(アーセナル)、スロット(リヴァプール)、ルイス・エンリケ(PSG)、フリック(バルセロナ)ら、最先端の戦術を操る名監督たちが鎬を削る舞台としても、CLは国内リーグよりもずっと強い魅力を帯びている。今シーズンはさらにマレスカ(チェルシー)、コンテ(ナポリ)らが加わり、シャビ・アロンソもレアル・マドリーの監督として戻ってくるのだから見逃せない。

    リーグフェーズのスタートは9月第3週のミッドウィーク(16、17、18日)。そこから1月末までに行なわれる8マッチデーで順位が確定し、1-8位は直接、9-24位は2月のプレーオフを経てベスト16に進出し、3月にスタートするノックアウトフェーズに突入するというカレンダーは昨シーズンと同様だ。

    日本ではこれまで同様『WOWOW』が全試合を独占生中継。ほとんどの試合が日本時間の早朝キックオフというきつい設定だが、早起きしてライブ観戦するだけの価値があることは間違いなしである。

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