本記事では、2024-25シーズンのCL決勝に関する情報を紹介する。
Getty ImagesUEFAチャンピオンズリーグ(CL)フォーマット変更点まとめ 2024-25シーズンから何が変わる?プレーオフの仕組みは?
CL・EL2025-26配信!
(C)Getty Images概要
2024-25シーズンよりチャンピオンズリーグのグループステージフォーマットが大幅に変更される。
昨季までのフォーマットでは、出場クラブ数は32クラブで4クラブずつの8グループに分かれていたが、今季からはさらに4クラブにヨーロッパ最高峰の舞台でプレーするチャンスが与えられ、36クラブがリーグフェーズ(旧グループステージ)に出場。全36クラブで1つのリーグを戦い、リーグフェーズの全日程(第8節)終了後に1位から36位までが決定する。
主催する欧州サッカー連盟(UEFA)は新フォーマットのメリットとして、「このフォーマットにより、出場クラブはさまざまなレベルのクラブと対戦する機会を得て、ファンはトップクラブの直接対決をより高い頻度で、より早い段階から観戦できるようになる。さらに、すべてのクラブにとってより競争力の高い試合が大会を通じて実現するようになる」としている。
(C)Getty Images組み合わせ抽選方法
リーグフェーズの組み合わせ抽選会は8月29日に開催される。
リーグフェーズに出場する36クラブは、シーズン開幕時点でのUEFAクラブ係数に基づいて9クラブずつの4ポットに分けられる。なお、ポット1のトップシードには、前年のチャンピオンズリーグ覇者(今季の場合はレアル・マドリー)が入る。
昨季までの方法とは異なり、今季の組み合わせ抽選会では、1000個近くの抽選ボール、最低でも36個のボウルが必要となる非常に長い抽選会になる。
抽選は『AE Live』社のソフトウェアにより行われる。36チームすべてが従来のボールを使用して手動で抽選され、抽選ソフトウェアによって無作為に対戦する8クラブが割り当てられ、抽選会場のスクリーンにて公開される。ホーム&アウェー開催に関してもソフトウェアが無作為に決定する。
なお、同一連盟に所属するクラブ同士によるリーグフェーズでの対戦は避けられ、リーグフェーズにおける同一連盟に所属するクラブとの対戦は最大で2クラブまでとなる。
リーグフェーズの日程は8月31日に発表されるが、同一都市で他のUEFA主催大会が開催されないように調整される。
(C)Getty Imagesリーグフェーズ対戦方法
新フォーマットでは、昨季までのようなグループステージで3クラブとホーム&アウェーの6試合をプレーすることはなく、各出場クラブは8つの異なるクラブとホームもしくはアウェーで対戦し、計8試合をプレーする。
これに伴い、新フォーマットでのチャンピオンズリーグのリーグフェーズの試合総数は、従来の125試合から189試合に大幅に増加する。
8つの対戦相手を決める方法としては、全クラブがUEFAクラブ係数に基づいて4つのポットに分類され、各クラブが各ポットの2クラブとリーグフェーズで対戦する。各ポットの1クラブとホームで対戦すれば、同ポットの他クラブとはアウェーで対戦することになる。
なお、リーグフェーズで同一連盟に所属するクラブ同士の対戦は行われない(例:レアル・マドリーvsバルセロナは実現しない)。また、同じ連盟に所属するクラブとの対戦は最大で2クラブまでとなる(例:レアル・マドリーがイングランド勢3チーム以上と対戦することは認められない)。
(C)Getty Imagesリーグフェーズ順位決定方法
リーグフェーズの各試合結果がリーグの順位に反映され、勝利3ポイント、引き分け1ポイント、敗戦0ポイントの勝ち点計算方法は従来通りだ。
リーグフェーズ全日程終了時に上位8位に入ったクラブは自動的にラウンド16に進出する。一方で9位から24位のクラブはラウンド16の残り8枠を懸けて2レグ制のノックアウトフェーズプレーオフに進む。25位から36位までのクラブは大会敗退が決定。今季からヨーロッパリーグ参戦権は与えられない。
全36クラブが1つのリーグで争う新フォーマットにより、これまでに頻繁に見られてきたグループステージ終盤の消化試合がなくなり、最終節もより多くの見どころが生まれることが期待されている。
(C)Getty Imagesノックアウトフェーズ
ノックアウトフェーズプレーオフでは、リーグフェーズ9位から16位のクラブがシードとなり、ノンシードの17位から24位までのクラブと対戦する。勝利した8クラブがラウンド16に進み、シードのリーグフェーズ1位から8位のクラブと対戦する。
なお、リーグフェーズとノックアウトフェーズの関連性を高めるために、ノックアウトフェーズの組み合わせもリーグフェーズの順位が一部反映されるようになる。
ラウンド16からは従来のノックアウトラウンドのフォーマットで実施される。
Getty Imagesノックアウトフェーズプレーオフ組み合わせ抽選
今季のリーグフェーズ最終節(第8節)が終了した週の金曜日、1月31日にノックアウトフェーズプレーオフの組み合わせ抽選会が開催される。
リーグフェーズの上位8クラブは自動的にラウンド16進出が決定し、その一方で9位から24位のクラブは今季のチャンピオンズリーグから新たに導入されたノックアウトフェーズプレーオフ(KOプレーオフ)に進む。KOプレーオフはホーム&アウェーの2レグ制で、2試合合計の結果でラウンド16に進出する残り8クラブが決定する。
リーグフェーズ上位8クラブ(9位~16位)がシードとなり、下位8クラブ(17位~24位)と対戦。原則として、シードチームはセカンドレグがホーム開催となる。
なお、KOプレーオフの対戦相手は、リーグフェーズの順位によるペアリングによって事前に定義されている。例えば、9位と10位のクラブは23位もしくは24位のクラブと対戦し、11位と12位のクラブは21位もしくは22位のクラブとラウンド16進出を懸けて対戦する。また、同一連盟に所属するクラブ同士の対戦も認められ、リーグフェーズで対戦したクラブ同士がKOプレーオフで対戦する可能性もある。
KOプレーオフはファーストレグが2月11日/12日、セカンドレグが2月18日/19日に開催される予定だ。
さらに、リーグフェーズの結果が反映されやすくするために、ラウンド16の対戦相手もリーグフェーズの順位によるペアリングによって決定する。例えば、KOプレーオフの15位/16位vs17位/18位の勝者はリーグフェーズの1位/2位と、9位/10位vs23位/24位の勝者は7位/8位とラウンド16で激突する。
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