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ブンデスリーガMF市場価値ランキング…ドイツで高い評価を得る司令塔は?

多くのスター選手がプレーしているブンデスリーガ。近年では、若手の登竜門とも呼べるリーグとなっており、ドイツで活躍し、経験を積んだ後にイングランドやスペインのトップリーグへと羽ばたいている。

今回、『GOAL』では、MFにスポットライトを当て、『トランスファーマルクト』の市場価値の順で紹介。今、最もドイツで評価されている司令塔は誰なのだろうか。

  • GERMANY ONLY: MARCEL SABITZER BAYERN MÜNCHEN BUNDESLIGA 15012022Imago Images

    11マルセル・ザビッツァー(バイエルン)

    年齢:27

    市場価値:2700万ユーロ

    ブンデスリーガが誇る攻撃的MFであるマルセル・ザビッツァー。ユリアン・ナーゲルスマン監督の下で薫陶を受け、攻守でハードワークできるタレントに。2021-22シーズンからは幼少時代からファンであったバイエルンに加入した。トレードマークである強烈なミドルシュートでの得点はまだないが、緊急時にはサイドバックを務めるなど、高い万能性を発揮している。今後のフィットに期待が集まる。

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  • mg-zakaria(C)Getty Images

    10デニス・ザカリア(ボルシアMG)

    年齢:25

    市場価値:2700万ユーロ

    2017年からボルシアMGの主力としてプレーするザカリア。恵まれた体躯を生かしたフィジカルバトルを得意とし、ダイナミックな攻撃参加で前線に厚みを加えることもできる。ここ2、3シーズンはケガやコロナ感染もあってトップフォームを失っているが、そのポテンシャルは本物。かねてよりプレミアリーグのクラブが興味を示しており、ブンデスリーガで見られる時間も残り少なくなってきているのかもしれない。

  • Angelino, Wijnaldum, RB Leipzig x PSG, Champions League, 03112021Getty Images

    9アンヘリーニョ(RBライプツィヒ)

    年齢:25

    市場価値:3000万ユーロ

    左サイドバック、左ウイングバックとしてプレーできるアンヘリーニョ。近年はより高い位置でのプレーに磨きがかかり、ときにウイングのような振る舞いも見せる。ビルドアップから最終局面まで左足の高いキック精度でこなし、違いを作る。上背はなく、守備面で時折不用意な対応をしてしまうのが玉に瑕か。

  • Gio Reyna Borussia Dortmund 2021Getty

    8ジオヴァンニ・レイナ(ドルトムント)

    年齢:19

    市場価値:4200万ユーロ

    ドルトムントのニューカマーであり、クリスチャン・プリシッチに続く“アメリカ産”のタレントだ。正確なタッチと緩急自在のドリブルで攻撃にアクセントを加えることができる。スピードもあり、ジェイドン・サンチョの7番を引き継ぐ正統後継者とも言える。あの怪物アーリング・ハーランドも「アメリカン・ドリーム」と称して認めた才能。元アメリカ代表クラウディオ・レイナを父に持つサラブレッドでもある。

  • Daniel OlmoGetty

    7ダニ・オルモ(RBライプツィヒ)

    年齢:23

    市場価値:5000万ユーロ

    2020年1月にディナモ・ザグレブから加入。序盤は負傷もあったが、徐々にライプツィヒのメインキャストに。スペイン代表でも主力に定着し、EURO2020でもプレーした。本職は攻撃的MFだが、これまでのキャリアでは両サイドのウイングとしても活躍。両足での正確なキックを武器としており、強烈かつ正確無比なシュートでゴールを陥れる。

  • Christopher Nkunku RB Leipzig 24112021Getty

    6クリストファー・エンクンク(RBライプツィヒ)

    年齢:24

    市場価値:5500万ユーロ

    2019年夏の加入時は次世代の若手の一人という評価に過ぎなかったが、その後ライプツィヒ価値を上げ続けているのがエンクンクだ。フランスA代表ではデビューしていないが、2022年のカタール・ワールドカップでは選択肢のひとつとなるだろう。中盤を本職としながら高い得点能力が最大の武器で、ライプツィヒの得点源となっていることもあり、前線での起用も増えている。また、上背はないものの、ヘディングでのシュートも苦手ではない。

  • Jamal Musiala FC Bayern 21/22Getty

    5ジャマル・ムシアラ(バイエルン)

    年齢:18

    市場価値:5500万ユーロ

    現在、世界を代表するヤングスターの一人であるムシアラ。2020年夏にトップチームに正式に加わると、ワールドクラスの選手が揃うバイエルンで順調に出場機会を得ている。サイド、攻撃的MFとして起用されれば、たちまちアクセントを加えられる。それほどスピードに秀でたタイプではないものの、細かいタッチと独特のリズムのドリブルでやすやすとDFをかわしていく。大舞台でも物怖じしない強心臓ぶりも注目点だ。

  • Florian Wirtz Bayer LeverkusenGetty

    4フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)

    年齢:18

    市場価値:7000万ユーロ

    ムシアラと並び、ドイツ代表の次代を担うチャンスメーカーだ。攻撃的MFとして備える得点能力はもちろん、高いアシスト能力を武器としている。止める・蹴るの基本的な能力が高く、まさに現代を代表するようなテクニシャンだ。小柄ながらパンチ力のあるシュートも魅力のひとつ。レヴァークーゼンとの契約は2021年5月に新たに5年契約を結んだばかりだが、ステップアップにそれほどの時間はかからないだろう。

  • LEON GORETZKA BAYERN MÜNCHEN BUNDESLIGA 06112021Getty Images

    3レオン・ゴレツカ(バイエルン)

    年齢:26

    市場価値:7000万ユーロ

    現代最高のボックストゥボックスタイプのMF。ヨシュア・キミッヒとのダブルボランチは世界を見渡してもベストのコンビだろう。強靭なフィジカルを備えながらスピードもあり、単独で相手のマークを剥がすことも可能。ゴール前に入っていく嗅覚も抜群で、ビッグマッチでこそ常にチャンスをうかがっている。コロナ禍で選手たちが集まれない中、自宅でのトレーニングで肉体改造し、パンプアップした姿を披露したのは有名な話だ。

  • Jude Bellingham DortmundAlexander Scheuber/Getty Images

    2ジュード・ベリンガム(ドルトムント)

    年齢:18

    市場価値:7500万ユーロ

    2020年夏のドルトムント加入以降、一気にチームの主力選手に定着。1年目からリーグ戦29試合に出場し、同年11月にはイングランド代表デビューも果たした。ストリート仕込みの足技に優れ、スペースのない場所でも圧巻のキープ力を見せる。ゴール前へと飛び込んでいくタイミングも熟知しており、得点感覚にも優れる。まだまだ若手ゆえに線が細いが、フィジカルが弱点にならないほどのテクニシャンだ。

  • JOSHUA KIMMICH HERTHA BSC BAYERNGetty

    1ヨシュア・キミッヒ(バイエルン)

    年齢:26

    市場価値:8500万ユーロ

    2015年のバイエルン加入以来、サイドバック、センターバックなどのプレーを経て本職の中盤で圧倒的な存在感を放つように。今や常勝バイエルンの欠かせない選手となった。正確なパス技術でチームのテンポを操るだけではなく、自ら飛び出していき前線で得点に絡むことも。勝利への飽くなき執着を持っており、ときにピッチ上で爆発してしまうこともあるが、未来の主将として頼もしさも感じさせる。コロナワクチンを打たないという姿勢を取っていたが、自身が感染したことで翻意。「迷惑をかけてしまった」と反省し、打つことを決断した。

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