主将ブルーノは「監督の座を狙っている」？マンチェスター・ユナイテッド指揮官とのやり取りが話題に

昨年11月からマンチェスター・Uの指揮を執るルベン・アモリム監督。しかし、ヨーロッパリーグでは躍進を見せて決勝戦まで進んだものの、プレミアリーグでは大苦戦。37試合を終えて16位に沈んでいる。

そして決勝戦の相手であるトッテナムも、プレミアリーグでは17位と深刻な不振に陥った。そのため一部では、アンジェ・ポステコグルー監督は決勝戦の結果にかかわらず解任されるとも予想されている。

そうした中で行われたヨーロッパリーグ決勝前の会見では、ポステコグルー監督に対して去就に関する質問が相次ぐことに。そしてその後に行われたマンチェスター・Uの会見でも、アモリム監督に対して「ポステコグルーは先程、将来について質問を受けていた。あなたのチームも同じような成績を残しているが、彼と同じようなプレッシャーは受けていないように見える。それに驚いている？それとも感謝している？」との質問が飛んでいる。

しかしこの質問に対し、アモリム監督と出席していた主将のブルーノ・フェルナンデスが先に返答。冗談を交えながら以下のように語った。

「彼だってそうだよ（プレッシャーを感じている）。誰がそうじゃないって言ったんだい？」

会見場の笑いを誘った主将のコメントの後、アモリム監督は「彼は私の仕事を欲しがっているんだ。素晴らしい監督になるだろうけど、マインドセットは磨かないとね。人との付き合い方を知らないみたいだ」とさらなる冗談を飛ばし、さらにこう続けた。

「わからないよ。みんなはもう、私が自分のことよりもクラブのことばかり考えていることに気づいていると思う。今の状況では、本当に辛い問題が山積みだ。どうしてファンが私を好きでいてくれるのか、どう説明すればいいかわからない。ただ、私はファンやクラブへ向けて自分たちの実力を証明しようと挑戦しているんだ」

マンチェスター・Uとトッテナムは21日、サン・マメスで行われるヨーロッパリーグ決勝戦で激突。勝者は来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得する。