Getty Images SportKyoya Saito2025年10月11日 13:00ブルーノ・フェルナンデス、マンチェスター・ユナイテッドの象徴として「ポルトガル国民の夢」を背負い、2026年にクリスティアーノ・ロナウドと共にワールドカップ制覇を目指すポルトガル代表は、ブルーノ・フェルナンデスが「チームは国民全体のためにワールドカップ優勝を目指して戦う」と誓ったことを受け、世界サッカーの最高峰の栄冠獲得に集中し続けている。ポルトガルはグループF予選のアイルランド戦を前に全勝記録を保持しており、フェルナンデスは大会を控えた自身とチームメイトの感情について語った。ポルトガルはアメリカ・メキシコ・カナダで開催される大会への出場権獲得に向け順調に進んでいる。予選を完璧なスタートで切り、初戦2試合を勝利で飾りグループ首位に立っている。得失点差は8得点2失点。アルメニア戦では圧倒的な5-0の勝利を収め、続くハンガリー戦では接戦の末3-2で勝利をつかんだ。次戦はアイルランドと対戦する。広告AFPアイルランド戦を前に、フェルナンデスは『チャンネル11』にこう語った。「ワールドカップにできるだけ早く出場したいのは確かだが、試合ごとに集中しなければならない。我々の主な目標は全試合を勝ち抜くことであり、ワールドカップという夢が常に存在していることを理解しつつ、その一点に集中している。幼い頃からワールドカップ優勝を夢見てきたが、これは僕だけの夢ではなく、全てのポルトガル国民の夢だ。まずは出場権獲得のために全力を尽くし、その後はその夢を実現させるためにあらゆる手段を講じるつもりだ」ワールドカップ出場に関する憶測に対し、ロナウドはポルトガル代表とアル・ナスルでのプレー継続の意思を示し、国際舞台に留まりたい意向を表明した。また「なぜ今やめる必要があるのか?」と述べ、クラブと代表で高いパフォーマンスを維持できる限り、さらに何年もプレーを続ける計画だと語った。「ピッチに立てる時間はあとわずか」と認めつつも、「一瞬一瞬を最大限に楽しみたい」と語った。ロナウドは「長期的な計画は立てず、一日一日を生きる」と現在に集中する姿勢を強調。ワールドカップ出場権獲得に向け、目前の予選突破を「直近の目標」と位置付け、「ポルトガル代表でのワールドカップ出場は今も夢だ。実現可能だ」と付け加えた。AFPアイルランド代表のワールドカップ出場への望みは、すでに細い糸でつながっている状態だ。グループFで現在最下位に沈んでおり、開幕2試合で得た勝ち点はわずか1。ホームでのハンガリー戦では2点差を追い上げて2-2の引き分けに持ち込んだが、続くアルメニア戦では2-1で敗れるという残念な結果に終わった。アイルランド戦についてフェルナンデスはこう語った。「我々が対戦するのは、非常にフィジカルに強く、1対1の局面で高い能力を発揮し、多くの選手をボールの後ろに配置して守備を固めるチームだ。ボールを保持する忍耐力と適切なスペースを見つける術が求められるが、特に今週の練習が充実していたため準備は整っている。これまでの試合同様、困難な一戦となるだろうが、我々は対応能力を有しており、今回もそれを発揮しなければならない」