ブラジル代表のカタールW杯スタメンバトル：ハフィーニャやヴィニシウスらネイマールの隣でプレーするのは誰か？

リヴァプールのアリソンとマンチェスター・シティのエデルソンは、エリートクラブでプレーし、過去10年間のビッグマッチで経験を積んできた2人の素晴らしいゴールキーパーだ。

昨夏のコパ・アメリカでは、アリソンがグループリーグのベネズエラ戦とコロンビア戦の2試合、エデルソンが決勝のアルゼンチン戦（0-1）を含む4試合に先発出場し、それぞれ役割を分担した。ウェベルトンも同大会で1試合先発出場している。

それ以来、チッチはセレソンのネットを守るためにアリソンを好み、エデルソンの2試合に対し、リヴァプールGKを8試合に先発させた（ただし後者は病気のため春の予選のセットを欠場した）。

形勢は一気に崩れるかもしれないが、現時点ではアリソン優勢だ。

現状：アリソン

ブラジルのグループG開幕戦、セルビア戦ではチアゴ・シウバとマルキーニョスがセンターバックで先発出場するだろう。もう書いておいてもいいくらいだ。

しかし、24歳のエデル・ミリトンは、ベテランの一人が負傷したり、調子が上がらないまま大会が始まった場合に備えて、そのすぐ後ろに控えている。クラブレベルでは、セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが去った後、ミリトンはサンティアゴ・ベルナベウのバックラインが崩れないようにすることに貢献した。そして、ラ・リーガとチャンピオンズリーグを制覇した。大きな期待を背負ったメジャーチームにおいて、先発級のディフェンダーとしての彼の地位については、もはや疑問の余地はないだろう。

W杯予選では、ミリトンはシウバやマルキーニョスを休ませたときに出場。これは、システムやセレソンでの連携に慣れるための意図的な動きであった。

また、ミリタオが右サイドバックで起用される可能性もわずかにある。いずれにせよ、指揮官が必要とすれば、その準備はできている。

現状：T・シウバ＆マルキーニョス

ダニ・アウベスが39歳にしてワールドカップで先発する可能性を残していることは、彼自身の能力よりも、ブラジルのディフェンスの右サイドの空白を物語っている。ダニには悪いが、これが真実だ。

チッチ監督は、9月のインターナショナルブレイクに向けた代表メンバーに、ユヴェントスの31歳ダニーロを一人だけ選んだが、アウベスは落選にもかかわらず、W杯メンバーの候補に挙がっていると思われる。

バルセロナへの復帰を経て現在はリーガMXのプーマスに所属するアウベスは、2021年の開幕からセレソンで6試合に出場している。6月には韓国と日本との親善試合に先発出場した。それならば、このベテランは最有力候補ではないにせよ、候補には残っているだろう。

現状：ダニーロ

カゼミーロは中盤のアンカーとして、ブラジルのチームシートに最初に名前が載る選手であり、ウェストハムが獲得したルーカス・パケタは、その万能性から先発に固定された選手だ。

もし、チッチが3人目のセントラルMFを起用するならば、フレッジとブルーノ・ギマランイスが有力な選択肢となるだろう。

フレッジはオールド・トラッフォードで非難を浴びたが、チッチは彼を信頼している。コパ・アメリカ決勝では先発出場し、監督はより攻撃的な選手を求めてハーフタイムにロベルト・フィルミーノと交代させたが、このマンチェスター・ユナイテッドのMFはワールドカップ予選中も選ばれ続けている。エリック・テン・ハーグが今シーズンも彼に出場機会を与え続ければ、この29歳の選手はポジションをキープすることができるだろう。

とはいえ、ギマランイスはセレソンで最も成長著しい選手の一人であり、突如として加わることになった。前回のコパ・アメリカではメンバーから外れ、予選でも限られた出場機会だったギマランイスが、先発メンバーの候補となるとは、まさに急成長と言うほかない。ギマランイスを指揮官はもっと評価すべきとの声もある。

『GOAL』ブラジル語版のアラン・リマは「チッチはフレッジが好きすぎるんだ。でも、こっちはブルーノの先発を夢見ている」と主張する。

アストン・ヴィラのドウグラス・ルイスも、チッチがコパ・アメリカのメンバーに最終的に選んだ一人であり、この話題の端役である。そして、カゼミーロが負傷した場合、次はファビーニョが守備的MFの役割を担うことになるだろう。

現状：フレッジ

マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、レアル・マドリー。

世界有数の3つのクラブに所属し、全員が25歳以下で、ほとんどの代表でスタメンを張れる実力を持つ選手たちの激突だ。

チッチはレアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールを本来のポジションである左ウイングに、バルセロナのハフィーニャを右に選び、ネイマールが中央でプレーする流動的な3トップを採用すると予想されている。

その場合、マンチェスター・ユナイテッドのアントニーは右ウイングで、ハフィーニャと直接先発の座を争うことになる。あと2カ月、彼は自分の主張を通さなければならない。

現状：ヴィニシウス＆ハフィーニャ

ワールドクラスのウイングが揃っているため、指揮官が従来の9番を見送る可能性はある。しかし、もし監督がセンターフォワードを起用するならば、アーセナルのガブリエウ・ジェズスとトッテナムのリシャーリソンが最有力候補となる。

ジェズスは今月末の親善試合に向けたメンバーには入っていないが、監督はペドロ、マテウス・クーニャ、ロドリゴといった選手を優先させたので、あまり深読みはしないでほしい。ジェズスはおそらくカタールに行くだろうし、クラブでの調子が続けば、先発の座を狙えるだろう。

今シーズン、プレミアリーグ7試合に出場し、4ゴール3アシストを記録した25歳は、他のセレソンの選手たちよりもダイレクトなプレーを披露している。彼は自分の状況をあまり心配していないようだ。

一方、リシャーリソンはコパ・アメリカでレギュラーとしてプレーし、夏にトッテナムに加入して以来、さらに評価を高めた。プレッシングに長けている彼は、ブラジルがボールを保持していないときでも、チームに貢献することができる。

現状：五分五分

GK：アリソン

DF：A・サンドロ、シウバ、マルキーニョス、ダニーロ

MF：フレッジ、カゼミーロ、パケタ

FW：ヴィニシウス、ネイマール、ハフィーニャ

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