(C)Getty ImagesGOAL
サッカーブラジル代表メンバー全選手の経歴&プレースタイル紹介。キリンチャレンジカップ2022で日本代表と対戦
(C)Getty ImagesGKアリソン(リヴァプール/イングランド)
53試合:27クリーンシート
タファレル、ジーダ、ジュリオ・セーザルといった名GKを抱えてきたセレソン。現在、カタール・ワールドカップ(W杯)での守護神候補筆頭がアリソンだ。エデルソンという強烈なライバルがいながらもW杯の正GKにより近い存在となっている。キック精度ではエデルソンに一日の長があるも、シュートストップ、ハイボール処理、ポジショニングと穴がなく、安定感は世界屈指。ゴール至近距離での勇気あるゴールキーピングも特筆すべき天性の能力だ。GKエデルソンが負傷離脱した中、ウェヴェルトンが韓国戦に先発しており、日本戦のスタメンが濃厚となっている。
(C)Getty ImagesGKエデルソン(マンチェスター・シティ/イングランド)※途中離脱
49試合:25クリーンシート
マンチェスター・シティの守護神として君臨するエデルソン。今季はプレミアリーグで20ものクリーンシートを記録し、4度目のリーグ優勝の美酒を味わった。セービングや飛び出しなどGKとして求められる能力を高い水準で備えるが、最大の武器はやはり左足でのフィード。圧倒的にボールを支配することの多いシティやブラジル代表でも、“タッチダウンパス”で攻撃の起点となることができる。だが、残念なことに招集中の負傷離脱が伝えられており、日本戦の出場は厳しいものとみられている。
(C)Getty ImagesGKウェヴェルトン(パルメイラス/ブラジル)
26試合:16クリーンシート
名門コリンチャンスの下部組織出身で、ブラジル国内でキャリアを築き上げてきたベテランGK。パルメイラスでは2020年から2年連続でコパ・リベルタドーレス優勝を経験し、2020年には大会最優秀GKに。ブラジル・セリエAでは5度の最優秀GKに輝いたほか、2016年の五輪ではオーバーエイジ枠で参加し、PK戦でも5人目をストップして金メダル獲得に大きく貢献した。アリソン、エデルソンと世界最高レベルの守護神争いを前に出場機会はなかなか得られてはいないが、貴重な経験をもたらす選手である。
(C)Getty ImagesDFレオ・オルティス(レッドブル・ブラガンチーノ/ブラジル)
22試合:1ゴール2アシスト
ブラジル国内でキャリアを積んでいる26歳のレオ・オルティスは、インテルナシオナウでのデビューから期限付き移籍を経て、2019年にレッドブル・ブラガンチーノに完全移籍。昨年6月のコパ・アメリカ2021でブラジル代表に初招集された。ここまでデビューすることはできていないものの、今季もキャプテンを務めながら公式戦22試合に出場するなど好調を維持。センターバックながら足下の技術に長けており、高いビルドアップ能力と闘争心を兼ね備える。空中戦でのヘディング力もあり、セットプレー時には警戒が必要だ。
(C)Getty ImagesDFギリェルミ・アラーナ(アトレチコ・ミネイロ/ブラジル)
19試合:3ゴール5アシスト
左サイドバックとしてプレーするギリェルミ・アラーナ。セビージャ、アタランタと欧州での挑戦は難しい時間となったが、ブラジルに戻ると再び輝きを取り戻し始めている。ブラジル人らしい攻撃的な左サイドバックで、オーバーラップからのクロスや左足でのミドルシュートなどを得意としている。セレソンでは各年代でプレーし、東京五輪でも全6試合にフル出場し、金メダル獲得に大きく貢献した。その活躍が認められる形で、2021年10月に初招集。これまで3キャップを記録しており、25歳という若さだけに今後の飛躍が期待される選手だ。
(C)Getty ImagesDFマルキーニョス(PSG/フランス)
40試合:5ゴール1アシスト
中盤でもプレー可能なパリ・サンジェルマンの主将マルキーニョス。2021-22シーズンはCBとしてフル稼働した。高い身体能力を生かした守備と、正確なスライディングで決定的なピンチでも得点を防ぐ。また、リーグ戦では5ゴールを挙げるなど、セットプレーからのヘディングはPSGの得点パターンのひとつだ。ブラジル代表ではCBの層の厚さもあり、2018年のロシアW杯以降にスタメンへと定着。エデル・ミリトン、もしくはチアゴ・シウバとのコンビで強固なセンターラインを形成している。日本代表とブラジル代表は2~3年に一度のペースで対戦しているが、マルキーニョスはここまで出場機会はなし。今回、初めて日本の前に立ちはだかることになるのだろうか。
(C)Getty ImagesDFアレックス・サンドロ(ユヴェントス/イタリア)
40試合:2ゴール2アシスト
ドリブル突破と高精度のクロスが武器のブラジル人らしい左サイドバック。果敢なオーバーラップで攻撃に変化を加える存在だ。ユヴェントスでの7年間で守備時のポジショニングなども整理され、着実に成長を続けている。セレソンでもチッチ監督の信頼をつかんでおり、左サイドバックのレギュラーとして2019年のコパ・アメリカ優勝に貢献。カタール行きも間違いないだろう。日本代表戦に出場するとなれば、伊東純也とのマッチアップは非常に楽しみだ。
(C)Getty ImagesDFガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル/イングランド)
38試合:5ゴール
ミケル・アルテタ監督の下で若返り、プレミアリーグのトップ4争いに最後まで絡んだアーセナル。その最終ラインを支え続けたのがガブリエウだ。190cmを超える長身と分厚い身体ながら機動力にも溢れ、被カウンター時には積極的に前へ出て即時奪回に大きく貢献。また今季は特にビルドアップ面で飛躍的な成長を見せ、冷静に相手の出方を見る余裕もできた。左足の精度も申し分なく、セットプレーでも脅威に。現代的なCBとしてたくましい存在となっている。セレソンでは世界屈指のポジション争いを前に未だ出場はないものの、現在の調子を維持できればカタール行きは固いだろう。
(C)Getty ImagesDFアレックス・テレス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
26試合:1ゴール4アシスト
アレックス・テレスは、キック精度を売りとするレフトバックだ。2020年にポルトからマンチェスター・ユナイテッドに加入後、ルーク・ショーとポジションを争っている。今季は負傷で出遅れたものの、ショーの離脱によって定位置を確保。守備面で甘さが残るものの、チャンピオンズリーグ(CL)のビジャレアル戦で圧巻のダイレクトボレー弾を決めたように、ボールをミートさせる力は超一流。プレースキックは非凡で警戒が必要だ。
(C)Getty ImagesDFチアゴ・シウバ(チェルシー/イングランド)
48試合:3ゴール2アシスト
37歳となるチアゴ・シウバだが、2021-22シーズンもプレミアリーグではフル稼働したと言っていいだろう。最終ラインの高い統率力とフィードでチームを支え、トーマス・トゥヘル監督も「彼は素晴らしい選手であり、素晴らしい人間だ。すべての称賛に値する」と舌を巻く。彼の存在があったからこそ、アントニオ・リュディガーとアンドレアス・クリステンセンの退団を認めた背景もあるだろう。ブラジル代表でもこれまでに105キャップを積み重ねてきており、先発すればアームバンドも任される。韓国戦でフル出場しており日本戦で連続出場するかは不透明も、出場すればそのリーダーシップにも注目だ。
(C)Getty ImagesDFエデル・ミリトン(レアル・マドリー/スペイン)
50試合:2ゴール3アシスト
開幕前はセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランの同時退団により問題が指摘され続けていたレアル・マドリーだが、終わってみればラ・リーガ優勝に14度目の欧州制覇と歴史に残るシーズンを送った。そしてそれは、ミリトンの驚異的な成長がなければ達成できなかっただろう。抜群の身体能力と危機察知能力で広大なスペースを管理し、果敢なタックルやインターセプトで相手の攻撃をシャットアウト。さらに機を見た攻撃参加も戦術に幅をもたらし、ダヴィド・アラバとのコンビは完璧だった。セレソンではマルキーニョスやチアゴ・シウバらの後塵を拝していた時期もあったが、今回の南米予選では6試合出場と存在感を強めている。
(C)Getty ImagesDFダニエウ・アウヴェス(バルセロナ/スペイン)
16試合:1ゴール3アシスト
言わずと知れたセレソンのレジェンドだ。ブラジル代表としてはこれまでに123キャップで8ゴールをマーク。昨夏の東京五輪では金メダルを獲得し、史上最多「43」ものタイトル獲得者となった。昨秋にバルセロナに復帰した中、終盤戦ではレギュラーとして活躍。今年5月に39歳となった中でスピード面など衰えも出ているが、それを補うほど経験値を備えており、ブラジル代表にとっても大きな存在となり続けている。
(C)Getty ImagesMFダニーロ(パルメイラス/ブラジル)
25試合:6ゴール2アシスト
今回のブラジル代表でサプライズ招集となった21歳のダニーロ。母国で将来を嘱望されるセントラルMFは、2020年にパルメイラスでトップチーム入りするとカップ2冠、そして2021年にクラブの南米制覇に貢献するパフォーマンスを見せた。2021年シーズンは49試合に出場し、シーズン中の今季も開幕からレギュラーとして活躍中。ブラジル人らしい確かな足下の技術と冷静なゲームコントロール、推進力とパスセンスを兼ね備えている逸材だ。
(C)Getty ImagesMFルーカス・パケタ(リヨン/フランス)
44試合:11ゴール7アシスト
リヨンの10番を背負うルーカス・パケタ。ミランでの1年半は成功とは言えないものとなったが、2020年夏に活躍の場をフランスへと移すと、見事に才能は花開いた。1年目は10ゴール6アシストを記録すると、2年目の2021-22シーズンはそれを超える11ゴール7アシストをマーク。中盤を本職とするが、高い得点関与率を誇り、狭いスペースをかいくぐるドリブル突破が魅力の選手だ。さらに、ブラジル代表でのプレー時はファンタジックな思考がチームメイトと呼応するように輝きを増す。とりわけネイマールとは阿吽の呼吸を持っており、セレソンらしいコンビネーションを見ることができる。日本ではそれほど知名度の高い選手とは言えないが、代表戦では最も注意すべき選手の一人だ。
(C)Getty ImagesMFブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル/イングランド)
17試合:5ゴール1アシスト
ブルーノ・ギマランイスは、今年1月にリヨンからニューカッスル入りした売り出し中のセントラルMFだ。プレミアリーグでも球際の強さ、機を見たダイナミックな攻撃参加を活かしたプレースタイルで存在感を示しており、後半戦のリーグ17試合で5ゴールと快調なスタートを切った。2020年のブラジル代表初出場後、招集から離れる期間もあったが、南米予選のラスト3戦すべてに出場。1ゴール3アシストを記録して猛アピールに成功している。
(C)Getty ImagesMFフィリペ・コウチーニョ(アストン・ヴィラ/イングランド)
35試合:7ゴール3アシスト
今冬にバルセロナからアストン・ヴィラへとレンタル移籍すると輝きを取り戻したコウチーニョ。プレミアリーグ19試合で5ゴール3アシストを記録し、5月にはヴィラへの完全移籍が決定。スティーブン・ジェラード監督も「フィルはプロフェッショナルの見本で、彼のピッチ上でのインパクトは1月の加入以降、とても明白だ」と評価する。セレソンでも2022年1月のエクアドル戦で約1年半ぶりに代表復帰。以降の4試合で2得点を挙げており、韓国戦でもキレのある動きを見せてゴールを挙げた小さな魔法使いの活躍に期待したい。
(C)Getty ImagesMFフレッジ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
36試合:4ゴール6アシスト
中盤のダイナモである29歳のフレッジ。所属するマンチェスター・Uでは波のあるパフォーマンスとなっているが、「セレソンのフレッジ」はより一貫したプレーを見せている。サイズは比較的小柄だがボール奪取能力に長け、ブラジル代表ではそこから攻撃へ関与する機会も多い。相手が強敵になるほど持ち味が活きるタイプで、好調時の躍動感はすさまじいものがある。
(C)Getty ImagesMFファビーニョ(リヴァプール/イングランド)
48試合:8ゴール1アシスト
2021-22シーズンは一貫して定位置のアンカーとしてプレー。類まれなボールリカバリー力と危険察知能力を誇る28歳が中盤の底に君臨し、リヴァプールの躍進を支えた。負傷明けで先発したレアル・マドリーとのCL決勝でも高いパフォーマンスを披露し、良いコンディションのままセレソンに合流する。そのブラジル代表では最高峰の舞台で戦ったカゼミロとポジションを争う。タイプ的にも似通う部分が多く、日本代表戦でも共存の可能性は低い。いずれかがバイタルエリアの番人としてサムライブルーの前に立ちはだかることとなりそうだ。
(C)Getty ImagesMFカゼミーロ(レアル・マドリー/スペイン)
47試合:1ゴール4アシスト
中盤の番人として、レアル・マドリーで5度目のCL制覇を成し遂げたカゼミーロ。恵まれた体躯と戦術眼で危険な場面に必ず顔を出し、強烈なプレッシャーでボールを刈り取る守備的MFだ。彼とのデュエルを制するのは非常に困難であり、試合中に睨まれたアタッカーはそのままピッチで行方不明になることも多い。セレソンでも2017年から不動のレギュラーであり、2019年のコパ・アメリカ優勝メンバーの1人。ファビーニョら同ポジションにも世界的な選手は揃っているセレソンだが、チッチ監督のファーストチョイスは彼だろう。日本代表としても、彼を攻略せねばゴールは生まれないかもしれない(周辺を避けて攻めることも必要だ)。
(C)Getty ImagesFWネイマール(PSG/フランス)
28試合:13ゴール8アシスト
2021-22シーズンは負傷やコンディション不良などによりフル稼働とはいかず。所属するパリ・サンジェルマンも最低限のリーグタイトルのみと不甲斐ない一年となってしまった。とはいえ、CL・ラウンド16レアル・マドリーとの2戦では2アシストを記録しており、ビッグマッチで輝く能力は健在。カタール行きが当確しているメンバーの一人だ。ブラジル代表では絶対的なストライカー不在、そしてヴィニシウスやルーカス・パケタの台頭もあり、中央でプレーする機会も増えている。独善的なイメージも強いクラックだが、代表では味方との連携を楽しんでいる様子も見え、紛れもなく大会最注目のスターの一人。日本代表戦ではこれまで4試合に出場し、全8ゴールを記録。韓国戦でもPKでの2ゴールを挙げたエースがサムライブルーに襲いかかる。
(C)Getty ImagesFWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー/スペイン)
52試合:22ゴール20アシスト
今季の欧州リーグで最もブレークしたアタッカーの一人と言えるだろう。昨季に49試合6ゴール7アシストに終わった左ウインガーだが、今季は約3倍の22ゴール20アシストをマーク。CL決勝のリヴァプール戦では値千金の決勝弾を記録し、レアル・マドリーを14度目の欧州制覇に導いた末恐ろしい21歳だ。左ウイングを主戦場としていることから代表ではネイマールとベストポジションが被るものの、試合をこなして連係を高めていければ驚異的なコンビとなるだろう。
(C)Getty ImagesFWロドリゴ(レアル・マドリー/スペイン)
49試合:9ゴール10アシスト
21歳ながら欧州王者レアル・マドリーで立ち位置を築いたロドリゴ。特にCLのチェルシー戦、マンチェスター・シティ戦といずれも追い込まれた展開で途中出場からすぐさまゴールを奪うなど、若くして勝者のメンタリティを有するアタッカーだ。スピードやドリブルだけでなく、ボックス内でフリーになる技術も高く、得点にも絡んでいくことが可能。世界最高の攻撃陣を誇るセレソンではなかなか出番はないものの、次世代を担う存在として大きな期待を集めている。
(C)Getty ImagesFWマテウス・クーニャ(アトレティコ・マドリー/スペイン)
38試合:7ゴール7アシスト
今季アトレティコに加入し出番も限定的であったが、チームの不調が続いた1月には強烈なゴールへの意欲とプレッシング、強靭なフィジカルを生かした豪快なプレーで活力をもたらす重要な存在に。その後はケガの影響でレギュラーの座を安泰にはできなかったが、来季以降はより存在感を高めるだろう。ブラジル代表として臨んだ東京五輪では5試合3ゴールで金メダル獲得に貢献、U-23チームでは16試合で15ゴールと目覚ましい活躍を見せてきた。昨年デビューしたA代表でも出場機会を伸ばす23歳は、今後のさらなる成長に期待がかかる。
(C)Getty ImagesFWガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ/イングランド)
41試合:13ゴール12アシスト
これまでセンターフォワードを主戦場としてきたガブリエウ・ジェズスだが、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の下で今季は右ウイングでも多くの試合に出場。ゴールへの嗅覚をそのままに、よりプレーの幅を広げると、プレミアリーグ第34節のワトフォード戦で4ゴールを記録するなど終盤戦にかけて調子を上げた。移籍が濃厚となっている中、W杯へのポジション確保に向けてセレソンでのアピールへ、韓国戦に続く連続ゴールを狙ってくるだろう。
(C)Getty ImagesFWハフィーニャ(リーズ/イングランド)
36試合:11ゴール3アシスト
2020年のリーズ加入以降、絶対的な主力の一人として活躍を続けるハフィーニャ。今季は残留争いに巻き込まれながら、最終節ではゴールを挙げて劇的な残留に大きく貢献した。推進力のあるドリブルと強烈なシュートを備えており、今夏にはバルセロナへの移籍が噂されている。一方で、セレソンでは2021年8月にデビューしたばかり。7試合で3ゴール2アシストを記録し、カタール行きの飛行機に乗り込もうとしている。ハフィーニャは左利きで、逆サイドのネイマールやヴィニシウス・ジュニオールといった強烈な個性とポジションが被らないのもポジティブなところ。守備での献身性もあり、カタールW杯ではキーマンとなる可能性もありそうだ。
(C)Getty ImagesFWリシャルリソン(エヴァートン/イングランド)
33試合:11ゴール5アシスト
エヴァートン所属ながらもセレソンの常連となったリシャルリソンは、昨夏に東京五輪に参戦。ドイツ代表戦でハットトリックを記録するなど、計5ゴールで大会得点王となって金メダル獲得に貢献した。直近の韓国戦では先制ゴールを記録。前線ならどのポジションもこなすことができ、推進力のあるドリブルとゴール前での抜け目なさ、持ち前の攻撃性で多士済々のアタッカー陣にアクセントを加えることができる存在だ。
(C)Getty ImagesFWガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル/イングランド)
36試合:6ゴール7アシスト
昨夏に東京五輪メンバーの一員として金メダルを獲得し、自信を手に迎えた今シーズンは20歳アタッカーにとって飛躍の1年となった。当初は控え起用が続いていたが、強烈な献身性とゴールへの意欲で11月からレギュラーの座を獲得すると、抜群のテクニックとスピードでデュエルの質と量も向上。前線からのプレスも大きな武器であり、そのタイミングや追い方も大きく進歩している。今年3月にA代表デビューを果たしたばかりのマルティネッリにとって、6月の代表ウィークはワールドカップ行きをかけた勝負の舞台。アピールする気満々で日本戦にも臨んでくるだろう。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が「100年に1人の才能」と惚れ込む20歳のパフォーマンスに注目だ。
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