Premier League biggest disappointment GFXGetty/GOAL

【徹底予想】今季のプレミアリーグで最も「期待外れ」に終わってしまうのは?昨季のタイトル獲得チームが大苦戦の可能性…

いよいよ開幕するプレミアリーグの2025-26シーズン。例年通り、各クラブは移籍市場で積極的にチーム強化に大金を注ぎ込み、1年間を通して戦えるチームの構築に励んでいる。

そうした中で、各チームのスカッドや現在のチーム力はある程度の見当がついてきた。開幕を翌週に控える今、『GOAL』グローバル部門のライター陣が様々なテーマでプレミアリーグの新シーズンを予想。リスク承知で独自の分析を行っていく。

今回取り上げるのは「期待を裏切るかもしれないチーム」。開幕前のファンの期待に応えられず、苦しい戦いを強いられるかもしれないチームを各ライター陣が予想していく。

  • Manchester United FC v Aston Villa FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    マーク・ドイル:アストン・ヴィラ

    ウナイ・エメリは降格危機に瀕していたクラブを、昨季はチャンピオンズリーグ準々決勝まで導いた。優勝したパリ・サンジェルマンを最後まで追い詰めるなど、素晴らしいチームを作り上げ、未だ欧州トップレベルの指揮官であることを証明している。

    しかし今季のチャンピオンズリーグ出場権を逃したことで、移籍市場での動きは大幅に制限されている。マーカス・ラッシュフォードやマルコ・アセンシオは退団、代わりの補強も実現できず、チーム力は明らかに弱体した。そしてヨーロッパリーグを戦うことによって木曜夜の試合が入ってくることを考えると、プレミアリーグでは順位を落とすことになるかもしれない。

  • 広告
  • Arsenal v Newcastle: Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ジェームズ・ウェストウッド:ニューカッスル

    今夏の移籍市場では、ほぼすべての主要ターゲットの獲得に失敗。そしてアレクサンデル・イサクは移籍を強行する可能性が高い。彼を失えば、ニューカッスルはトップ8入りすら難しくなるかもしれない。彼のような得点力を再現できる選手はチームにおらず、代役の補強も難航。苦しい戦いが予想される。

  • Queens Park Rangers v Brentford - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    エイミー・ルスカイ:ブレントフォード

    近年プレミアリーグで素晴らしい戦いを続けてきたが、今季は心配だ。優秀な指揮官が引き抜かれ、後任はこれまでセットプレーコーチを担当していたキース・アンドリューズ。経験不足感は否めない。またチーム内得点王のブライアン・エンベウモ、主将クリスティアン・ノアゴールも引き抜かれ、ヨアヌ・ウィサすらも失う可能性がある。あまりに大きな変化が一気に訪れてしまったことで、ひとつ間違えば降格する危険性すらあるかもしれない。

  • Pep Guardiola Manchester City 2025Getty

    ショーン・ウォルシュ:マンチェスター・シティ

    史上最高の指揮官の1人であるジョゼップ・グアルディオラが新シーズンも指揮を執ることになり、大幅に順位を落とすことはないだろう。しかし、彼らに求められるのはタイトル奪還だ。そうした観点から見ると、ここまでの移籍市場での活動はやや疑問が残る。さらにアタッカーの放出も噂されており、チームを進化させられるかどうかは不透明だ。結局のところ、彼らのタイトルはロドリの復調にかかっている。

  • Manchester United FC v Aston Villa FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    トム・マストン:アストン・ヴィラ

    近年の素晴らしい成績を考えると、もう中位で終えることは失望とみなされるだろう。しかし周りが積極的にチーム強化を図っている中で、移籍市場での鈍さは懸念材料だ。もちろんモーガン・ロジャース、オリー・ワトキンス、エミリアーノ・マルティネスを維持できれば上位争いに加わるだけの力はある。しかし、やはりヨーロッパリーグがネックになる。仮に同大会の優勝を目指しに行くのであれば、プレミアリーグの成績が犠牲になってしまうかもしれない。

  • FBL-SIN-ENG-ITA-ARSENAL-AC MILANAFP

    ジョー・ストレンジ:アーセナル

    ミケル・アルテタが長年追い求めたストライカーを獲得するなど、すでに2億ポンド近く補強に投じたアーセナル。しかし優勝を目指すという意味では、まだスカッドは不十分だ。確かにトップ4フィニッシュを続けることに価値はあるものの、すでに優勝以外は「失敗」とみなされるほど成長している。仮に今季も2位に終わった場合、指揮官の能力に疑問が投げかけられることになるだろう。

  • Tottenham Hotspur v Newcastle United - Preseason FriendlyGetty Images Sport

    クリシャン・デイヴィス:ニューカッスル

    昨季も比較的移籍市場では大人しかったが、最終的にタイトルを手にした。だが、チーム最高の選手を失う危険がある今夏も同じ動き方では難しいだろう。上位勢はもちろん、すでにマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムといった昨季苦しんだチームも積極的にチーム強化を図っている。彼らに後れを取る可能性は否めない。

  • FBL-WC-CLUB-2025-MATCH63-CHELSEA-PSGAFP

    スティーブン・ダーウィン:チェルシー

    確かに、決勝でパリ・サンジェルマンを破ってのクラブワールドカップ優勝は素晴らしい功績だった。しかしこの結果、期待値は過剰なまでに膨れ上がっているかのように見える。特に守備の要であるレヴィ・コルウィルの長期離脱は大打撃だ。トップ4の座は確保できるだろうが、優勝となると話は別である。

  • Celtic v Newcastle United - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    リチャード・マーティン:ニューカッスル

    昨季は56年ぶりのタイトルとチャンピオンズリーグ復帰を果たし、リーグ内での立ち位置を確固たるものにできるはずだった。しかし今季は、始まる前から道を踏み外したように見える。イサクの移籍希望はチーム内の士気にも大きな影響を与えており、エディ・ハウは「余計な」問題に悩まされているように見える。一刻も早く彼がピッチ上に集中できる環境を作らなければならないだろう。

0