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Real Madrid 21st century rankings GFXGOAL

C・ロナウド、ジダン、モドリッチ…21世紀のレアル・マドリー最高の選手ベスト25ランキング

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単刀直入に言おう。「21世紀の最高のレアル・マドリーの選手が誰か」は推測可能かもしれない。大した謎ではないだろう。他の有名な選手も明らかだ。新世紀になってからのロス・ブランコスの素晴らしさは、彼らが勝ち取ったタイトルとともに、その主力の大多数が世界的に有名になったことで明らかだ。

ジネディーヌ・ジダンを擁した銀河系軍団からチャンピオンズリーグ三連覇時代、カルロ・アンチェロッティ体制と現在の選手たちまで、レアル・マドリーには常にスター選手が揃っている。しかし、過去25年の最高の選手を考えれば、その重要性を忘れてはいけない役割を果たす選手たちもいた。

では、過去四半世紀のベスト25は誰だろう。以下がGOALによるランキングである。

  • Real Madrid CF v SSC Napoli: Group C - UEFA Champions League 2023/24Getty Images Sport

    25ジュード・ベリンガム

    レアル・マドリーのユニフォームを着た時間が短すぎると言われるかもしれない。だが、ジュード・ベリンガムは、その得点力でチームを効果的に支え、さらに中盤で多才さを発揮して、サンティアゴ・ベルナベウでの昨季デビューシーズンを記憶に残るものとした。

    初めてのシーズンを記念してピチーチ賞を受賞してもおかしくなかったが、シーズン終盤により深い役割を負うようになり、物足りなさも感じられた。それでも、20歳で20ゴール以上は悪くないし、その間に彼がなしたすべてが素晴らしい。ベリンガムは最高の選手たちにパスを出し、タックルし、走ることができる。時には態度について批判されることがあるかもしれず、スペインやイングランドのファンから期待するがゆえに要求が大きくなることもあるが、ベリンガムには今後数年の間に世界最高の選手のひとりになるだけのクオリティがある。 2025-26シーズンは負傷で出遅れたが、彼のクオリティをもってすればシャビ・アロンソ監督体制でも重要な存在になるだろう。

  • 広告
  • Makelele Real MadridGetty Images

    24クロード・マケレレ

    クロード・マケレレが素晴らしい活躍をしたが故に、彼にちなんでポジションが名付けられた。「マケレレ・ロール」はサッカーにおいて必ずしも新しい概念ではなかった(守備的MFは以前から存在していた)が、深いエリアにおけるマケレレの試合をコントロールする力は同世代に影響を与え、ヨーロッパ中のチームが彼のようなクオリティを提供できるMFを獲得しようとするようになった。

    マケレレがスペインの首都で過ごした時間は、おそらく短すぎた。ロス・ブランコスの一員だったのは3年間だけで、出場したのはわずか145試合。しかし、彼がピッチにいるとき、レアル・マドリーは素晴らしいパフォーマンスを発揮した。彼がチームにいる間に2度のラ・リーガ優勝を果たし、彼が中盤で冷徹なプレーをすることで、前線の選手たちは自己表現できたのである。

    ジネディーヌ・ジダンは後に、レアル・マドリーが2003年にマケレレをチェルシーに移籍させたことを憤慨していたと認めた。他の人々も彼の能力を評価しており、マケレレのサッカー界への影響は今日でも見ることができる。

  • FBL-ESP-CUP-BARCELONA-REALMADRID-FINALAFP

    23アンヘル・ディ・マリア

    アンヘル・ディ・マリアのレアル・マドリーでのキャリアは正直なところ、複雑だった。圧倒的なクオリティは明らかだったが、成功したシーズンを連続させることはできなかった。しかし、彼が最も素晴らしかったのはレアル・マドリーでの4年間であり、ウイングとしてガレス・ベイル以前の時代において重要な役割を果たし、サイドや中盤で貴重な攻撃の存在となっていた。

    しかし、ディ・マリアの守備での貢献は常に見落とされていた。というのも、彼は常にシャビ・アロンソやルカ・モドリッチと共に攻撃的MFとして準備万端に戦っていたからだ。記録した数字も素晴らしく、レアル・マドリーでの190試合で36得点85アシストをマークしている。クリスティアーノ・ロナウドが同じウイングでバロンドールを獲得し続け、ディ・マリアは決して攻撃の主力になれなかったことを考えれば、悪くないどころではない。

    ディ・マリアは、ロス・ブランコスが同じ市のライバルであるアトレティコを下して「ラ・デシマ(10回)」を達成したチャンピオンズリーグ決勝で、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた後、マドリードでのキャリアを締めくくった。この元アルゼンチン代表にとって素晴らしい形での退場であった。

  • Mesut Ozil Cristiano RonaldoGetty

    22メスト・エジル

    2010年にレアル・マドリーがヴェルダー・ブレーメンからメスト・エジルを獲得したとき、彼のその夏のドイツのワールドカップ優勝チームでの活躍を知らぬ者はなく、素晴らしい選手であることは知られていた。それでも、いくつかの懸念もあった。こんな若い選手に、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、アンヘル・ディ・マリアといった選手たちのサポートを任せても大丈夫なのか、と。

    しかし、その懸念は払しょくされた。エジルはデビューシーズンでヨーロッパでアシスト数トップとなったのだ。ラ・リーガでは3シーズン連続でチャンスメイクのトップとなり、チームメートとの連携はまるでテレパシーを使っているかのようだった。エジルは80アシストを挙げ、ラ・リーガの優勝トロフィーを獲得し、今なお見る価値のある多数のハイライト映像を残して、マドリードを去った。

  • GutiGetty Images

    21グティ

    あのパスについて話そう。グティはゴールに向かっており、デポルティーボのGKと1対1だった。右か左にシュートを打てば得点を挙げることができただろう。しかし、彼はそのまま突進しつつ、後ろを見ずにボールを後方に蹴り出した。ほんの数メートル後ろに向かって、軽やかな動きで。そしてカリム・ベンゼマがそのチャンスを逃さず、空いているスペースに走り込んで、インサイドキックでゴールを決めた。

    それは全く必要のないことであり、グティは自分で得点を挙げるべきだった。しかし彼は大胆な動きをして、さらに成功の確率の高いほうを選んだ。それこそがグティのスタイルなのだ。

    初期にはストライカーとして活躍したグティだったが、技術、視野の広さ、演出の巧みさで知られるトップクラスの司令塔へと成長した。彼の絶頂期は、世紀の変わり目にレアル・マドリーにいた時であり、ブランコスでのキャリアを77得点と驚異の94アシストで終えた。

  • higuainGetty Images

    20ゴンサロ・イグアイン

    ゴンサロ・イグアインは、サッカー界において複雑なレガシーを持っている。サッカー界において複数のレベルで非常に成功したストライカーだったが、残念ながらいくつか大事な場面でミスを犯してしまったことは記憶に残ることだろう。それでも、その以前にはレアル・マドリーで際立った才能を発揮していた。この元アルゼンチン代表は、レアル・マドリーでの6年間で121得点を挙げ、ロナウドやガレス・ベイルを上回る成績を収めた。

    ベテランのルート・ファン・ニステルローイのバックアップ要員として加入したイグアインは、2008年にこの元オランダ代表が重傷を負ったときにそのチャンスをつかんだ。2009-10シーズンには、ラ・リーガのピチーチ争いで2位に入り、その後の数年間、強いインパクトを残す活躍をした。イグアインはレアル・マドリーを去るまでに、3度のリーグ優勝と1度のコパ・デル・レイ制覇を成し遂げたが、ヨーロッパでの優勝を経験できなかった数少ない選手の一人である。彼のレガシーには不十分なところがあるかもしれないが、スペインの首都のチームに強いインパクトを残した。

  • xabi alonso real madridGetty Images

    19シャビ・アロンソ

    シャビ・アロンソがリヴァプールを去ったのはラファ・ベニテスがガレス・バリーを本気で欲しがったせいかもしれないが、アロンソはレアル・マドリーの真のレジェンドとなった。彼がスペインの首都に到着したときのロス・ブランコスは複雑な状況にあったかもしれないが、その後、素晴らしいチームに成長した。ペップ・グアルディオラが監督だった時のバルセロナと比較すれば、物足りなかったかもしれないが――白いユニフォームを着た最初のシーズンで、アロンソはチームをクラブ記録となる勝ち点96獲得に導いた。

    彼は白いユニフォーム姿でさらに4シーズンで活躍し続け、守備的MFとしてチームをまとめた。2011-12シーズンにラ・リーガのベストMFに選ばれ、2013年にはチャンピオンズリーグを制覇したチームの一員となった。マドリードを去るまでに獲得したラ・リーガのタイトルとチャンピオンズリーグの優勝メダルの数を考えると、実に素晴らしいキャリアだと言える。

  • Roberto Carlos Real MadridGetty

    18ロベルト・カルロス

    ロベルト・カルロスのサッカー選手としてのキャリアの中で多くの記憶に残る瞬間――あのフリーキックを含め――が訪れたのは1990年代の終わりで、21世紀初頭にはこのブラジル代表選手はちょうどピークを過ぎたところにいた。それでも、彼のサッカーにはまだ多くの見どころが残っていた。この攻撃的な左サイドバックは、銀河系軍団が結集したチームの中で古い世代からの常連であり、ロス・ブランコスの数々の変遷を生きぬいた選手である。

    このような息の長さは常に何らかの物質的な成功をもたらすこととなる。2007年夏にマドリードを去る際には、10年間の活動の成果として4度のラ・リーガ優勝、3度のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げていた。多くの後に続く選手たちにインスピレーションを与えた象徴的なサッカー選手である。

  • Ronaldo Nazario Balón de Oro 2002Getty

    17ロナウド

    怪我のために潜在能力を完全には発揮できていなかったにもかかわらず、レアル・マドリーに加入する時点での「怪物ロナウド」のサッカーには、まだ多くの見どころが残っていた。2002年にワールドカップを制覇し、バロンドールも獲得した彼には、初期のころのような爆発力はなくとも、ワールドクラスの中心選手であり続けていた。

    レアル・マドリーでは177試合で103得点、34アシストという成績だったが、その多くはクラブでの最初の2年間に記録したものだった。少し長居しすぎたたかもしれないが、そのせいで彼の偉大さが損なわれることはない。

  • Borussia Dortmund v Real Madrid CF - UEFA Champions League Final 2023/24Getty Images Sport

    16ダニ・カルバハル

    ダニエル・カルバハルは年齢を重ねるにつれて何度も自分のスタイルを変化させてきた。最初はがむしゃらなサイドバック、次に攻撃的な存在、やがて全盛期を過ぎたとみなされていたカルバハルは、2023-24シーズンに再びかつての自分を取り戻した。再び本物の攻撃の脅威となり、レアル・マドリーのためにピッチの最前線に立つことが多くなって、いくつかの重要な試合でゴールを決めた。特にチャンピオンズリーグ決勝ではそうだ。

    2025年7月に長期離脱から復帰後、シャビ・アロンソ体制でも主将として再び輝きを取り戻しつつあるが、度重なる負傷癖は今後のキャリアにおける懸念点となる。

  • Casemiro Real Madrid Granada LaLiga 7012016Getty Images

    15カゼミーロ

    トニ・クロースとルカ・モドリッチには、彼らのために厄介な仕事をしてくれる選手が必要だった。モドリッチは、2010年代中頃の圧倒的に強かったレアル・マドリーの中盤で生き生きと仕事をしており、巧妙な角度から見事なパスを通す力を持っていた。クロースはパスの達人で、短いパスも長いパスもリズミカルにピンポイントで出すことができた。そんな中盤にいたのがカゼミーロで、3人の中で底にあたる位置に陣取り、あらゆるところで火消しをしていた。タフなタックルをする背番号6でありながら、過小評価されがちだが見事なボールを扱いをするカゼミーロは、両脇で仕事をする2人のMFを完璧に補完していた。

    事実、カゼミーロはどこでもプレーでき、機能していた。攻撃能力はほぼ背番号8と同等で、古典的な背番号10のようにパスを配分した。全盛期のカゼミーロはサッカー界トップの背番号6であり、周囲のすべての選手の良さを引き出すオールラウンドな守備的MFだった。

  • Luis Figo reaction Real MadridGetty Images

    14ルイス・フィーゴ

    バルセロナからレアル・マドリーに移籍する選手は非常に少ない。全盛期にあり、バロンドールのレギュラー候補である場合はさらに少ない。しかし、フィーゴは2000年にまさにそれを実行した。

    クラシコの壁を越えることに関して心の動揺はあったはずだが、ピッチ上でのパフォーマンスには現れなかった。2001年にFIFA最優秀選手賞を受賞し、5年間ジダンと共に中盤で戦略を練った。レアル・マドリーを去る際には、バルセロナで獲得したのと同じく2つのリーグ優勝を果たしていた。

  • Gareth Bale Real Madrid 2018Getty Images

    13ガレス・ベイル

    はっきり言おう。ガレス・ベイルはサッカーが好きだ。実際のところ、大好きなのだと思う。ウェールズ史上最高の選手であり、ラ・リーガの歴史においても間違いなく最高のイギリス人選手だ。彼のブランコスでの評価が傷ついたのには、おそらくレアル・マドリーのファンの厳しさと怪我の問題が影響している。彼はこのクラブの偉大な選手リストのすぐ下に位置している。

    しかし、調子の良いときのベイルは、まさに目を見張る存在だった。記憶に残る瞬間や感動する瞬間がたくさんある。2014年のコパ・デル・レイ決勝ではマルク・バルトラのトップレベルのキャリアを終わらせるような驚くべきゴールを決めたし、4年後のチャンピオンズリーグ決勝ではリヴァプール相手に大胆なオーバーヘッドシュートで試合をひっくり返した。

    もっと言えば、ベイルは破壊的なストライカーであり、司令塔であり、クリスティアーノ・ロナウドやベンゼマとテレパシーのようなつながりを持っていた。彼のハイライト動画はいつまでもヒットするだろうし、173得点に貢献したことも重要だ。レアル・マドリーのファンが彼を好きになってくれればよいのだが…

  • FBL-EUR-C1-LIVERPOOL-REAL MADRID-TROPHYAFP

    12ティボー・クルトワ

    おそらく、ティボー・クルトワはこのリストに一度のパフォーマンスだけでも載ることができたと言っていいだろう。このベルギー代表GKがいなければ、レアル・マドリーは2022年のチャンピオンズリーグ決勝で簡単に負けてしまっていたかもしれない。クルトワは鬼神のごとく好セーブを連発してリヴァプールのプレッシャーをしのぎきった。しかし、彼はただビッグゲームに強いだけの選手ではない。好調時のクルトワは安定感を持ってゴールを守ってきた。

    優れたシュートストッパーであり、優れたパスの出どころでもあり、後方からの真のリーダーシップを発揮できるクルトワは、おそらくレアル・マドリーのユニフォームを着た中で2番目に優れたGKであろう。

  • Vinicius Jr Real Madrid 2023-24Getty Images

    11ヴィニシウス・ジュニオール

    2024年のバロンドール争いで不運にもロドリの次点となったかもしれないが、このブラジル代表FWは限りなくその地位に迫った。

    10代のうちにフラメンゴから移籍した後の数シーズンは苦しんでいたが、レアル・マドリーで世界最高の選手であるといっても過言ではないほど成長した。破壊的なドリブラーであり、トリッキーなウイングであり、そして常に進化し続けるフィニッシャーとして、今やロス・ブランコスの攻撃の中心的な存在である。

    ヴィニシウスはエンターテイナーであり、敵に回せば本当に手ごわい選手だが、彼はボールを放すべき時を常に把握しているようで、得点のチャンスがあった時でも味方に譲ってアシストすることをいとわない。シャビ・アロンソ体制の2025-26シーズンはピッチ内外でその性格から議論の的になっているが、マドリーでのキャリアを終える頃、ヴィニシウスはこのリストのどこにランキングされるだろうか。

  • FC Barcelona v Real Madrid - Supercopa de Espana: 1st LegGetty Images Sport

    10マルセロ

    誰がサイドバックはFWよりもスキルが劣るなどと言えるだろうか。マルセロは、今やYouTubeのクリップやTwitterのハイライト動画を席巻しており、そのすべてが、フリック、トリック、ステップオーバーである。とはいえ、それだけでレアル・マドリーの偉大なDFの物語は語りつくせない。

    マルセロは、最高のDFたちと守備をしてきたが、時には執拗に、時には冷静に行動し、1対1のマッチアップで負けることはまったくなかった。レアル・マドリーでのキャリアの終盤にはキャプテンに指名され、ブランコス史上、最も多くのタイトルを持ってクラブを去った。歴代の白いユニフォームを着た選手たちのことを考えても、悪くないレガシーである。

  • RAUL REAL MADRID 21012004Getty Images

    9ラウール・ゴンサレス

    時代の狭間に立たされたもうひとりのクラブのレジェンドであるラウールは、90年代中盤から後半にかけてレアル・マドリーで最高のパフォーマンスを披露していた。アカデミー出身の選手で、21世紀が訪れるにしたがってチームから徐々にフェードアウトしていったが、真のリーダーであり、素晴らしい才能を持っていた。

    ラウールは、その後を継いだ選手が素晴らしかったために、レアル・マドリー以外ではそれほど記憶されていないかもしれない。その選手、クリスティアーノ・ロナウドが加入するまではラウールがブランコス史上最多得点選手であり、チャンピオンズリーグの歴史における重要なゴールを挙げた選手だった。さらに広い視点に立てば、スペイン最大のクラブにおける中心選手だったのだ。

    C・ロナウドがどれほど偉大であろうと、ラウールのレアル・マドリーでの741試合出場、2度のピチーチ賞受賞、さらにユースチームを指導するためにスペインの首都に戻って以来の彼のステータスが損なわれるべきではない。

  • Pepe Real Madrid Basilea Champions League 16092014Getty

    8ペペ

    昔ながらのフィジカルが強いセンターバックはどこに行ってしまったのか。本当に恐ろしいDFというものは、もう存在しないらしい。それがポジションの進化というものだ。ペペはその最後のひとりであり、レアル・マドリーは彼のおかげで成功した。万能なセルヒオ・ラモスの完璧なパートナーであり、攻撃的なタックルと、しばしば無謀な守備で対戦相手を恐れさせた。実際、ペペのタックルはしばしば相当に危険なものだったし、いくつかの完全に暴力的なシーンにもかかわっていた。

    しかし、自制心が保たれている時のペペは1対1に強い素晴らしいDFであり、勇敢で、空中戦での強さとボール扱いのうまさが際立っていた。レアル・マドリーのためにタイムリーなゴールも数多く決めている。

  • Real Madrid v Manchester City Semi Final Leg Two - UEFA Champions LeagueGetty Images Sport

    7カリム・ベンゼマ

    カリム・ベンゼマはレアル・マドリーでしばらく待たされることとなったが、その瞬間が訪れたとき彼はそれをしっかり掴み取り、走り出した。このフランス代表選手はC・ロナウドやベイルとピッチを共有しながら多くのゴールを決めたが、同時に在籍中の多くの年月を自己犠牲的な役割を果たして過ごした。自己表現はかなわないポジションに身を置き、得点感覚を犠牲にしながら。その後、C・ロナウドが去り、ベイルがフェードアウトしていくと、ベンゼマがどれほど素晴らしい選手であるかが明らかになった。2021-22シーズンは彼にとって偉大なシーズンのひとつとなり、全公式戦で44得点を決め、さらに15アシストを記録してバロンドールを受賞した。

    そのシーズン、ベンゼマはチャンピオンズリーグで逆転に次ぐ逆転をリードし、ロス・ブランコスをヨーロッパ王座に導いた。その後、ケガに苦しんだレアル・マドリーでの最終シーズンでもチームに影響を与え続けた。常に素晴らしい選手であったベンゼマは、真に偉大な選手としてレアル・マドリーを去った。

  • Iker Casillas Real MadridGetty Images

    6イケル・カシージャス

    イケル・カシージャスがあれほどの実力を持ちながらこのリストで6位にしかなれないということが、レアル・マドリーのことをより多く物語っているのかもしれない。結局のところ、あの元スペイン代表がスペイン史上最高のGKであることはまず間違いなく、近代の偉大なGKの中でも確実にトップに位置する選手だ。

    カシージャスはマドリードで生まれ、10代でトップチームへのデビューを果たしてからは、基本的にチームから外れることはなかった。チャンピオンズリーグ決勝に出場した最年少GKとなり、さらにそれを制した最年少GKでもあった。彼はレアル・マドリーで獲得できる限りの主なタイトルをすべて獲得し、5度のラ・リーガ優勝と3度のチャンピオンズリーグ制覇を誇る。

    2008年のバロンドール投票で4位に入ったが、GKにとっては前代未聞の高い順位であった。2015年にチームを去ったことはいくぶん厳しいことだったかもしれないが、レアル・マドリーでの5年間で、725試合出場と有名クラブのキャプテンというステータスを獲得した。

  • Toni Kroos Real Madrid 2023-24Getty Images

    5トニ・クロース

    トニ・クロースは決して非常に優れたアスリートではなかった。全盛期でさえ、多くの距離をカバーすることができず、タックルに飛び込むことも、相手を追いかけることもない選手だった。ほとんどの場合、この元ドイツ代表は自分の後ろに守備的MFが必要であり、右側にも彼より働き者の選手を必要としていた。しかし、すべてが整えば、クロースはサッカー界最高のパサーのひとりだった。ボール扱いにおいては、短いパスでも長いパスでも、高く蹴りあげることもピッチを切り裂くことも、ほぼすべてを行うことができたのである。クロースに時間と、ともに戦うチームを与えれば、メトロノームのように正確なリズムで敵を引き裂くことができた。

    そして、おそらく重要なことに、クロースはチームをいつ離れるべきかを正確に知っていた。2023-24シーズン、おそらく最高と言えるシーズンを楽しんだクロースだったが、レアル・マドリーには若い世代が入ってきており、行く場所も、達成すべきさらなる高みもなくなったため、ラ・リーガとチャンピオンズリーグの二冠達成を機に、22のタイトルをもってキャリアを終えた。

  • THOMAS MÜLLER BAYERN MÜNCHEN SERGIO RAMOS REAL MADRID Getty Images

    4セルヒオ・ラモス

    ラモスをどう表現するのがいいだろうか。ロールスロイス級のセンターバックか、効率の良いストライカーか、はたまた黒魔術の達人か。 スペインがこれまでに生み出した最も多才で完璧なDFという表現が適切かもしれない。

    ラモスはセビージャでキャリアをスタートさせたが、レアル・マドリーの白いユニフォームが常に思いだされることだろう。最初は右サイドバック、次にセンターバックとして、ラモスは優れたアスリートであるとともに、1対1に恐ろしく強いDFで、楽し気に落ち着いてボールを扱っていた。重要な瞬間に踏み出す能力があることで知られており、特に2014年のチャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリー相手に決めた彼のヘディング・シュートが「ラ・デシマ」をもたらしたのだった。

    しかし、ラモスは主にあまり目立たない存在として多くの時間を過ごし、すべてを非常にエリートなレベルでこなしたため、彼について語るのは少し退屈なことになってしまっている。時にはルールを独自解釈するようなこともあっただろうか。だが、すべての優れたセンターバックにはそれぞれのやり方があるものだ。ラモスも例外ではなく、それが彼の素晴らしさの一部でもあった。

  • Luka Modric Real Madrid 2018 Ballon d'OrGetty

    3ルカ・モドリッチ

    モドリッチをクロースより優れていると言うのは、ある意味では厳しいように思える。二人は非常に長い間、密接に関連してきた。彼らの才能は非常に補完的で、実際のところ、ほとんど差はない。おそらくモドリッチはその息の長さと、2018年に獲得した輝かしいバロンドールのおかげでポイントを稼いだと言えるだろう。

    モドリッチはあまり得点もアシストもしない。特に最近はそうだ。しかし、ベストな状態であれば、中盤のあらゆる連携に欠かせない完璧な要素となり、いとも簡単にプレーをリンクさせ、必要な時に決定的なパスを提供できる、いわば背番号8と10のハイブリッドのような選手である。

    さらに、彼には、パフォーマンスの質を維持する能力もある。もうすぐ40歳になるというのに、まだレアル・マドリーの主力選手のようなのだ。この調子で行けば、引退することはないかもしれない!

  • Zinedine Zidane of Real MadridGetty Images Sport

    2ジネディーヌ・ジダン

    フィーゴが最初の銀河系軍団であると言うなら、2001年にジネディーヌ・ジダンが加入したことはレアル・マドリーが取り組んでいたプロジェクトの確認であった。完璧なMFの巨匠であるジダンは、モドリッチが来る前にモドリッチの役割を果たしていた選手であり、自らゲームを作り出せる、ピッチの中央に君臨したオールラウンドプレーヤーだった。

    もちろん、偉大な瞬間もあった。2002年のチャンピオンズリーグ決勝での彼のボレーは、この大会の格式にふさわしい偉大なゴールのひとつである。そして、そのシュートまでの間にあったすべての瞬間が、いかに素晴らしかったことか。フリック、トリック、スキル。迷路のようなドリブル、中央でのリーダーシップ。ジダンならおそらく、レアル・マドリーでもっと多くの栄冠を手に出来たはずだった。だが、そんなことを誰が気にするだろうかか。ジダンは歴代最高選手のひとりであり、ベルナベウで個人として最高のことを成し遂げた選手である。

  • FBL-EUR-C1-REALMADRID-MANUTDAFP

    1クリスティアーノ・ロナウド

    常にメッシとの比較に直面しているとはいえ、クリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリー史上最高の選手であることに疑いの余地はない。実際の数字だけでも驚くべきものだ。レアル・マドリーの白いユニフォームを着て、438試合で451得点を挙げ、チャンピオンズリーグでは105得点を記録。ラ・リーガで34回のハットトリックを達成した。4度のバロンドール受賞、2度のラ・リーガ優勝、4度のチャンピオンズリーグ制覇は、彼がサンティアゴ・ベルナベウで成し遂げた快挙のごく一部に過ぎない。

    しかし、これらすべてよりも重要なことを、C・ロナウドはサッカー界に与えた。サッカー界のもうひとりの偉大な選手のひとりとの真のライバル関係である。C・ロナウドがいなかったならば、レアル・マドリーは何年にもわたってラ・リーガで苦しむこととなり、メッシが率いるバルサがスペインで暴れまわるのをただ見つめるだけだったに違いない。C・ロナウドは、最初はウイングとして、次に純粋なセンターフォワードとして、レアル・マドリーをバルサと戦えるチームにし、その力でしばしば勝利をもたらした。

    彼を批判する人々は常に存在するし、エゴイストだと指摘されることもある。だが、数字は嘘をつかない。C・ロナウドは史上最高の選手のひとりであり、レアル・マドリーで最高の選手である。