ワールドカップが素晴らしい理由はたくさんあるが、中でも最もエキサイティングなのは、若い選手やこれまで注目されていなかった選手が、世界中の観客にアピールする機会を得られることだろう。
サッカーファンにとって、これまであまり知らなかった選手に恋をしてしまうことほどスリリングなことはないだろうし、その選手がまだ10代で、これからキャリアを積んでいくのであれば、なおさらである。
そこで、『NXGN』が今年のワールドカップで最も有望な若手選手を紹介しよう。
Getty/GOALベリンガム、ガビ、ムシアラ…カタールW杯でNXGNのワンダーボーイが照らし出す
Getty Imagesブランドン・アギレラ（コスタリカ）
アギレラは3月に国際デビューしたばかりだが、母国のグアナカステカで印象的なプレーを見せた後、コスタリカ代表の座を獲得するのに十分な働きを見せている。
この攻撃的MFは、夏にプレミアリーグの新鋭、ノッティンガム・フォレストへの移籍を果たした後、レンタルに出されており、ワールドカップはフォレストファンに、この19歳の活躍を初めてまともに見せてくれることになるかもしれない。
Getty Imagesジュード・ベリンガム（イングランド）
2022年のNXGN覇者は、ドルトムントでますます調子を上げており、カタールでのイングランド代表で先発しないほうが不思議なほどだ。
ベリンガムは今シーズン、ドルトムントのキャプテンも務めており、この19歳の成熟ぶりは今後数週間、大舞台でプレーしても動じることはないだろう。
Getty Imagesジュイソン・ベネット（コスタリカ）
2021年8月に国際デビューを果たしたコスタリカ代表の最年少選手であるベネットは、8月にチャンピオンシップのサンダーランドに加入し、すでにヨーロッパへの移籍を獲得している。
この18歳のウインガーは、ブラックキャッツで心強いスタートを切り、母国でのフォームも良好だ。
ニュージーランドとのプレーオフに勝利し、カタールへの出場を決めたジョエル・キャンベルのゴールをアシストしたほか、9月の韓国戦では自身初の代表ゴールを決めた。
Getty Imagesゼノ・デバスト（ベルギー）
アンデルレヒトのアカデミー出身で、ベルギーでは「新たなヴァンサン・コンパニ」と呼ばれたセンターバックのデバストは、2022-23シーズン開始以来、その成長が加速しているようだ。
この19歳は、9月にクラブでの素晴らしい活躍が認められて代表デビュー。ポゼッションの快適さと3バックでのプレー経験を考えれば、ロベルト・マルティネス監督のチームで先発する可能性もある。
もしそうなれば、リヴァプールやドルトムントからの関心も高まるだろう。
Getty Imagesビラル・エル・カンヌス（モロッコ）
サプライズで招集されたようなものだが、エル・カンヌスは、ヘンクのレギュラーとなったシーズン序盤の素晴らしい活躍が報われたことは確かだ。
5月に18歳になったばかりだが、大会前日にアミーヌ・アリが負傷したため、カタールでは十分なプレー時間を確保できるだろう。
Getty Imagesガビ（スペイン）
ちょうど1年前、ネーションズリーグファイナルでいきなり招集されたガビは、この12か月あまり、ルイス・エンリケがなぜ彼をスペイン代表のメンバーに加えることを熱望したのかを世界中に知らしめることになった。
まだ18歳のバルセロナMFは、大会が始まれば、ラ・ロハのメンバーとして名を連ね、同じ若手のペドリとともに、スペインの中盤の未来だけでなく、現在も活躍する選手として期待されている。
Getty Imagesアブドゥル・ファタウ・イサハク（ガーナ）
2021年に開催されたU-20アフリカ・ネイションズカップで16歳ながら大会最優秀選手に選出され、欧州のスカウトの目に留まった。すでに同世代のアフリカ人選手の中で最も優れた才能の一人として多くの人に評価されている。
左足のロケット弾を武器とする18歳のフォワードは、大会後にリヴァプールへの移籍が噂されたが、結局夏にスポルティングCPに加入し、すでに少しずつチャンスを得ている。
Getty Imagesガラン・クオル（オーストラリア）
1996年のハリー・キューエル以来、オーストラリア代表に招集された最年少選手であるクオルは、そのキャリアを爆発的にスタートさせ、9月には初キャップを刻んだ。
セントラル・コースト・マリナーズではAリーグの試合に先発していないにもかかわらず、この18歳の選手は12回の出場において、6ゴールと3アシストを記録している。
ウスマン・デンベレに似ていると言われる彼は、すでに1月にニューカッスル移籍で合意済み。マグパイズはヨーロッパのビッグクラブとの競争に打ち勝ち、クオルをプレミアリーグに呼び寄せた。
Getty Imagesハンニバル・メイブリ（チュニジア）
2019年にモナコからマンチェスター・ユナイテッドに加入して以来、高い注目を集めているMFハンニバルは、チュニジア代表として国際舞台で何度か強い印象を残したものの、オールド・トラッフォードではトップチームに入るのに苦戦している。
現在はチャンピオンシップのバーミンガム・シティにレンタル移籍中で、印象的なプレーを見せており、カタールでは多くのプレーを見ることができるはずだ。
Getty Imagesユスファ・ムココ（ドイツ）
2022年ワールドカップに招集された最年少の選手であるムココは、大会が始まる日まで18歳にならないが、彼は間違いなくその座にふさわしい。
ユース時代から数々の記録を打ち立ててきたムココは今シーズン、シニアの世界でも通用する実力を一貫して示し始めた。
ドルトムントのストライカーは全コンペティションで6ゴール、6アシストを記録しており、カタールでは試合に勝つためのパフォーマンスというよりは、経験を積むために参加するようだが、大会中に彼に輝くチャンスが訪れることに驚きはないだろう。
Getty Imagesジャマル・ムシアラ（ドイツ）
シーズン最初の3か月間を通して、ブンデスリーガで間違いなく最高の選手であるムシアラは、2022-23シーズンは22ゴールに直接貢献し、バイエルンの中心となった。
まだ19歳だが、チェルシーとイングランドユースの元スター選手は、主要国際大会での最近の不振を改善しようとするドイツの攻撃陣の中心人物になる可能性が高い。
Getty Imagesシモン・エンギャパンドゥアンブ（カメルーン）
カメルーン代表のGKエンギャパンドゥアンブがピッチに立つ可能性は低く、この19歳は3番手GKとして招集された。
しかし、マルセイユのシャツを着て出場したのはフランスの下部リーグのリザーブチームだけであるため、カタールでの出場はこの若者にとって良い経験となる。
Getty Imagesアントニオ・シウバ（ポルトガル）
8月下旬にベンフィカでトップチームデビューを果たしたシルバは、瞬く間に世界で最も需要のある若手センターバックの一人となり、ポルトガル代表への招集は、彼がシニアサッカーに慣れたセンセーショナルな方法への報いとなる。
この19歳の選手はチャンピオンズリーグでの活躍により、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、リヴァプールとの噂があり、ワールドカップでは先発の可能性もあるだろう。
Getty Imagesシャビ・シモンズ（オランダ）
この夏、パリ・サンジェルマンからPSVに移籍することを決めたとき、シモンズをワールドカップに招集する可能性があると見る者はほとんどいなかったが、この未経験のプレーメーカーは母国で輝きを取り戻し、ルイ・ファン・ハール監督のチームに加わったのである。
現在19歳のこの元バルセロナのワンダーキッズは、新天地ですでに10ゴール4アシストを記録している。シモンズは今、過去半世紀にわたってアカデミー時代の才能として見せてきた可能性を取り戻す準備ができているようだ。
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