Germany v Northern Ireland - FIFA World Cup 2026 QualifierGetty Images Sport

へーネス名誉会長がリヴァプールを非難。今夏の移籍市場における動きを「モノポリー」と表現

  • バイエルンが狙っていたヴィルツはリヴァプールが巨額の移籍金で獲得
  • ヘーネス名誉会長は移籍のライバルが「モノポリーをしている」と表現
  • バイエルンはコンパニ監督のチームに自信を持つ
  • フロリアン・ヴィルツはレヴァークーゼンで見事なパフォーマンスを見せた後、バイエルンとレアル・マドリーが移籍を模索していた中、記録破りの契約でリヴァプールに加入した。バイエルンは最終的に1億1600万ポンド(約231億6000万円)の要求価格を満たすことを拒否して撤退し、代わりに他の取引に向かった。ウリ・ヘーネス名誉会長は現在、ニューカッスルのニック・ヴォルテマーデへの大型移籍も強調。リヴァプールひいては移籍市場におけるプレミアリーグの支出力を非難した。

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  • Ulie Hoeness Bayern 2024Getty Images

    ヘーネス名誉会長はドイツメディアに対して自身の見解を語った。

    「バイエルンのことは非常に満足している。我々が夏の移籍期間の真の勝者だ。強いチームを持っており、それほど補強する必要はなかった。もちろん、フロリアン・ヴィルツが欲しかったが、1億5000万ユーロ(約260億円)で彼を買うことは決してなかっただろう」

    「他のクラブはモノポリーをしている。我々が興味を持っていた時にニューカッスルがニック・ヴォルテマーデに大金を支払った。それはバイエルンのやり方ではない。我々はそのようなゲームに引きずり込まれることはないんだ」

  • バイエルンはヴィルツとヴォルテマーデの両方を逃し、プレミアリーグのクラブが財政力を誇示した。それにもかかわらず、ブンデスリーガチャンピオンは大型売却で資金を調達しながら、支出を控えめな7500万ポンド(約149億8000万円)に抑えた。ヘーネス名誉会長は、バイエルンのスカッドが戦線で競争するのに十分強いままだと信じている。

  • lfc-wirtz-1200Getty Images

    リヴァプールはアルネ・スロット監督の下、スローながらも見事なスタートを切ったことでヴィルツが移籍金を正当化できることを期待している。一方、バイエルンはバランスの取れたスカッドとヴァンサン・コンパニ監督の指導力に頼ってタイトル獲得を目指すことになる。対照的な戦略は、ドイツとイングランドの移籍市場の拡大する格差を浮き彫りにしている。