バイエルンは2022年以来、レヴァークーゼンに勝てていない。また、9月にアリアンツ・アレーナで行われたリーグ戦では勝ち点1を獲得しただけでなく、12月にバイエルンで行われたDFBポカールではアロンソが1-0で下してタイトルライバルを退けている。さらに、昨年2月にバイエルンがバイ・アリーナに乗り込んだ際には、3-0と完膚なきまでに叩きのめされ、ドイツ王者としての彼らの時代はほぼ終わった。
もちろん、この1年で多くのことが変化したが、バイエルンが絶対無敵になったというわけではない。チャンピオンズリーグを見れば、水曜日にバイエルンがグラスゴーでプレーオフの試合を戦っている間、レヴァークーゼンはベスト16に直接進出したことで、週半ばのオフを楽しんでいた。
また、レヴァークーゼンには、フロリアン・ヴィルツという、間違いなく世界最高の攻撃的ミッドフィルダーがいる。また、パトリック・シックは今シーズン、ペナルティの王様であるケイン(12得点)よりも多くのブンデスリーガの得点をオープンプレーで決めている(14得点)。
バイエルンが優位なのは確か。 バイエルンがドイツのほぼすべててのチームを圧倒しており、レヴァークーゼンにとって勝ち点3を逃せば、追いつくにはあまりにも大きな差がついてしまう。しかし、彼らはまったくプレッシャーを感じていないようだ。
「目標は試合に勝つことだ」とアロンソは語った。「そうなれば、5ポイント差となる。我々は恐れてもいないし、緊張もしていない。本当に心配していないんだ」。
バイエルンも同様であるべきだが、だからこそこの対決はこれほどまでに世界的な注目を集めているのだ。レヴァークーゼンはタイトルレースに新たな息吹を吹き込むだけの力を持っているが、バイエルンは簡単にそれを殺すこともできる。そして、その過程でケインの呪いを効果的に打ち破ることもできる。