2012-13シーズン、圧倒的な強さで3冠を達成したバイエルン。当時、ユップ・ハインケスが率いた“レジェンドチーム”はどのような面々が在籍していたのだろうか。
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gettyGK|マヌエル・ノイアー|バイエルン
2012-13シーズンは、ノイアーにとってバイエルンでの2シーズン目だったが、すぐにチームの主力選手として適応した。
そしてこの年、彼はおなじみのスーパーセーブを連発。そして、チームの重要な一員として3冠を達成し、7年後には再び3冠を最高の形でチームを導くことになる。
Getty ImagesRB|フィリップ・ラーム|引退
フィリップ・ラームは、ユップ・ハインケス率いるチームで主将を務め、小柄な体格にもかかわらず、最も安定したパフォーマンスを見せ続けていた。そして、2012-13シーズンにはチームの重要な戦力として活躍している。
その後、2017年に引退し、現在も指導者としてのキャリアはスタートさせていない。
Getty ImagesCB|ジェローム・ボアテング|フリー
2011年にバイエルンに加入したボアテングはすぐに適応し、そのシーズンにチームが3冠を達成するための重要な戦力となった。全公式戦で40試合に出場し、50試合でわずか33失点というチームの堅守に貢献した。
その7年後にも3冠に貢献。2020-21シーズン終了後、フリーとなってバイエルンを退団した。
AFPCB|ダンテ|ニース
2012/13シーズンは、ダンテにとってバイエルン初のシーズンだったが、すぐに馴染み、その左足でのビルドアップとともに守備の中心となった。
バイエルンでの3シーズンの成功の後、ダンテは一時的にヴォルフスブルクに移籍し、2016年にニースに移籍して現在に至っている。
Getty ImagesLB|ダヴィド・アラバ|レアル・マドリー
3冠達成当時、アラバはまだ21歳だったが、レギュラーとして3冠に貢献した。その後もバイエルンの中心選手としてチームに君臨。2021年夏にレアル・マドリーへと移籍した。
Getty ImagesCDM|ハビ・マルティネス|カタールSC
2012年にアスレティック・ビルバオからバイエルンに移籍したマルティネスは、チームメイトとスムーズに融合し、すぐにチームで成功を収めた。
次第に出場機会を失い。2021年夏に退団。カタールSCへ新天地を求めた。
GettyCM|バスティアン・シュバインシュタイガー|引退
シュバインシュタイガーは17年にわたってバイエルンに在籍。ドイツ国内や欧州でのすべての成功で重要な役割を果たした。
その後、2015年にマンチェスター・ユナイテッド、続けてシカゴ・ファイアーへの移籍を選択し、引退を決めた。
Getty ImagesRW|アリエン・ロッベン|引退
2012-13シーズン、ロッベンはケガのためにそれほど多くの試合には出場できなかった。しかし、出場機会が与えられれば、素晴らしい活躍を見せている。チャンピオンズリーグ決勝のドルトムント戦では、チームを優勝に導くゴールを決めた。
引退を一度は発表したが、2020年夏に古巣フローニンゲンへと復帰。しかし、2021年7月15日、自身のSNSで2度目の現役引退を表明した。
GettyLW|フランク・リベリ|フリー
リベリは、ユップ・ハインケス監督が率いたチームの中心選手であり、2013年にはクラブ史上5度目となるチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。
2019年夏にバイエルンからフィオレンティーナへと移籍。華々しい活躍を見せたが、2021年夏に契約満了で退団している。
Getty ImagesCAM|トーマス・ミュラー|バイエルン
バイエルンの選手として10年間、非常に高いレベルで活躍し続け、2013年にはクラブの3冠達成に大きく貢献した。現在もチームのシンボルとして君臨し続けている。
現在、クラブとの契約は2023年まで残している。
Getty ImagesST|マリオ・マンジュキッチ|フリー
在籍期間は2012年から2014年までだが、バイエルンで常に印象的なパフォーマンスを見せた。チャンピオンズリーグ決勝ではロッベンのアシストから貴重な先制点も挙げている。
バイエルンでの成功の後、アトレティコ・マドリー、ユヴェントス、ミランなどでプレーし、現在はフリーとなっている。
Getty ImagesCDM|ルイス・グスタボ|フェネルバフチェ
2011年冬に加入したグスタボはハビ・マルティネスとともに併用され、公式戦36試合に出場。中盤の守備を締める存在として欠かせない戦力であった。その後、ヴォルフスブルク、マルセイユなどを経て現在はトルコのフェネルバフチェでプレーしている。
Getty ImagesCM|トニ・クロース|レアル・マドリー
バイエルンの下部組織在籍経験のあるクロースは、2012-13シーズンは主力選手の一人として公式戦37試合に出場。しかし、終盤戦は負傷していたこともあり、欠場が続いた。2014年にレアル・マドリーへと移籍し、現在まで主力選手として活躍している。
GettyRW|ジェルダン・シャキリ|リヨン
2012年にバイエルンへ加入したシャキリ。バイエルンではポテンシャルを発揮するには至らなかったが、2012-13シーズンは主にジョーカーとして8ゴール13アシストを記録している。その後、インテル、ストーク・シティ、リヴァプールを経て、2021年夏にリヨンへと移籍した。
Getty ImagesST|マリオ・ゴメス|引退
前シーズンはバイエルンのエースとして活躍したマリオ・ゴメスだが、2012-13シーズンはマンジュキッチにレギュラーの座を譲った。それでも、公式戦32試合で19ゴールという結果を残した。2020年夏に古巣シュトゥットガルトで引退している。
Getty ImagesST|クラウディオ・ピサーロ|引退
バイエルンで長く活躍したピサーロ。2012-13シーズンは限定的な出場機会でありながら、13ゴール9アシストと高い得点能力を発揮した。2020年夏に引退し、現在はバイエルンのアンバサダーを務めている。

