GFX Nico Williams Marcus RashfordGetty/GOAL

バルセロナSDデコ、今夏移籍噂のニコ・ウィリアムズとラッシュフォードを比較

  • FWニコ・ウィリアムズは今夏にバルセロナへの移籍が噂されていたが、結果的にはアトレティック・クルブと10年契約を結んだ。

    この移籍は一時は完了したものと見られていたが、未遂に終わった。なお、バルセロナの会長ジョアン・ラポルタ氏はこの失敗をスポーツディレクターのデコ氏のせいにしたが、デコSDはその後自らを擁護し、ウィリアムズ側がバルセロナに移籍を持ちかけたのであり、逆ではないと主張している。

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  • Nico WilliamsGetty Images

    デコSDはインタビューで、バルセロナが本当に狙っていた選手はウィリアムズではなかったと説明した。

    「ニコは私たちが望んでいる正確なプロファイルではなかったが、彼は左と右の両方でプレーできる。そしてフェラン・トーレスは9番の位置になり、ウィングから除外することになる。もしもニコを迎え入れると、右と左のウィングが得られるが、9番のプロファイルはあまり得られない」

    「ニコのような素晴らしい選手が私たちに来たいと言ってきたら、エージェントが連絡してきたときに話し合う。それがこれまでの経緯だ。サッカーとはそういうもので、選手は何らかの理由で提案された条件を望まなかった。エージェントには彼の利益があり、物事がどのように進んでいるかは分からないが、論争はない。非常に簡単な問題だ。彼は右と左のウィングをできるが、9番としての要素はない。しかし、他の解決策がなければ、彼は素晴らしい選手であり、三つのポジションのうち二つを提供してくれるから、私たちにとっては有利だた」

    さらに、デコSDは契約が破談になった理由として、クラブが条件を堅持したことを強調。

    「間違ってはいない。単にクラブの条件を設定し、それを契約的に書面化しなければならず、提示された条件を受け入れないと言っただけだ。どの選手も私たちに制限を課すことはないからね。その結果、何も起きなかった。私たちは彼らに回答の期限を設けたが、彼らは応じず、彼らは彼らの道を行き、私たちは私たちの道を行ったんだ」

  • その後、バルセロナはマンチェスター・ユナイテッドからラッシュフォードをローンで獲得した。イングランド代表フォワードは即座に影響を与え、公式戦2ゴールと3アシストを記録し、バルセロナのリーグ首位を支えている。

    「昨シーズンのチームを見てみると、何かが足りないと感じた」とデコSDは、夏にバルセロナが迫ったウィリアムズ、ラッシュフォード、そしてFWルイス・ディアスの選択肢を比較した。

    「アンス・ファティがその役割を果たしてくれると思っていた。彼はプレシーズンを順調にスタートしたが、物事は彼の思い通りにいかず、またケガをして非常に厳しい状況になってしった。彼は左ウィングでも9番としてもプレーでき、解決策を提供してくれるはずだったが、我々のチームにはそのようなプロファイルが欠けてしまった。ルイス・ディアスもラッシュフォードもフィットしただろうし、あとは交渉次第だったね」

    デコSDはラッシュフォードへの称賛を続けた。

    「彼は非常に高いレベルの選手だ。とても早くから爆発的な活躍をし、その後ユナイテッドで素晴らしいシーズンを送ったが、その後は監督の変化によって複雑な年を経験した。おそらく、そこでは多くのことを求められたために苦労したんだろう。しかし、我々は彼に満足している。それが最も重要なことだ」

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    バルセロナは、UEFAチャンピオンズリーグで昨季王者パリ・サンジェルマン(リーグ・アン)と対戦する。