AFPアトレティコのレジェンドがシメオネのエピソードを披露。戦力外通告を受けた際の出来事と来夏退団する可能性について示唆
サウール・ニゲスはアトレティコ・マドリーで公式戦427試合に出場し、48ゴール、26アシストを記録した。その中には、2016年のチャンピオンズリーグ準決勝でバイエルンを相手に決めた有名なゴールも含まれる。在籍中、彼はラ・リーガ優勝1回、ヨーロッパリーグ優勝2回を経験し、2015-16シーズンのチャンピオンズリーグ決勝にも進出した。3度の期間に分かれてトップチームで10シーズンを過ごした後、サウールはクラブに別れを告げ、現在はブラジルのフラメンゴに在籍している。
Getty Images Sport『カデナ・セール』のインタビューで、サウールはディエゴ・シメオネ監督との率直な会話について語り、戦力外を告げられた瞬間を振り返った。
「退団する直前のシーズン、彼が僕のところに来て、もう構想に入っていないと告げたんだ。彼は僕の反応に驚いていたよ。僕はただ感謝の言葉を伝えたんだ。長年一緒にやってきた選手に『来年は君がいない方がいい。他の選手を起用したい』と伝えるのは難しいことだろう。恨むこともできたけど、僕は真逆の反応をした。『監督、あなたは僕に夢を叶える機会をくれた。アトレティコ・マドリーでプレーする機会を。たくさんのことを教えてくれて、ありがとうございます』と。『僕は自分の道を見つけます。もし助けていただけるなら』って」
しかし、サウールとクラブの関係がすべて良好だったわけではない。現在アーセナルにいるアンドレア・ベルタSDを批判し、こう付け加えた。「僕はいつも率直だった。でも率直でなかった人たちもいて、それが個人的に一番傷ついたことだ」
サウール、「シメオネには『才能』がある」と語る
サウールは2011年からチームを率いるシメオネ監督をさらに称賛し、アルゼンチン人指揮官はチームから最高のパフォーマンスを引き出す特別な才能を持っていると述べた。しかし、自身の影響力が低下したと感じれば退団するだろうとも示唆した。
「今を生きている。もしシーズン終了時にメッセージが伝わらなくなったら、彼は去るだろう。3年前にチェルシーから戻ってきたとき、彼が疲弊しているのが見えた。でもその後4試合で良い結果を出して、勝利への執念を持ち続けた。メッセージは伝わる。チョロ(シメオネの愛称)にはその才能がある、人を説得する力だ。彼は模範を示してリードする。トレーニングでも親善試合でもね。今は?彼はまだ何年も続けるだろう。優勝を狙えるチームがあり、クラブは成長している。なぜ去る必要があるんだい?」
Getty Images Sportサウールは今、アトレティコ退団をめぐる問題を過去のものとし、足首の怪我からの復帰に集中する。バイーア戦を欠場したこのミッドフィールダーは、早期復帰を望んでおり、首位パルメイラスにわずか3ポイント差で追うチームを助けたいと考えている。
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