アタランタがルックマンの今夏移籍希望を確認？インテルが最終オファーを提示へ

インテルはアデモラ・ルックマンに4500万ユーロ（約77億円）相当のオファーを提示したが、アタランタが要求する5000万ユーロ（約85億5000万円）を下回っているとのこと。ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、アタランタが拒否した場合、インテルはオファー額を引き上げる気がないため、ルックマンが希望する移籍を逃す可能性があるとの懸念が生じているようだ。

ルックマンの関係者は裏で放出を説得するよう動いており、『コリエレ・デッラ・セーラ』によると、最新の展開ではアタランタが4800万ユーロ（約82億円）で妥結する意向を示している可能性があると伝えた。

ルックマンは2022年にライプツィヒからアタランタに加入。2024年にはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で、ヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献した。ただ、今夏の移籍市場が到来すると多数のクラブが関心を示し始め、水曜日にルカ・ペルカッシ最高経営責任者（CEO）が明かしたようにルックマンは移籍したい意向を明確にしたようだ。

ペルカッシ氏は次のように述べた。

「ルックマンはしばらく前から移籍の意向を表明している。それは秘密ではない。我々のすべての話し合いにおいて、彼は年に一度の売却というクラブの哲学に従って、今夏移籍すべき選手だった。だが、移籍市場は常に予想外のことをもたらす。マテオ・レテギに何が起こったかをよく知っているだろう。ルックマンについては、多くの関心があったにもかかわらず、昨日最初の公式オファーが届くまで具体的なものは何もなかった。インテルは非常に友好的なクラブで、昨日（会長の）ベッペ・マロッタ氏と会った。我々は素晴らしい友情と職業的関係を持っている。この数日間で、受け取ったオファーを非常に冷静に評価し、その後回答する。アタランタの選手のタイミングと退団価値はクラブのみが決定することしか言えないよ」

ルックマンはナイジェリアとイングランドの二重国籍を持ち、2017年にイングランド代表でU-20ワールドカップを制覇。2024年にはアフリカ年間最優秀選手賞を受賞した。

アタランタとインテルというセリエAの強豪間での騒動が続く中、ルックマンはピッチへの復帰を待たなければならない。