Kvaratskhelia PSG Aston Villa Champions LeagueGetty Images

2022年にアーセナルがクヴァラツヘリアの獲得を見送った理由「どれだけ良くなるかを疑問に思っていた」

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  • アーセナルはクヴァラツヘリアを獲得するチャンスがあった
  • バックルームスタッフは彼の質に確信を持てなかった
  • 代わりにエミレーツで失敗したマルキーニョスを選んだ
  • アーセナルのファンは、クラブがフヴィチャ・クヴァラツヘリア獲得の機会を見送ったことが明らかになり「もし彼を獲得していたら」と思いを巡らせている。当時、クラブはサンパウロからの実績のない有望株に投資する方が賢明だと考えた。そのため、ナポリが迅速に動いてルビン・カザンからクヴァラツヘリアを約1000万ポンド(約19億3000万円)で獲得。この計算されたリスクは、その後、巨大な配当をもたらしている。

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    クヴァラツヘリアはセリエAで即座に結果を出し、ナポリの攻撃の先頭に立ち、ビクター・オシムヘンとのコンビでクラブの30年以上ぶりのリーグ優勝に貢献した。彼のパフォーマンスはセリエAの最も価値のある選手賞を獲得し、UEFAチャンピオンズリーグ若手選手賞にも選ばれた。アーセナルの元東ヨーロッパスカウトであるトマシュ・パシエチニー氏は、クヴァラツヘリアがイタリアでブレイクする前からガナーズのレーダーに入っていたことを明かした。彼は最終的に2025年1月に5900万ポンド(約114億円)でパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。

  • パシエチニー氏は、ジョージアのユースチームが参加していたポーランドでのユース大会でクヴァラツヘリアと初めて遭遇したことを語り、彼の本来の任務は他の選手を監視することだったが、すぐにクヴァラツヘリアとチームメイトのズリコ・ダヴィタシヴィリを見ることに夢中になったと『weszlo.com』のインタビューで振り返っている。

    「ジョージアのユースチームがポーランドを訪れ、予選大会があったんだ。私の仕事は他のチームを注目することだったが、フヴィチャとズリコ・ダヴィタシヴィリを見たとき、他のスカウトたちと誰がより優れているかについて長い議論をした。その後、ロシアで二人を見たので、彼らの成長を長い間フォローしていた」

    パシエチニー氏はルビン・カザンとディナモ・モスクワの試合を観戦。そこでクヴァラツヘリアがベンチから出場した後、数回の下手なドリブルに対する観客の否定的な反応に明らかに動揺して苦戦していた姿を見たことで考えが変わったようだ。

    「彼はそれに対処できなかった。そこからの動きはすべて悪く、最初から最後までね。彼は迷子になり、ボールは彼から弾かれ、自信を失っていることが見て取れた。彼はそれを乗り越えたが、それが続いていたら問題になっていただろう。カザンの数千人の人々の影響を受けることは良い評価につながらない。誰もが彼が超一流になることを知っていたが、どれだけ良くなるかを疑問に思っていた。彼が絶対的なトップになるのか、それともちょっと下なのか。彼が何にもならないという疑いを持つ人はほとんどいなかった。だけど、その段階では、現状をそのまま書き、結論を導き、問題がどこにあるかを書かなければならなかったんだ」

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    現在に目を向けると、クヴァラツヘリアの獲得を追求しなかった決断はより一層痛みを増している。ほんの数日前、クヴァラツヘリアはアーセナルのチャンピオンズリーグ挑戦を終わらせる重要な役割を果たし、ガナーズが買った選手と逃した選手の質の差を浮き彫りにした。クヴァラツヘリアは今、PSGを歴史的なトレブル(3冠)に導くことを目指している。すでにリーグ・アンの王座を獲得しているPSGは、チャンピオンズリーグとフランスカップの両方でも優勝争いを続けている。