Getty Images2004年5月15日。この日はアーセナルFCの歴史に永遠に刻まれる日になった。
この日、アーセナルはイングランドのクラブとして初めて無敗優勝を達成した。そして、今日に至るまで史上唯一のチームである。リーグ戦38試合で勝ち点90を獲得。26勝12分け0敗だった。
“インビンシブルズ（無敵のチーム）”との愛称で親しまれてきた彼らは、リーグ史上最高のチームの1つであることは間違いない。17年前に指揮官アーセン・ヴェンゲルと共に想像を絶するような偉業を成し遂げた「レジェンドチーム」を振り返りつつ、スターたちの今を紹介する。※公式戦25試合以上出場選手が対象
Gettyこのドイツ代表GKは2003年～2008年、2011年と2度に渡ってアーセナルに在籍。それ以外ではドルトムントやミランで活躍し、2011年に現役を引退した。現役引退後は2017年にアーセナルのGKコーチとして1年間在籍。2019年にアウグスブルクのアシスタントコーチに就任すると、2020年にはヘルタ・ベルリンの幹部入りを果たした。しかし、2021年5月に解任されている。
Getty Imagesアカデミー出身で、1999年にトップチームデビュー。2006年まで在籍して活躍を見せると、ライバルクラブであるチェルシーへ移籍。8シーズンプレーした。チェルシー退団後はローマやLAギャラクシーでプレーし、2019年からはダービーに半年間在籍。現役引退後、2021年7月にはイングランドU-21代表を率いるリー・カーズリーのアシスタントコーチに就任している。
Getty/Goal2000年～2007年までアーセナルで活躍したカメルーンを代表する名フルバック。2007年に退団してポーツマスへ加入し、2シーズンを過ごした。2010年にはコルドバで1シーズンを過ごし、現役を引退。現在は、アフリカ大陸におけるアーセナルのアンバサダーを務めている。
Getty Images2011年に宿敵トッテナムからアーセナルへ“禁断の移籍”を果たし、5シーズンを過ごしたイングランド史に残るDF。その後はポーツマス、ノッツ・カウンティを経て、2009-10シーズンの後半に再びアーセナルへと復帰。そしてニューカッスルでのプレーを最後に、2011年に現役を退いた。引退後は、2017年にデニス・ローレンスの右腕としてトリニダード・トバゴ代表チームへ参加。1年後にはマクルズフィールド・タウン監督に就任。2019年10月からは、リーグ1のサウスエンドで2020年まで指揮を執った。
2002年～2009年までプレー。その後はマンチェスター・シティ、リヴァプール、セルティックと渡り歩き、2017年に引退を表明。直後にコートジボワールU-23代表チームにスタッフとして参加すると、2017年9月からブレンダン・ロジャース監督の右腕としてセルティックに加入した。2019年にロジャーズ監督がレスターへ移籍すると、その後を追ってスタッフ入りを果たしている。
Gettyアーセナルのアカデミー出身で、トップチームでは12年間活躍。ミドルズブラ、ハル・シティを渡り歩き、2007年に現役を引退。最近ではテレビ解説者として活躍している。
Getty伝説的なフランス人MFは1996年～2005年までの9シーズンプレーし、絶対的な主将として無敗優勝を支えた。アーセナル退団後はユヴェントス、インテルと渡り歩き、マンチェスター・シティで現役を引退。指導者へと転身し、MLSのニューヨーク・シティ、リーグ・アンのニースで指揮を経験。2021年夏からは、クリスタル・パレスの監督を務めている。
Getty Imagesヴィエラと共に最高のコンビを築いた隠れた名MF。2002年から6シーズンに渡って活躍し、退団後はパナシナイコス、グレミオ、アトレチコ・ミネイロでプレーした。2013年に現役を退くと、2016年から数カ月間パナシナイコスのディレクター職を経験。現在はコンサルタント業に励み、現マンチェスター・ユナイテッドMFフレッジの代理人を務めている。
Getty Imagesアーセナル黄金期に活躍したフランス人ウインガー。2000年～2006年までプレーした後、ビジャレアルやアストン・ヴィラでも活躍。さらにインド・スーパーリーグ発足時にはFCゴアでもプレーし、現役を引退した。
Getty Imagesスウェーデン人MFは1998年～2007年までの9シーズンをアーセナルで過ごす。その後はMLSのシカゴ・ファイヤーやセルティック、Jリーグの清水エスパルスでもプレーすると、2014年にムンバイ・シティFCで引退した。指導者としてはアーセナルのU-15、U-23チームのヘッドコーチを歴任し、ヴォルフスブルクではアシスタントコーチを経験。2019年12月には、ウナイ・エメリ監督解任に伴い、アーセナルトップチームの暫定指揮官に。ミケル・アルテタ監督が就任する前までチームを指導した。
Getty Images2001年に加入したブラジル人MF。4年間活躍した後、バレンシアや母国コリンチャンスでプレーした。引退後はコリンチャンスでディレクターを務めると、2014年ワールドカップではイラン代表のコーチングスタッフにも参加。2019年からは、アーセナルのフットボールディレクターを務めている。
Getty Imagesアーセナル史上最高の選手の1人。アヤックスやインテルでプレーした後に加入すると、2006年の現役引退まで11年間プレーした。その華麗なプレースタイルは多くのファンを魅了し、現本拠地エミレーツ・スタジアムの前には銅像が立っている。引退後、2011年から2017年までは古巣アヤックスの幹部を務め、直近ではアルメレ・シティのコーチを務めていた。
Gettyこちらもアーセナル史上最高の選手の1人。1999年～2007年まで所属し、クラブ史上最多得点やプレミアリーグ1シーズンのアシスト記録など、数々の記録を達成した。その後2012年には、短期間ではあるがレンタルで復帰している。2014年にMLSのニューヨーク・レッドブルズで現役を引退した。引退後、2016年にはベルギー代表のアシスタントコーチとして2年間活動。その後はモナコ、モントリオール・インパクトで指揮を執り、2021年からは再びベルギー代表のアシスタントコーチに就任している。
