Getty大一番で敗れたナポリ、コンテ監督はデ・ブライネに警告「彼は間違った相手に絡んでいる」
MFケヴィン・デ・ブライネは、ACミランとの対戦で際立ったパフォーマンスを見せた一人であり、中盤からゲームを支配して絶えず攻撃の糸口を探っていた。
デ・ブライネは、ボックス内へのランニングから得たペナルティキックのチャンスを落ち着いて決め切り、スコアを振り出しも戻した。しかしコンテ監督は73分ごろにデ・ブライネを交代。この決定に同選手は明らかに苛立ちを見せながらピッチを去り、指揮官を無視してベンチに座った。デ・ブライネにとって重要な瞬間に交代されたことは不満だったのだろう。
AFPデ・ブライネ、MFスコット・マクトミネイ、FWラスムス・ホイルンドを73分に交代した決断について尋ねられたコンテ監督は、「ミランが多くの場面で支配していたから、1対1の状況に新鮮な選手を投入しようとした。ただ、ルッカとストライカーを入れ替えたが何も起こらなかった…。 何か良いことをしようとして交代を行う。私はそれが正しい変更だったと思う」と説明。
また、デ・ブライネの反応については「彼が結果について怒っていたならいいんだが、もし他のことに怒っていたのなら、彼は間違った相手に絡んでいる」とコメントした。
指揮官は結果にこそ満足していないが、チームの全体的なパフォーマンスを擁護。守備力の低下を選手不足と過密日程が原因だと語った。
「最近は失点が多く、ピサ戦の2失点、今日の2失点、フィオレンティーナ戦の1失点がある。守備の強さは常に私たちの強みだった。うまく改善しなければならない。ここでこのパフォーマンスを見せ、ミランという厳しくて身体的に強いチームと戦い、この質の高いプレーをしたことには、チームとして良い感触を持たないといけない」
ナポリの守備は危機的状況にある。
DFアミル・ラフマニは筋肉のケガで数週間欠場し、10月中旬に復帰する予定だ。また、DFアレッサンドロ・ブオンジョルノも内転筋の負傷で1カ月ほど離脱しており、チームはセンターバックが不足している。
コンテ監督はミラン戦後に、最近の失点が問題であることを認め、特に残っているセンターバックがDFフアン・ヘススとDFサム・ベウケマだけであることから、守備の改善が必要であると強調。残された守備陣であるDFジョバンニ・ディ・ロレンツォ、DFレオナルド・スピナッツォーラ、DFマティアス・オリヴェラは、出場停止や疲労による影響が出ている。
Getty Images Sportナポリは10月1日にUEFAチャンピオンズリーグでスポルティングCPを迎える。
主力ディフェンダーが負傷しているため、コンテ監督は若手選手たちが成長し、この危機の中でチームを競争力のある状態に保つために力強いパフォーマンスを見せることを期待している。
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