「なんでこんな質問をされるんだ？」ポステコグルー、トッテナムでの将来に関する質問に不満

今季はヨーロッパリーグを制し、トッテナムにとって41年ぶりの欧州タイトルをもたらし、17年間続いた無冠時代を終わらせたポステコグルー監督。しかしプレミアリーグでは最後まで苦しみ、最終節もブライトンに1-4で敗戦。これがリーグ戦22敗目となり、17位でシーズンを終えた。

こうしたことから、ポステコグルー監督の将来は不透明に。一部ではヨーロッパリーグ優勝でも状況は変わらず、今季限りでクラブを去る可能性も伝えられている。そしてブライトン戦後の会見でも、ポステコグルー監督本人に対して去就に関する質問が飛んだ。

ポステコグルー監督は、会見で以下のように語っている。

「はっきり言うが、前例のないことを成し遂げた直後に自分の将来を話すのは、本当に不思議な感覚だよ。こんな立場にある人はこれまでいなかったし、質問に応じるしかなかった。だが、私の将来に関する質問には答えられない。さっきも言ったが、『なぜこんな質問をされるのか』とも思っている。まあ、それはそれだ」

「ただし、このクラブにとって真の転機となる可能性があることは疑いようがない。これまでは、あまり成功してなかった場所に成功をもたらし、影響を残してきたと思っている。私が去った後も、そのクラブの軌跡を見ればまた競争力を持っているね。私は心から、このクラブがシーズンを通してタイトルを争う真の候補になる可能性がある瞬間だと持っているんだ」

「私の直感？ 今、私は誰も信じなかったことを成し遂げたと感じている。ここで自分の未来について話しているべきではないと思う。それが私の気持ちだ。まあ、現実は現実だけどね」

「金曜日の優勝パレードを見て多くの人が連絡をくれて、この数日間の出来事がどれだけ影響力があったのかを話してくれた。美しいね。ただ、それを楽しみたい。それ以外のことは、あなたも知っているように話したくない。必要ないと思っている。質問はおそらく正しいが、答えられない人間に聞いているんだ。疑いがなければ質問しないんだろう？ だが、答える言葉はない」

イギリス複数メディアによると、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は決断を保留している模様。休暇前に決断を下すのか、休暇後にプランを立てるのかは不透明であるという。