スペイン代表で2010年ワールドカップ(W杯)優勝に導いた監督であるデル・ボスケ氏は、スペイン『Cadena SER』とのインタビューで自らの見解を述べ、シャビ・アロンソ監督に状況を過度に修正しないよう警告した。
「監督の義務は、選手たちのありのままを少々受け入れて、彼らのベストパフォーマンスを引き出すことだ。エンバペが好きなら、彼はプレーしなければならない。そして、ヴィニシウスが好きなら、彼もプレーしなければならないのだ」
「もしそうでなければ、彼らはヴィニシウスでもエンバペでもなかっただろう。結局、我々は彼らのありのままを受け入れなければならない。ただ、だからといって、チームワークを損なうべきでもない。これはサッカーの基本的な教訓だ。まず、私たちは一つにならなければならない。守備でも攻撃でも、やるべきことを全てこなさなければならない」
「多くの場合、彼らの欠点も含め、彼ら自身を上手く利用し、ありのままを受け入れる必要がある。これらの選手を守備面で最大限に活用しようとすると、エンバペとヴィニシウスはゴール前での魅力を失い、事態を悪化させてしまう可能性がある。結局のところ、すべての意見が重要だ」