ポジティブなフットボールの勝利！バルセロナvsマンチェスター・Uの勝者と敗者

他に誰がいる？

ラッシュフォードは前半は比較的おとなしかったが、後半に爆発した。素晴らしい走りで、ニアでテア・シュテーゲンを破り、同点弾を決めた。ハフィーニャをかわしてのクロスは、無力なジュール・クンデに当たってゴールネットに突き刺さった。

しかし、テア・シュテーゲンは何度も至近距離からラッシュフォードの得点を阻んだ。バルサのチャビ監督は試合前、ラッシュフォードを封じ込める必要があると述べていた。彼のチームはそのチャレンジに応えられなかった。

粗雑だった。

チャビは木曜日、ロナルド・アラウホを右サイドに追いやり、クンデをセンターバックで起用したのは間違いであった。しかし、だからといって、この夜のクンデの劣勢を言い訳にはできない。このフランス人選手は、配球が悪く、判断が鈍く、不運にもオウンゴールを与えてしまった。今シーズンはこれまで素晴らしい活躍を見せており、今回の活躍は異常と言えるかもしれない。しかし、もし彼がペースを乱していなければ、バルサはリードしてオールド・トラッフォードに向かうことができたかもしれない。右サイドバックへのコンバートは、チームのためにひどく必要とされている。

これがブラジル人選手にとって初めてのバルサでの大活躍だったのではないだろうか。レヴァンドフスキが失速し、ペドリが負傷退場したこの日、ハフィーニャは火花を散らす必要があった。そして彼は、タイレル・マラシアを恐怖に陥れ、その役目を果たした。決定的なゴールも決め、次節のオールド・トラッフォードでの戦いに望みをつないだ。

その頃にはウスマン・デンベレが復帰している可能性もあるが、ハフィーニャは自分のポジションを維持するために、あるいは少なくともチャビに何かを考えさせるために、十分な働きをしたのではないだろうか。

セルヒオ・ブスケッツとウスマン・デンベレがすでに欠場しており、チャビはもうスタメンに負傷者は作りたくなかっただろう。ペドリは前半の終盤に、明らかに太ももに問題があるとして退場した。心配なことに、彼の負傷に接触があったわけでもなかった。

バルセロナは、負傷の程度を判断するためにさらなる検査が必要だと声明を発表した。特に、ガビが不必要なイエローカードをもらい、セカンドレグを出場停止で終えたことを考えると、バルセロナはこのスター選手が長く休まないことを望んでいるはずだ。

ユナイテッドがブラジル人MFをいかに酷使していたか。カゼミーロは、2月上旬に行われた赤い悪魔のプレミアリーグでのクリスタル・パレスとの試合で退場処分を受け、国内での3試合の出場停止処分をうけている。幸運なことに、彼は木曜日に国内の制限外でプレーすることができ、彼がチームにとっていかに重要であるかを示した。

カゼミーロは完璧ではなかった。何度もファウルを犯し、ボールを自陣のネットに突き刺すところだった。しかし、ここ数週間、マン・Uに欠けていた中盤のコントロールを確立していた。彼の仕事量と守備の勘は、後半にマン・Uを優位に立たせ、引き分けに持ち込んだ大きな理由である。

ワンビサカは2019年にユナイテッドに加入して以来、ボールを持っているときのクオリティの低さから定期的に悪口を言われてきた。しかし、エリック・テン・ハーグ新監督の下、右サイドバックとして堅実なパフォーマンスを連発し、1月のウィンドウまでクラブに在籍し続け、状況を好転させたように見えた。

しかし、木曜日にはかつてのワン＝ビサカが頭をもたげてきた。彼はボールを失い、マン・Uが突破しようとするときに、しばしば試合をスローダウンさせてしまった。また、バルサが先制した場面では、アロンソに追いつけず、らしくない守備のミスを犯してしまった。逆転したかに見えた選手にとって、忘れられない一夜となった。