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VARを廃止すべき時:リヴァプール誤審問題で改めて発覚した「テクノロジーが破壊するもの」

フィルジル・ファン・ダイクは「その言葉」を使いたがらなかった。9月30日の夜、リヴァプールの主将は現在巻き起こっている論争に加担することを避けたがったが、それでもあまりに滑稽なミスについてショックを受け、VARについて「信用できなくなる」と認めている。前半のルイス・ディアスの得点取り消しについて、「ちょっと不可解だね」と明かした。

「誰がVARルームにいて、この決断を下したかはわからない。だけど、良いことではないね。見た感じも悪いと思う。だが、これが現実だ。我々は敗れたんだ」

騒動は続き、PGMOL(プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド)が「人為的なミスがあった」と発表。これに対してリヴァプール側は「競技規則が正しく適用されず、スポーツとしての誠実性が損なわれたことは事実」と遺憾の意を示した。だがこの声明事態も騒動を巻き起こし、解説者ギャリー・ネヴィルは「謝罪は尊重されるべきであり、過小評価されるべきではない」とも非難している。

しかし、本当にこれで終わりでいいのだろうか? この段階では「ごめんなさい」と言うだけで問題を終わらせていいのだろうか? そう、VARの廃止を真剣に検討すべき時が来たのだ。

文=マーク・ドイル

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