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ベリンガム、ガビ、ムシアラ…W杯で真のスターとなりうる若手選手たち

13:05 JST 2022/04/04
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カタールW杯出場チームがほぼすべて決定した今、『GOAL』は代表選手として出場しそうな10代の選手を選出し、評価した。

2022年カタール・ワールドカップに出場する32チームのうち29チームが確定。グループステージの組み合わせも決まり、興奮は高まっていっている。

主要国際大会に出場することで選手は自身の存在を世界に知らしめることができる。それは世界最高クラスの10代のヤングスターにとっても同じことだ。

それでは、『GOAL』が選出した世界最高の若手リスト『NXGN』に入賞した選手の中で、2022年カタールW杯で真のスターとなりそうな選手は誰だろうか。可能性のある選手をリストアップした。

  • Felix Afena-Gyan Roma 2021-22

    フェリックス・アフェナ=ギャン(ガーナ)

    2021年初め、フェリックス・アフェナ=ギャンの名前は母国ガーナでさえあまり知れ渡っていなかった。

    だがそれから1年が経ち、母国を率いる存在として信頼されるまでになり、古くからのライバル、ナイジェリアとW杯出場権を争い、出場を決めた。

    ローマのトップチームで成長し続け、地位を確立していることから、この19歳の急成長は今後も続きそうだ。

    W杯でブラックスターズ(ガーナ代表の愛称)のスターティングメンバーの座を確保することは、特にアンドレ・アイェウが復帰すれば難しいかもしれないが、アフェナ=ギャンは確実にカタール行きの切符を手にすることだろう。

  • Jude Bellingham England 2022

    ジュード・ベリンガム(イングランド)

    2022年の『NXGN』で栄えある1位に輝いたジュード・ベリンガムは、W杯を戦うイングランド代表の一員になるだけではなく、素晴らしい活躍を見せる可能性すらあるだろう。

    ガレス・サウスゲート率いるイングランド代表は優勝候補の一角として本大会に臨む。スカッドはベリンガムほどの才能ある選手がメンバー入りすることすら保証されていないほどの陣容を誇る。

    だがベリンガムは、国際的な舞台でチャンスを得ると自身の計り知れないほどの才能を見せ始めた。もしスタメンになれなかったとしても、今回もその才能を見せつけるだろう。

    主要大会においてスリーライオンズ(イングランド代表)で出場を果たした最年少の選手となっており、18歳のベリンガムの未来は無限大だ。カタールW杯は世界に自身の実力を見せつける完璧な舞台となる。

  • Gavi Spain 2022

    ガビ(スペイン)

    バルサアカデミーの知名度の低いスターからスペイン代表のスタメン常連にのし上がるまで、ガビが要した時間はたった9か月。この成長ぶりはセンセーショナル以外の何物でもなかった。W杯を戦うメンバーにもほぼ確実に選出されるだろう。

    ラ・マシア(バルセロナ下部組織)から台頭し、同世代世界最高の選手の一人となった。チャビ監督にも高く評価される若手だ。

    ペドリとのコンビはすでにクラブでも代表でも開花している。このチームメイトに続いて、大きな国際大会で世界のファンに実力をアピールすることが期待されている。

    ルイス・エンリケは大胆な選手選考をためらわない監督だ。だが、この17歳をカタールW杯に連れて行くという選択は、もはやサプライズなどではなくなっている。

  • Abdul Fatawu Issahaku Ghana 2022

    アブドゥル・ファタウ・イサハク(ガーナ)

    アブドゥル・ファタウ・イサハクは2022年『NXGN』に入賞することはできなかったが、彼の才能には疑いがない。2023年にはトップ50に入っているはずだ。

    2021年にU-20アフリカ・ネイションズカップで栄冠を手にして以来、イサハクはサッカー界のスター候補として注目されてきた。

    夏のスポルティング・リスボン移籍はすでに合意に達しており、その類まれな才能から、ナイジェリアと争ったW杯予選プレーオフで2試合に先発出場したほどの信頼を得ている。

    左足から放たれるロケット弾を武器にする18歳のFWイサハクは、2022年11月カタール行きの飛行機に乗っているはずだ。

  • Kacper Kozlowski Poland 2021

    カツペル・コズロフスキー(ポーランド)

    チャンピオンズリーグ(CL)に出場した最年少選手となったカツペル・コズロフスキーは、目下W杯でのポーランド代表メンバー入りを目指している。ポーランドはスウェーデンに勝利し、W杯出場を決めたばかりだ。

    コズロフスキーはプレーオフでは代表入りできず、最近はU-21に活躍の場を移している。だがその理由の一部は、少年時代を過ごしたポゴニ・シュチェチンを1月に離れて以来、十分な出場時間を得られていないことにある。

    ブライトンはこの18歳のMFを800万ユーロ(約10億6000万円)で獲得し、そのままユニオン・サン=ジロワーズにローンで放出した。だがこのベルギーのクラブは衝撃の優勝にむけて好調を続けており、勝ち続けているメンバーをいじりたくないという現状だ。

    それでも、コズロフスキーはブライトンであれ、他のローン先のクラブであれ、2022-23シーズンにはレギュラーとしてプレーしたいと思っているだろう。そうなれば道は開かれ、ポーランド代表のカタールでの計画に乗ることができるはずだ。

  • Hannibal Mejbri Tunisia 2021

    ハンニバル・メイブリ(チュニジア)

    ハンニバル・メイブリは2021年フランスからチュニジア代表に活動の場を移すことを選んだが、果たしてこの選択は功を奏した。マンチェスター・ユナイテッドのMFは現在チュニジア代表で一人前に活躍するまでになったのだ。

    2021年アラブカップにおいて決勝進出を果たす過程で、この19歳MFは輝きを放ち、その数か月後にはアフリカ・ネイションズカップにも出場した。まだオールド・トラッフォードではトップチームで活動できていないにも関わらずだ。

    年末までにはレッドデビルズでステップアップを果たすと予想されている。そうなればカタールへの道は確実になるだろう。

  • Jamal Musiala Germany 2022

    ジャマル・ムシアラ(ドイツ)

    スリーライオンズを選んでいれば、今頃ジャマル・ムシアラはイングランド代表に選ばれていた可能性もあったが、彼がドイツ代表としてプレーするということは、W杯出場がほぼ確実になったということになる。

    このバイエルン・ミュンヘンの新星は明らかにハンジ・フリックのお気に入りだ。フリックはユリアン・ナーゲルスマンのやり方を踏襲し、最近はムシアラを中盤深くに配置する布陣を試している。

    この試みは有望なものとなりそうだ。守備的なポジションでも、より前のポジションであっても、この19歳がカタールに行けることはほぼ確実だろう。

  • Ricardo Pepi USMNT 2021

    リカルド・ペピ(アメリカ合衆国)

    リカルド・ペピは昨年10月以降クラブでも代表でも得点できておらず、これは気になる点ではある。それでもペピは、2014年以来の出場となるグレッグ・バーホルター率いるアメリカ代表の計画の一部であり続けている。

    ペピはアメリカ代表に選出されて以来輝かしいスタートを切っていたが、アウクスブルクに移籍してからは調子を落としてしまっている。これまでのところ、ドイツでの生活は彼には合っていないようである。

    19歳なのだから、その程度の調子の上がり下がりは許容されるだろう。2021年末の到達予想とは異なり、代表でのペピはもはや自動的にスタメンが確約されている立場ではない。それでも、バーホルターのスカッドに加えるだけの価値はあるだろう。

  • Devyne Rensch Netherlands 2021

    デヴェイヌ・レンチ(オランダ)

    2020-21シーズンを通じてアヤックスで印象的な活躍を残したデヴェイヌ・レンチは、9月に3度目のオランダ代表監督に就任したルイ・ファン・ハールによって代表チームに招集されることになった。

    このDFはフル代表デビューを果たしたものの、今シーズンのエールディビジ王者の中にあってはスタメンでの出場機会に乏しい状態だ。この影響で代表チームではU-21に活躍の場を移している。

    だが、ノゼア・マズラウィが今夏アヤックスを離れることになっており、レンチが右サイドバックの穴を埋めることになるはずだ。

    つまりこの19歳が今から本大会までの間にスタートから多く出場することができる可能性がある。現在は選考の枠外ではあるものの、カタールではオランダ代表メンバーに入る可能性も考えられるはずだ。

  • Florian Wirtz Germany 2021

    フロリアン・ヴィルツ(ドイツ)

    3月前半に負った膝のケガに悩まされていなければ、フロリアン・ヴィルツはすでにドイツ代表としてW杯メンバーの座を射止めていただろう。それほど今シーズンのブンデスリーガで強烈なインパクトを残していたのだ。

    レヴァークーゼンのプレーメーカーは2021-22シーズンの31試合で24回得点に関与。だが現在は膝の前十字靭帯断裂により長期離脱を余儀なくされている。

    ドイツ代表のゼネラルマネージャー、オリバー・ビアホフは11月に行われるW杯までの間にヴィルツが回復する可能性について「完全に確信している」とコメント。つまり回復が間に合えば、『NXGN』で2位を獲得したヴィルツにもドアは開かれているということだ。

    カタールW杯はヴィルツの世界へのお披露目会となることだろうと思われていた。我々はまだその可能性が残っていることを願うしかない。

  • Harvey Elliott England 2022

    その他の有望な若手選手たち

    サッカー界において8か月とは長い時間だ。カタールW杯に間に合うよう成長を加速する時間が残されている。そういった可能性のある若き才能は山程いることだろう。

    9月に負った膝のケガさえなければ、ハーヴェイ・エリオットはすでにイングランド代表に推挙されていたはずだ。それだけの実力のある選手であるからこそ、最近このMFはU-21でデビューを飾っている。だが、ユルゲン・クロップの率いるクラブでもっと強い印象を残さなければ、ガレス・サウスゲートの目には留まらないだろう。

    ユヴェントスのFWマティアス・スーレは昨年アルゼンチン代表に2度招集されている。だが、カタールW杯メンバーとして招集する可能性を見込んだ招集というよりは、世界最高の選手たちと一緒に練習することで経験を積ませようという意図だった。

    マンチェスター・ユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョも同様だ。ガルナチョは3月にアルゼンチン代表に招集された二つの国籍を持つ多くの選手の一人。アルゼンチンはヨーロッパ生まれの多くのティーンエージャーを説得して、将来代表になってもらうことを目指しているようだ。

    アメリカ合衆国は傑出した才能を立て続けに輩出する力のある国だ。ガブリエル・スロニナとジャスティン・チェの二人はすでにフル代表に招集されている。だが、シカゴ・ファイアーのGKとホッフェンハイムのDFはW杯のメンバー入りは難しいと見られている。ヴォルフスブルクのサイドバック、ケヴィン・パレデスも同様の立場だ。

    予選でアメリカとしのぎを削ったメキシコは、マルセロ・フローリーズという10代の才能あふれる選手を保有している。1月にフル代表デビューを飾ったばかりだが、ヘラルド・マルティーノ監督の最終選考に残るためには、アーセナルの新星はガナーズのトップチームに加わる必要があるだろう。

    他にも、レッドブル・ザルツブルクのDFブライアン・オコが挙げられる。11月にスイス代表に招集されたが、その後膝にシーズン絶望の大ケガを負ってしまっている。トロントFCのウィングバック、ジャーキール・マーシャル・ラッティはカナダ代表に招集された最年少選手だ。2021年にアルフォンソ・デイヴィスの記録を破っている。