文=Tom Maston
※更新日=2月28日
Getty/GOAL
Getty Images Sport2025-26シーズン:7ゴール、4アシスト。
2024年にロドリが受賞したことで、守備的MFでも勝ち取れることが改めて証明されたバロンドール。そして今、2024年のロドリに最も近いのがスビメンディだ。彼はアーセナルで4冠の可能性を残しているだけでなく、夏のワールドカップでも優勝候補の一角スペイン代表として参戦することが濃厚だ。
特にアーセナルの場合、個人タイトルにおいて圧倒的な存在感を持つようなストライカーや司令塔がいない。そのため、仮にプレミアリーグとチャンピオンズリーグのチームを制覇した場合、“心臓”である彼が最有力候補として台頭する可能性は十分にあるだろう。
Getty Images Sport2025-26シーズン:4ゴール、8アシスト。スペインスーパーカップ優勝。
23歳になったばかりにもかかわらず、世界最高のMFの1人としての評価を確立したスペイン代表MF。少なくともラ・リーガでは最高の司令塔であり、彼がいなければバルセロナは全く違うチームになってしまう。
今季のバルセロナは、ラ・リーガ連覇への道を順調に歩んでおり、またチャンピオンズリーグでも優勝候補と言っていいだろう。そして今夏、スペイン代表としても世界の頂点に立つ可能性を残している。彼はメディカルルームから脱出できさえすれば、常にバロンドール候補の1人であり続ける。
Getty Images Sport2025-26シーズン:27ゴール、4アシスト。
40歳以上でバロンドールを受賞した選手はサー・スタンリー・マシューズただ一人。欧州サッカーファンにとっては、C・ロナウドの受賞は非現実的に思えるかもしれない。しかし彼はサウジアラビアで得点を量産し続けており、今シーズンついに中東で初タイトルを獲得する可能性が高い。
そしてFIFAがワールドカップ開幕戦の出場を認めたことで、このスーパースターは再びポルトガル代表を主将としてけん引することになる。今後6カ月間、クラブと代表の両方で成功を収めれば、6度目のゴールデンボールを手にすることは否定できないだろう。
Getty Images Sport2025-26シーズン:13ゴール、5アシスト。スペインスーパーカップ優勝。
2025年のバロンドール投票で5位に終わったことは、彼が残した驚異的なスタッツを考えれば不名誉だと言ってもいい。
そして迎えた今季、ケガに苦しんだ時期もあったが、スペインスーパーカップ決勝レアル・マドリー戦の活躍を考えれば、未だ彼が世界最高レベルの選手であることは疑いようもないはずだ。さらにワールドカップでも、ブラジル代表のリーダーとしてチームをけん引するだろう。
Getty Images Sport2025-26シーズン:4ゴール、4アシスト、19クリーンシート。
現アーセナルを体現する選手といえば、ガブリエウ以外にはいないだろう。プレミアリーグで最も危険なセットプレーヤーであり、強靭なフィジカルを生かした守備的スタイルはリーグNo.1だ。
ウィリアム・サリバが相変わらずの品格を見せているとはいえ、ガブリエウは今やアーセナル守備陣で最も重要な存在である。このまま両ボックス内で決定的な活躍を続け、夏にブラジル代表として目覚ましい結果を残せれば、バロンドール有力候補に名を連ねるだろう。
Getty Images Sport2025-26シーズン:22ゴール、19アシスト。MLSカップ優勝。
メッシがバロンドール候補に挙がる時代は終わったかに思われたが、インテル・マイアミをクラブ史上初のMLSカップ優勝に導き、アルゼンチン代表がワールドカップ優勝候補の一角であり続けるため、9度目の受賞の可能性を否定することはできない。
今季に向けても最高の状態を維持しており、マイアミのプレーオフ6試合だけで6ゴール7アシストを記録。2026年に北米で開催されるワールドカップでアルゼンチンが王座防衛を果たすなら、クラブレベルでのこの成功は確実に評価材料となるだろう。周囲に才能ある選手が集う中でも、メッシはアルゼンチンの核であり続けている。
Getty Images Sport2025-26シーズン:5ゴール、12アシスト。
昨季の活躍によって世界最高のMFの1人としての地位を確立。今季も着実に成長を続け、今やアーセナル最重要選手の1人だ。推進力あるドリブル、守備への貢献、セットプレーのキックは試合を直接左右しており、それは60年ぶりの世界一を目指すイングランド代表でも全く同じである。
アーセナルでプレミアリーグとチャンピオンズリーグを制覇し、イングランド代表としてワールドカップを優勝すれば……彼が絶対的な候補になるだろう。
Getty Images Sport2025-26シーズン:14ゴール、12アシスト。
リベンジを決意した昨季は悲惨な結果に終わり、チームが苦しんだだけでなく、彼もラ・リーガで8ゴールにとどまった。しかし古くから言われている通り、「好調は一時的だが実力は不変」である。ヴィニシウスは2026年で見事なスタートダッシュを見せ、依然として決定的な役割を果たせることを示している。
彼が念願のゴールデンボールを手にするには、この最高の状態を維持しなければならない。そして苦戦が続くブラジル代表でのプレーも改善しなければならない。だが、もしそれが達成できたならば……少なくとも最終候補には残るかもしれない。
AFP2025-26シーズン:6ゴール、10アシスト。トロフェ・デ・シャンピオン、UEFAスーパーカップ、FIFAインターコンチネンタルカップ優勝。
5年前にウォルヴァーハンプトンでくすぶっていたのがウソのように、2025年には世界最高のMFと絶賛されるまでに成長した。PSGの絶対的司令塔はさらなる進化を続け、11月のチャンピオンズリーグ・トッテナム戦のハットトリックが示すように、得点力とアシスト力をさらに向上させている。
そして来夏にはポルトガル代表の一員として、ワールドカップ優勝を本気で目指すチームに加わる。もし彼らが世界一になれば、ヴィティーニャ以上に重要な存在はほとんどいないはずだ。
Getty Images Sport2025-26シーズン:21ゴール、17アシスト。DFLスーパーカップ優勝。
リヴァプールファンは未だにこの万能ウインガーを恋しく思っているだろう。初挑戦のブンデスリーガでも傑出した活躍を続けており、信じられないようなゴールを叩き込み続けている。
バイエルンではハリー・ケインらとともに欧州最高レベルの攻撃陣を形成し、組み合わせが決まったチャンピオンズリーグでも優勝の可能性は十二分にある。そして“ダークホース”として期待のかかるワールドカップでコロンビアが躍進すれば、最高の栄誉を手にできるかもしれない。
Getty Images Sport2025-26シーズン:15ゴール、26アシスト。DFLスーパーカップ優勝。
当初はクリスタル・パレスからのステップアップに懐疑的な人もいたが、今の彼を見れば文句を言える人はいないはずだ。ブンデスリーガ王者で1年以上にわたり驚異的なパフォーマンスを継続。得点能力とアシスト能力を兼ね備えた24歳は、ブンデスリーガで最も脅威的なフォワードの一人へと成長すると同時に、チャンピオンズリーグでも存在感を放っている。
そしてクラブでの活躍は、フランス代表の定位置を確固たるものにした。優勝候補の一角であるフランス代表において、今大会のワールドカップで主役となる可能性を秘めている。
AFP2025-26シーズン:16ゴール、16アシスト。スペインスーパーカップ優勝。
シーズン開幕前からブックメーカーで筆頭候補とされてきたヤマルだが、21歳未満で初めてバロンドールを受賞する選手が現れるとすれば彼しかいない。昨年はウスマン・デンベレに次ぐ2位、そして今年は順位を1つ上げても不思議はないだろう。
彼の個人パフォーマンスは圧倒的で華もある。そのため、やはり必要なのはタイトルだ。現状この賞で最も重要なのはチャンピオンズリーグであり、ワールドカップである。彼がこの2つを制覇すれば、必要以上に彼を批判する人間も何も言えないはずだ。
Getty Images Sport2025-26シーズン:43ゴール、9アシスト。
ついに“エンバペの年”になるのだろうか?10代で頭角を現したその瞬間から将来のバロンドールが約束された選手だったが、27歳となった今でもゴールデンボールを待ち続けている。
それでも、今年こそ長い待ち時間を終わらせるにふさわしいパフォーマンスを継続している。レアル・マドリー自体は苦労しているが、強烈な個人パフォーマンスで支え続けてきた。彼の調子はワールドカップも継続する可能性は高く、このレースで最後までトップ集団を走り続けるだろう。
AFP2025-26シーズン:42ゴール、9アシスト。
これまでの結果によって彼がゴールを決めてもそれほど騒がれなくなってしまったが、それでも今季は開幕から衝撃的なペースでネットを揺らし続けてきた。4シーズンで3度目のプレミアリーグ得点王はほぼ確実。マンチェスター・シティがプレミアリーグとチャンピオンズリーグの優勝候補に返り咲けたのは、ひとえに彼のおかげである。
そして今年、ノルウェー代表が1998年以来となるワールドカップ出場を決めたことで、その可能性がさらに高まった。初の主要大会を席捲すれば、バロンドールもハーランドを無視できなくなる。それだけの華とスター性は十分だ。
AFP2025-26シーズン:48ゴール、5アシスト。DFLスーパーカップ優勝。
ハリー・ケインを評価しない人間は常に存在するが、「タイトルの呪い」を振り払った今の彼を否定することはできないはずだ。今季は理不尽なペースでネットを揺らすだけでなく、オールラウンダーとしてバイエルンの攻撃をけん引し続けている。彼の調子が続く限り、再びトロフィーが手元に届くだろう。
そしてイングランド代表サポーターは、60年間も待ち望んだ世界王座の夢を彼に託すことになる。スリーライオンズ希望は間違いなくケインであり、彼もそれに応えるべく準備を進めている。ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ。この3つが揃えば、文句のつけようがない。