リヴァプールのチャンピオンズリーグ(CL)敗退を受け、再びトレント・アレクサンダー=アーノルドにスポットライトが当てられている。『これまで通り』と言えるかもしれない。この24歳は、どうやら世界中で類を見ないほどに意見を二分する選手であるようだ。彼は天才か? それともお荷物か?
レアル・マドリーとのセカンドレグは、たしかに後者にも見えた。サンティアゴ・ベルナベウでは多くの難題が持ち上がったが、その1つがアレクサンダー=アーノルドの役割、そしてオールラウンダーとしての彼の成長である。『CBS Sports』で取材していたレジェンド、ジェイミー・キャラガーは「守備面は物足りない」と断言。あまりにも弱点が目立っており、この夏にも右サイドバックを獲得して競争と刺激を与える必要があると話した。
だが、実現するかは別問題だ。リヴァプールは次の移籍市場で中盤の大改革を狙っており、ジュード・ベリンガムやメイソン・マウントらの獲得に予算の大半を割いていることはもう知られている。
とはいえ、アレクサンダー=アーノルド問題は解決すべきものでもある。そしてその議論は今後も続いていくことだろう……。
取材・文=ニール・ジョーンズ(『GOAL』リヴァプール番記者)