GKはガーナ戦で安定感を示した早川友基(鹿島アントラーズ)が継続的にゴールマウスを守るのか、初招集の小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)、あるいは野澤大志ブランドン(アントワープ)にチャンスが回ってくるのか、両面にメリットが考えられる。ただ、守備ラインの組み合わせ変更を踏まえると、早川の連続起用にも合理性がある。早川がスタメンなら、左手の負傷で離脱中の鈴木彩艶(パルマ)、今回は所属先で天皇杯に臨む兼ね合いで招集外となった大迫敬介(サンフレッチェ広島)、そして早川がそのまま本大会のセットになる可能性が高まるが、欧州の第一線で活躍する小久保や野澤の突き上げにも期待したいところだ。
攻撃面では、オプション構築がテーマの1つだ。ブラジル戦の終盤に効果を示した町野修斗(ボルシアMG)のシャドー起用はより長い時間でテストしたい。また、センターFWタイプが4人揃う現陣容を考えても、2トップの組み合わせを試す価値はある。そのなかでも、191cmの後藤啓介(シント=トロイデン)は高さに加えて、ボランチ経験者ならではの運動量とパスセンスがあり、上田綺世(フェイエノールト)、小川、町野とは異なるタイプだ。単なる若手育成ではなく、本大会へ向けた本格的な戦力見極めの対象に入っている。左右ウイングバックとシャドーをこなせる19歳の佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)の起用法も気になる。その一方で初招集の北野颯太(ザルツブルク)は前日練習を体調不良で欠席しており、ボリビア戦出場は微妙となった。
もう1人、注目したいのが菅原由勢(ブレーメン)だ。ガーナ戦では途中投入され、右ウイングバックからタイミングの良い攻め上がりでチャンスを演出した。本職は右サイドバックで、ブンデスリーガ8位と好調のブレーメンでも、同ポジションでレギュラーを掴んでいるが、世界が相手となれば彼の1対1の強さと長い距離を走ってもクロスを上げ切るプレーエリアの広さがアドバンテージになりうる。
菅原は「今までウイングバックで出ている選手の2人が、とても攻撃的な選手だし、そういう選手と比較されるのは自分自身もわかっている。そこに自分もいるんだぞっていうところは、そういう面でも出していけたらなとは思います」と述べる。伊東純也(ヘンク)を欠く今回、もし菅原がスタメンとなれば、堂安律(フランクフルト)を右シャドーに配置する組み合わせも想定される。