Dani Alves Barcelona 2016Getty

「神と契約」 性的暴行の無罪判決後…ダニエウ・アウベスが驚きの転身

  • かつてフットボール界で名を馳せたダニエウ・アウベス氏がスペインで驚くべき新たな道を歩み出した。性的暴行容疑で無罪判決を受けた後、ジローナにある教会で信者に信仰と救済を語りかけている。

    2022年にバルセロナのナイトクラブで女性を暴行したとして、起訴されてしまったダニエウ・アウベスは14カ月の勾留を経て、2024年2月に懲役4年6カ月の有罪判決。今年3月にカタルーニャ高等裁判所から証拠の矛盾を理由に判決が覆され、ダニエウ・アウベス氏も釈放された。

    そんなダニエウ・アウベス氏は新たな目的を持って歩き始めるなかで、パートナーのジョアナ・サンスと復縁し、第一子の誕生に歓喜。自身のインスタグラムでは聖書の一節やキリスト教の賛美歌を投稿し、プロフィール欄に「イエス・キリストの弟子」と記す。そして、ジローナでの姿はファンやフォロワーの心を深く揺さぶっている。

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  • SNSで広まる動画ではダニエウ・アウベス氏がマイクを手にして、聴衆に自身の信仰と変容を語る姿。教会にて「神の教えを真剣に受け止め、信仰を持たなければならない。私はその証し人だ。私は神と契約を交わした」と話している。

    さらに「混乱や、嵐の真っ只中にあっても、必ず神の使いが現れる。その使いは私の人生で最もつらい時期に私を救い上げ、教会へと導てくれた。彼らのおかげで、私は今、この道を歩んでいる」と信仰がいかに困難な時期を乗り越える助けとなったかも振り返った。

    2023年1月にプーマスを退団したダニエウ・アウベス氏は地元の報道いわく、釈放されてから教会で積極的に活動しており、礼拝中にギターを弾くときもあるという。

  • 20年以上にわたるキャリアで様々な国を渡り歩いたダニエウ・アウベス氏はかつてバルセロナ、ユヴェントス、パリ・サンジェルマンで活躍し、大きな成功を手に。バルセロナでは24個ものタイトルを獲得した。さらに、フランス、イタリア、ブラジルでもリーグ優勝を経験している。

    だが、2022年の逮捕とその後の投獄によって、暗い影を落とした。無実を主張しながらもイメージに深刻な打撃を受け、批判に晒され、現役選手としてのキャリアも突然終わりを迎えることとなった。スペインや、ブラジルではこの新たな歩みに賛否の声があるが、選手本人は信仰によって「長年の混乱の後に明確さと安らぎを得た」と語っている。

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    ダニエウ・アウベス氏が見つけた新たな道は単なる個人的な癒しにとどまらず、変化の宣言でもある。聖書の一節や、励ましのメッセージ、礼拝の様子などを投稿し続けることで、フォロワーに「恐れではなく、信仰をもって歩む」よう促している。

    現役時代は遠い昔のこととなったが、説教師としての再出発はサッカー界で最も派手な存在だった頃からの驚くべき変貌を象徴している。かつては派手なパフォーマンスと威勢の良さで知られたが、今や信仰と謙虚さを説いている。

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