Diego Forlan Manchester UnitedGetty

フォルラン氏がシニアチームでの試合中に重傷…肺虚脱と肋骨骨折で入院

  • フォルラン氏はオールド・ボーイズの選手としてウルグアイの40歳以上リーグでプレー。チームはオールド・クリスチャンズに4-1で勝利したが、元マンチェスター・ユナイテッド&アトレティコ・マドリーのストライカーはシュートを放った際に相手選手と衝突し、試合を完遂できなかった。

    ピッチに崩れ落ちたフォルラン氏は痛みに悶え苦しみ、チームメイトが駆け寄って介助するなか、トレーナーも駆けつける事態に。ウルグアイ代表で112キャップの名手は後に肺の損傷と肋骨3本の骨折が明らかになった。

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  • スペイン『El Pais』によると、フォルラン氏はWhatsAppのメッセージで「入院してチューブを入れて血を抜く処置を受ける。火曜日まで入院する。プロ20年でもこんなの初めてだ」と認めたという。

    フォルラン氏はさらに「キケを交わした後、ホセマが内側に寄ってくるのが見えた。そこで内側に切り込み、左足でボールを蹴ろうとしたら、ホセマのブロックしに出てきたんだ。だから、シュートを打ってジャンプしたが、イーブンなボールだった。いずれにせよ、プレーの一部だし、彼のせいじゃない」と続けた。

    「彼の責任じゃない。バランスを崩したんだ。宙に浮いた私は手が固定されたまま、まるでジャガイモの袋のように倒れた。手が胸の下にきて、それが肋骨を折ったんだ。倒れたとき、『手首を痛めなくてよかった』と思ったが、すぐに息ができなくなり、身体も動かせなかった。絶え間ない痛みだった。病院に着くまでね」

  • Diego Forlan tennis 2024Getty

    フォルラン氏は2018年にサッカー選手としてのキャリアを終えて以降もスポーツを継続。指導者として活動する傍ら、2024年11月にテニス選手としてATPチャレンジャーツアーでプロデビューした。

    モンテビデオでのウルグアイ・オープンではワイルドカード招待を受け、アルゼンチンのフェデリコ・コリアとペアを組み、ダブルスで参戦。結果は敗戦となった。

    フォルラン氏は「新しいキャリアを始めると、誰もが憶測を飛ばし始めるもの。次にすべきなのはITFレベルでプレーを続け、楽しみ、そしてプレーすることだ。そこには本当にいい競争がある。正直なところ、これは素晴らしい経験だ」と語っている。

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  • Diego Forlan Man UtdGetty

    マンチェスター・U時代のフォルラン氏は2002年12月の宿敵リヴァプール戦での2得点の活躍が印象的。プレミアリーグとFAカップを制したが、98試合でわずか17得点にとどまり、ビジャレアルやアトレティコ・マドリーでプレーしたスペイン移籍後が本格的なブレイクだった。

    かつての同僚であるオーレ・グンナー・スールシャール氏は著書のなかで「彼はとてもいい奴だった。海外から新加入の選手たちが来ると、我々は話しかけようとした。なぜなら、外から入ってくる者がどんなものか、私も知っていたからね」とし、こう続けた。

    「彼は両足でシュートを打てたが、残念ながらマンチェスター・Uではうまくいかなかった。我々は彼がどれほど優れた選手であるかを理解しており、彼は2010年のワールドカップで最高の選手となり、その実力を証明した」

    「監督(サー・アレックス・ファーガソン)と選手たちが去った後に彼らについて話したときのことを覚えている。彼はこう言った。『ディエゴ・フォルランは素晴らしい選手だった。彼から最高のパフォーマンスを引き出せなかったのは私のミスだった』とね」

    フォルラン氏の不運な怪我からの回復を願うばかりだ。

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