マンチェスター・Uの若きGKが堂々デビュー…元守護神のレジェンドOBが語った感想は？

ルベン・アモリム監督は4日に行われたプレミアリーグ第7節のサンダーランド戦でこの夏の新戦力ラメンスをついにデビューチャンスを授け、アルタイ・バユンドゥルをベンチに。アンドレ・オナナやバユンドゥルによるミス続きで懐疑的な目が向くマンチェスター・UのGK陣だったが、23歳のベルギー代表GKはこのチャンスをモノにし、2-0のシャットアウト勝利に貢献した。

シュマイケル氏は『Monday Night Club』で「ここ数年のGKたち、そしてミスで許した失点の数を考えてみてくれ。今季はもう9つだ。多すぎる。私が現役時代だった頃はチームに10ポイントをもたらし、与えないことだった。クリーンシートと堅実なパフォーマンスを見られるのは久々だし、実に喜ばしいね」と語る。

さらに、「この若い選手は長く出番がなかったが、求められたときにいいプレーをした。最初のセーブで自信の深まりがわかったし、ディフェンダー陣の反応もよかったね。だが、彼をジャッジするのは早すぎる。まだ若いし、公式戦でのプレーもほとんどない。マンチェスター・Uでのプレッシャーも計り知れないものがあるからね」と続けた。

そして、「彼はよくやったし、クリーンかつポジティブものだった。我々にとって、これまでにないタイプのプレーだったね。だが、彼がミスをしたときにどう対応するかを見て初めて、どんなGKなのか真にわかるだろう。そのときこそ、彼がどれほどのGKなのかも明らかになるはずだ」と述べている。

ラメンスはオナナがトラブゾンスポルに期限付き移籍した後にアモリム監督がチームの若返りを図る一環として加入。トップチームでの経験こそ限られているものの、トレーニングで印象的なプレーをしており、将来のNo.1GKとして期待される。デビュー戦での活躍は近年のマンチェスター・Uで課題となる守備陣の安定性を取り戻す上で一筋の光となっている。

マンチェスター・Uは代表ウィークが明けてからもラメンスの起用を続けるとみられるが、19日に行われるプレミアリーグ第8節はリヴァプールとのアウェイ戦。この若きベルギー人GKにとっては厳しい試練となる。