ハーランド、2発活躍もチーム勝てず…「当然いい気分じゃない」ときっぱり

先のプレミアリーグでも2ゴールと勢いに乗るハーランド。1日に敵地で行われたCLリーグフェーズ第2節のモナコ戦でも前半のうちに2ゴールを決めた。この2発で自身のCL通算得点数を「52ゴール」に。CL歴代得点数ではリヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーに並ぶ10位タイとなった。だが、ハーランドの2発も虚しく、後半に追いつかれたマンチェスター・Cは2-2のドローに終わり、勝ち点3を掴めなかった。

マンチェスター・C主砲はチームが終始主導権を握ったにもかかわらず、勝利を逃した結果に悔しさを隠さず。試合後の『TNT Sports』で「当然、いい気分じゃない」と言い放ち、肩を落とした。

「僕らは勝てなかった。後半に不要なことをして、十分なプレーができなかったし、勝利に値しなかった。もっとエネルギーを注がないといけないし、もっと相手にプレッシャーをかけていかないと。最初の1時間のように、僕らが支配していくべきだったけど、後半は相手に主導権を奪われてしまった。これでは十分じゃないよ」

この試合ではマンチェスター・Cの一部選手やコーチ陣が終盤のモナコに許したPKシーンを巡る判定に不満を露わにするひと幕も。2人のコーチ陣にレッドカードが出され、激怒したモナコのベンチからは「敬え」と叫ぶ声も響いた。だが、ハーランドはこの判定に異議を唱えず。「見直していないけど、どうだろうね…相手の顔面を蹴るような行為ならPKなのだろう」と述べている。

グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・Cにとっては昨季のCLで3点のリードを守り切れずに引き分けたフェイエノールト戦や、先制しながら1-4で敗れたスポルティングCP戦、そして2点リードから2-４で涙したパリ・サンジェルマン戦を思い起こさせるようなドロー劇に。結果、そのシーズンのマンチェスター・Cはレアル・マドリーとのプレーオフに回り、2戦合計スコア3-6で敗退している。

モナコ戦で悔やまれる結果に終わったマンチェスター・Cだが、ここまでの2試合で勝ち点4を掴み、連勝したのは6チームだけ。21日の次節はビジャレアルとのアウェイ戦で、モナコ戦での反省を生かせるかが注目される。その前に5ポイント差の首位リヴァプールを追撃すべく、再びプレミアリーグの戦いへ。5日の第7節ではブレントフォードとアウェイで対戦する。