昨季途中着任のルベン・アモリム監督は率いてまもなく「嵐が来る」と言い、その言葉通りのシーズンとなってしまったマンチェスター・U。勝ち点、順位、得点はいずれもクラブ史上51年ぶりの最低を叩き出したほか、ヨーロッパリーグ(EL)においてもプレミアリーグでより下の順位に沈み、17年にわたって主要タイトルから遠ざかっていたトッテナムに敗れるという屈辱を味わった。
昨季の締めくくりで「この惨憺たるシーズンを経て、みなさんに『良い日々が戻ってくる』と伝えたい」と挨拶したアモリム監督だが、来たる今季はその言葉通りとなるか。指揮官自身も選手の実力を引き出し切れていない節があるが、今夏にマテウス・クーニャ、ブライアン・エンベウモ、ベンヤミン・シェシュコがアタッカー陣に加わり、昨季の状況から必ずや変わるはずだ。
そんな今夏はアモリム監督にマーカス・ラッシュフォードや、アレハンドロ・ガルナチョ、アントニーといった一掃する権限も託され、スカッド作りにおいて事実上、指揮官に一任される形に。これからはそれらを効果的に活用し、チームを成功に導く責任が指揮官にのしかかってくる。











