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Under-the-radar EPL signings GFXGetty/GOAL

今季プレミアの“有力クラブ以外”で期待の新加入は? 注目選手10傑

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プレミアリーグは昨季の閉幕がつい最近のように感じるが、新シーズンの開幕がいよいよ目前に。王者リヴァプールは今季を迎えるにあたり、フロリアン・ヴィルツらの獲得でおよそ3億ポンドの資金を投じて、ボーンマスとのホーム戦からタイトル防衛のシーズンに入る。そんなリヴァプールが今季も優勝候補の本命と目されるが、巨額を投じたのは彼らだけにあらずだ。

アーセナルはヴィクトル・ギョケレシュらの獲得に1億9000万ポンドほどを費やし、マンチェスター・シティもラヤン・チェルキらの新戦力に1億5300万ポンドを投下。ジョアン・ペドロらを射止めたチェルシーに至っては2億5000万ポンドの補強費を記録したほか、マンチェスター・ユナイテッドもベンヤミン・シェシュコらの獲得費で2億500万ポンドを記録するなど、9月1日までの今夏移籍マーケットはこれからも注目度の高い移籍の成立が予想される。

プレミアリーグの移籍市場における歴史を振り返ると、終わってみれば総額24億ポンドの移籍金が動いた過去があり、その数字をも上回っていきそうな今回だが、そうした移籍はエリートクラブによるものばかりではない。本稿ではそうしたエリートクラブ以外の移籍で注目の選手を10名に厳選し、紹介する。

  • Igor-JesusGetty Images

    イゴール・ジェズス(ノッティンガム・フォレスト)

    南米のサッカーに精通するティム・ヴィッカリー記者から“現代のドログバ”とも評され、2024年夏にシャバブ・アル・アハリからボタフォゴへと移籍すると、そこで目覚ましいほどに台頭。屈強さも売りのストライカーで、“リトル・フロッグ”との皮肉な愛称もあるが、昨季のボタフォゴでリーグ戦とコパ・リベルタドーレスの2冠に貢献し、ブラジル代表入りも遂げた。

    フォレストが投じた額の1000万ポンドは先のクラブワールドカップでの活躍ぶりからすると、安すぎるように感じるほどだ。クラブワールドカップで2ゴールを決め、卓越したボールキープ力ではカウンターの起点に。驚異的なバネや容赦のない追い回しも武器であり、それらで178cmのサイズを補う。フォレストでも同じようなシステムで起用されれば、同等の活躍が期待できる。

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  • Evann Guessand Aston Villa 2025-26Getty Images

    エヴァン・ゲサン(アストン・ヴィラ)

    アストン・ヴィラは8月に入っての1週目で今夏初の大型補強として獲得し、この移籍はクラブ史で10番目に高額な3000万ポンドを記録。ウナイ・エメリ監督が率いる攻撃陣にまったく新たな次元をもたらすポテンシャルの持ち主であり、それを考えると、十分に価値があると言えるだろう。

    9番としても、両サイドとしてもプレーできる万能性があり、プレミアリーグですぐにやっていけるだけの力とスピードも兼備。昨季のニースではリーグ・アンで12ゴールを決め、ほとんどが右サイドでのプレーからで、8アシストとチャンスメーク力も光る。オリー・ワトキンスへの供給源としても期待だ。

  • Antoni Milambo Brentford 2025-26Getty Images

    アントニ・ミランボ(ブレントフォード)

    ブレントフォードがヨーロッパの強豪クラブを抑えての補強にキース・アンドリュース監督も歓喜。「アントニのボールを持って仕掛けていくスタイルは素晴らしい。彼には相手を抜き去る能力があり、ゴールにも向かっていける。我々が作っているところである中盤を完璧に補完してくれルはずだ」と述べている。

    フェイエノールト時代のような輝きを放てば、ブレントフォードにとってクラブ史最高の中盤になる可能性も。16歳でフェイエノールトのトップチーム入りを果たすなど、才能に溢れ、激しいプレッシングも魅力だ。ブレントフォードの高強度なプレースタイルにもマッチし、ブライアン・ムベウモが去ったカバーも期待できる。

  • Maxim De Cuyper Brighton 2025-26Getty Images

    マキシム・デ・カイペル(ブライトン)

    ブライトンは今夏、ジョアン・ペドロ、ペルビス・エストゥピニャン、シモン・アディングラ、エヴァン・ファーガソンといった選手を失った一方で、新たに9選手を獲得。クラブ・ブルッヘから加入したこの新加入選手はエストゥピニャンに代わる存在で、ブライトンで次にサクセスストーリーが期待される選手と言っていい。

    昨季のチャンピオンズリーグでアストン・ヴィラが身をもって体験したように、創造性とゴールへの嗅覚にも優れたサイドバックで、ブライトンにとって大きな武器になりうる。さらに24歳とは思えないほどの守備意識の高さも印象的。だが、何よりも重要なのはファビアン・ヒュルツェラー監督が勝者のメンタリティをもたらせる存在として期待していることだ。

  • Everton v AS Roma - Pre-Season FriendlyGetty Images Sport

    ティエルノ・バリー(エヴァートン)

    このストライカーはバーゼルからビジャレアル入りした昨季が初の欧州5大リーグでのシーズンだったが、驚くほどスムーズに適応し、ラ・リーガ11得点4アシストの活躍でのチームの5位フィニッシュに貢献。アレックス・バエナとのコンビも強力だった。

    エヴァートンはこの選手に大金を投じたが、空振りに終わる可能性は低い。かつてのエヴァートンでプレーしたロメル・ルカクと比較されるほどの存在で、足もとでも、高さでも脅威になれ、退団したドミニク・キャルバート=ルーウィンの後釜として期待される。

  • Habib Diarra Sunderland 2025-26Getty Images

    アビブ・ディアラ(サンダーランド)

    サンダーランドは念願のプレミアリーグ復帰1年目となる今季に向け、グラニト・ジャカ、シモン・アディングラ、マルク・ギウといった名の通ったプレーヤーを次々と獲得したが、この選手が最も大きな補強になるかもしれない。この中盤の選手を獲得するにあたり、クラブ史上最高額の移籍金を投じている。

    セネガル代表プレーヤーだが、U-21フランス代表歴もあり、あのエンゴロ・カンテやポール・ポグバが自身のロールモデル。それ故、2人の良さを彷彿とさせるプレーが印象的で、タックルの粘り強さや、ライン突破からのキラーパスも武器だ。サンダーランドにとって残留が目標となるなかで得点源としても期待できるのも見逃せない。

  • Jhon Arias Wolves 2025-26Getty Images

    ジョン・アリアス(ウォルヴァーハンプトン)

    これまでのキャリアを北米で紡いできたが、先のクラブワールドカップでブレイクスターに数えられる活躍を披露。そのスピードと巧みなプレーでフルミネンセの準決勝進出に貢献した。ロングレンジから沈めたFKは大会のベストゴールにも輝いた。

    ウォルヴァーハンプトンはこのアタッカーにプレミアリーグでも同様の魔法がかった活躍を見込み、27歳と遅咲きだが、ヴィトール・ペレイラ監督のチームにおいて、マテウス・クーニャの穴埋めが期待されるところ。クーニャほどの得点力こそないが、プレーメーカーだ。

  • Manchester United v West Ham United FC: Premier League Summer SeriesGetty Images Sport

    エル=ハッジ・マリック・ディウフ(ウェストハム)

    アーロン・クレスウェルとヴラディミール・ツォウファルが揃って退団し、エメルソン・パルミエリの去就も揺らぐウェストハムのグレアム・ポッター監督にとって、新たな左サイドバックの獲得は最優先事項。そこで白羽の矢が立ったのは昨季のスラヴィア・プラハで公式戦41試合で11ゴールの得点関与を記録したこの選手だ。

    年齢としてもまだ20歳で、スラヴィア・プラハのリーグ制覇に貢献したほか、ヨーロッパリーグでも上々の活躍を披露。ステップアップの準備ができた状態での移籍と言っていい。駆け上がってのクロスが得意なサイドバックとあって、ニクラス・フュルクルク、トマーシュ・ソーチェク、ジャロッド・ボーウェンといった選手は恩恵を受けるはずで、守備でも戦術理解力とフィジカル面での貢献が期待される。

  • Anton Stach Leeds 2025-26Getty Images

    アントン・シュタッハ(リーズ)

    リーグは今夏の移籍市場で6選手に7500万ポンドを費やしたが、最も高額な移籍金だったのがこの選手だ。昨季は所属先だったホッフェンハイムが散々たる結果だったなか、数少ない希望の光となり、ブンデスリーガ残留の原動力に。1試合におけるインターセプト数やクリア数は欧州5大リーグでも上位にランクインするほどだった。

    昨季のホッフェンハイムではパス数や走行距離に関してもチームの上位に入り、そうした数字はリーズがプレミアリーグ復帰初年度から躍進する上で不可欠な要素のすべてで、リーズにとってはその資質を持った選手を獲得した格好。190cmオーバーのサイズだけでなく、ボール捌きのスキルを併せ持つ点もチームのトランジションにリズムをもたらすうってつけの存在だ。

  • Eli Junior Kroupi Bournemouth 2025-26Getty Images

    イーライ・ジュニア・クルーピ(ボーンマス)

    ボーンマスは比較的静かな夏を過ごしており、今年1月にロリアンから今夏加入が内定したこの選手により大きな注目が集まるところ。かつてフランス代表や、チェルシーで活躍したティエムエ・バカヨコからキリアン・エンバペと比較されて話題の選手で、昨季のリーグ・ドゥで22ゴールを記録し、ロリアンの昇格に貢献した。

    その自身を胸にボーンマスへとやってきた19歳はしばらくエヴァニウソンの控えになりそうだが、アンドニ・イラオラ監督にとってワイルドカードになるポテンシャルも。すでに強力なフィニッシャーで、少ないチャンスを仕留める力があって、持ち前のスピードに敵うDFもそう多くない。また、冷静さもあり、年齢を考えると一線を画す存在だ。