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本田圭佑考案の「4v4」、初の国際大会が開催! 日本優勝ならずで「不安にも楽しみにも思えた大会」…登場のレジェンドも会場魅了

「TOYOTA Presents,4v4 ASIAN CUP 2024-25」が大田区総合体育館で行われ、日本代表の歴代レジェンドも会場を沸かせた。

元日本代表MF本田圭佑が育成年代向けの4人制サッカーとして考案した「4v4」。10分1本勝負にはじまり、20秒のショットクロック、シュートを放ったエリアごとに得点価値の変動、そして監督やコーチが不在という独自ルールが特徴的で、子供の自主性を重視し、自ら考えて行動する力を育む目的が込められている。

そんな「4v4」の初となる国際大会が「TOYOTA Presents,4v4 ASIAN CUP 2024-25」と銘打たれ、実現。今回はアジア10カ国から各国予選を勝ち抜いた代表チームが集まって予選リーグから行われ、準決勝で日本の「GAMER」をPK戦の末に下したタイの「LUCKY BOYS」がシンガポールの「Hart United」との決勝も制して、初代アジアチャンピオンに輝いている。

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    その後、本田、内田篤人氏、松井大輔氏、柿谷曜一朗氏からなるスペシャルレジェンドチームと各国のベストプレーヤーによるチームのスペシャルマッチも実施。開始早々に柿谷が強烈なシュートでネットを揺らすと、松井氏もさすがのテクニックで相手を翻弄し、チームとしてヒールにループとスーパーなゴールを連発させて圧勝した。

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    本田は大会後の囲み取材で「見ている方としては最高に盛り上がる試合が少なくとも5試合ぐらいありました。それはいずれも逆転勝利で、まさに「4v4」ならではでしたね」と振り返り、タイの優勝という結果にもこう続けた。

    「良かったのはアジアの国のチームが結果を出せたところ。正直、日本勢が圧倒的に優勝するんじゃないかなという思いがありました。でも、実際にやってみると、そういう簡単な試合は日本に1試合もなかったし、これからアジアのレベルがどうなっていくのかなと不安にも、楽しみにも思えた大会です」

    この大会の今後についても「今回は初のアジアカップということでした。わずかと言ってもいいけど、(今大会に参加した国の数だった)10カ国というのを増やしていきたいと思っています」とし、内に秘めた展望を口にした。

    「将来的には子供の世界大会、ワールドカップに並ぶものを作りたいと最初から言っています。なかなか簡単ではないけど、その情熱をもって運営側もやっていけたらと思っています」

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